3月16日に放送されたラジオNIKKEIの『私を競馬につれてって』の中で藤江れいなさんの地元の『鎌ヶ谷特別』にちなみ『藤江れいな的3大レース』を考察するメールがリスナーから投稿され読まれたが、ウチはその際ツイートしながらあれこれ考えていたら、2022年1月に小林雅巳アナが日経電子版のコラムとして『日経』あるいは『ラジオNIKKEI』重賞2冠の可能性に関して書いた記事を思い出した。
この記録にビビビときたのが史実では3歳時に皐月賞・天皇賞(秋)・有馬記念を制しているウチのエフくん(エフフォーリア)。エフくんなりに『達成されたら違う意味ですごい記録』というのもあったようなので聞いてみることにした。
―――小林アナのコラムにあった『日経二冠』なんだけど、同じ天皇賞(春)を目指すという意味では不可能ではないと思うんだけどエフくん的にはどう思うかな?
エフくん(エフフォーリア):確かに不可能じゃない…けど。でも日経新春杯勝ったところでレーティングが積み重なってしまうし、加えて栗東所属馬が勝ちやすいから勝っても阪神大賞典に流れるんじゃないかな。日経新春杯に敗れて日経賞に回るならあるけど今のローテーションで考えつくのはボク的には美浦所属の馬に限られてくるか、よほど最強クラスの地方馬しか考えつかないね。
―――あと、『ラジオNIKKEI二冠』というのも書かれていたけれどこっちは?
エフくん:こっちもレースの性格的に厳しい気がする。ラジオNIKKEI賞は春のクラシックで及ばなかった馬が再起を期す馬のはずだし、片方のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの方はホープフルステークスの前哨戦で勝ってそのまま活躍が続けば皐月賞やダービーにありついちゃうと思うな~。でも、京都2歳ステークスで勝ったところでその後不振になって再起を期すのにラジオNIKKEI賞に出るなら物理的に不可能ではない気がする。その場合しかチャンスがないと思うんだ。
―――実はエフくん、達成されたら違う意味ですごい記録になりそうなものがあるって聞いたんだけど…
エフくん:一つ目は3歳限定重賞による『民放3歳三冠』ってやつなんだ。『フジテレビ賞スプリングステークス』『テレビ東京杯青葉賞』『ラジオNIKKEI賞』の全部を勝つというもの。最初のスプリングステークスは勝ってしまった時点で皐月賞で勝ってしまったらそこで終わりなんだけど皐月賞の優先出走権パスしてダービーの出走権を狙いに青葉賞を使いダービーで敗退してラジオNIKKEI賞を使って勝つなら不可能じゃないと思うんだ。
―――ずいぶんとウルトラC的な技じゃ…
エフくん:でもそこまで考える調教師ってそう簡単に表れないと思うんだ。どの馬も目指すはあくまでGⅠなのと、ラジオNIKKEI賞なら抽選を突破すれば1勝クラスから出ることやリステッド競走で実績作って出ることも可能だし。あと、最初の2戦勝ってしまうと登録した時点でハンデが60kgを軽く超えてしまうから敬遠されてしまうんだと思う。
―――もう一つ達成されたらすごい記録というのは?
エフくん:年またぎなんだけど『民放牝馬二冠』ってやつ。年をまたいで『KBS京都賞ファンタジーステークス』と『関西テレビ放送賞ローズステークス』の双方の制覇をやるというの。ファンタジーステークスで阪神ジュベナイルフィリーズへの出走賞金を上積みしてその後低迷するようなら再起としてローズステークスを勝って秋華賞の権利を獲るの。これだったら斤量的に負担も少なそうだから不可能じゃない気がする。
―――そういう意味だと、ほかに珍しい二冠三冠とかあっても不思議ない気がするけど。
エフくん:少なくとも昔の重賞体系でできそうなのたくさんありそうだし、地方は地方で『珍・二冠三冠』とか結構ありそうな気がするな~。ヨカちゃん(ヨカヨカ)の故郷の小倉で三冠達成した大先輩がいたくらいだし。
どうもエフくんは「探せば『珍・二冠三冠』というのはどんどん出てくる」というのを考えているらしく、中央地方問わず出てきそうなイメージを持っているようである。そこで、この記事をご覧の皆さんで、『こんな珍・二冠三冠』というのを見つけた方はこの記事へのリプや私のプロフィールをクリックしてメッセージを送っていただく形でお寄せいただければ「なるほど!」というものがあれば紹介させていただこうかと考えた。中央地方を問わず、重賞準重賞か否かも問わない形にしたいと思うので、情報とかお寄せいただければありがたい。