JRAも地方も問わず、競馬観戦を退屈させないのが競馬場内のグルメ。各競馬場のカラーが見えるのも競馬場グルメの特色。日々ラジオNIKKEIのアナウンサーが展開する日経電子版の『競馬実況アナ日記』ではめったに競馬場グルメを扱うことはないのだが、新潟競馬場にある『一〆のたれカツ丼』を愛する藤原菜々花アナが深掘りしたコラムが掲載されていたのでリンクを貼る。
また、JRAが、キャッシュレス投票のUMACA購入金額に応じてポイントを獲得できるサービスを2023年4月の京都競馬場のグランドオープンに合わせ開始とのリリースがあった。
「馬券もキャッシュレスなら競馬場グルメもみんなキャッシュレスにした方がいい」と考え出したのは史実では2021年に京都競馬場主催のアイドルホースオーディションで選抜されぬいぐるみになったキー坊(キセキ)とヨッちゃん(ヨシオ)。どんな競馬場グルメがキャッシュレス決済にふさわしいか、そしてUMACAでの競馬場グルメの購入についていろいろ考察があった。
ヨッちゃん(ヨシオ):競馬場グルメっておいしいし手軽だし外さないイメージってあるけど、支払い方にもこだわった方がいいと思うんだ。
キー坊(キセキ):確かにそれは一理あるよね。JRAの競馬場のグルメでもキャッシュレス決済とか合いそうなの結構多いし。地方でも売れ筋のグルメなんかキャッシュレスでも買いたいものってあると思う。
ヨッちゃん:旦那さん冒頭に上げたたれカツ丼の一〆さんとか元々料亭だから、キャッシュレスとかやっても不思議ないよね。
キー坊:僕なら東京競馬場の深大寺馬そばなんかキャッシュレスでも買いたい逸品だな。ササっと払ってすする蕎麦も悪くはないし。それにJBC近いからピックアップするけど、盛岡競馬場のジャンボ焼鳥なんかキャッシュレスでも買いたいところある。
ヨッちゃん:あと地方のメジャーなところだと門別競馬場のいずみ食堂。あそこのそば関係もファン多いしキャッシュレスでも食べたい人多いと思うな。
ヨッちゃん:それはそうと、UMACAのポイントサービスとして、競馬場内のグルメでポイント付与したり、UMACAで競馬場グルメが楽しめたりできないかな?
キー坊:今は無理だと思う。確かUMACAのシステムってチャージしても『投票用の資金』にしかならないし、払戻金が『清算用残高』という形でしか引き出せないから今のシステムだと無理だと思う。現金やクレジットカード、他の電子マネー、QRコード決済で購入してそれをポイントに変えるなら可能かもしれないけど。
ヨッちゃん:それは不便だ。そういう意味では楽天競馬とか最強だと思う。地方の競馬場内のグルメを楽天Edyや楽天ペイ、楽天カードで決済出来ればそこで得られた楽天ポイントを楽天競馬の残高に組み入れ馬券購入に使うこと可能みたいだし。楽天って競馬に限らずポイント経済圏がしっかりしているところがあり、そこに加えて中央地方問わず競馬場グルメも経済圏に取り込めばグルメでポイント→地方競馬の馬券で消費という技もできそうだし。
キー坊:なんとなくだけど…競馬場グルメってオールドファンにすれば『当たった配当で飲み食いするのが至高の楽しみ』って人多いし、競馬関係もキャッシュレスは馬券だけでいいような考えのところあるから、キャッシュレス決済に向けた新規の投資が進まないところってあると思う。
ヨッちゃん:結構難しいんだ…そう考えたら話が飛ぶけど、UMACAで競馬場グルメをピッと決済なんて夢のまた夢なんだね。
2頭が描いていたのは『競馬場グルメにおける現金とキャッシュレス決済の併用』という姿だが、ヨッちゃんはそこから飛ぶ形で『競馬場グルメもUMACAで』というシナリオだった。UMACAは現在勝馬投票用途限定になっているため、大規模なシステム改修など、その手続きは複雑多岐にも及ぶため、ファンサービスの課題として長期に抱えていくことになりそうとみた。
だた、ヨッちゃんの発想が実現するとなれば、(これはウチの考えだが)競馬場グルメより先に各地のターフィーショップの方をキャッシュレス決済対応にした方が早いとは思うが…競馬グッズの(ほかのファンに迷惑にならない程度の)まとめ買いだけでも大口になるため、こっちの方を先行させた方が買いやすい競馬場・使いやすいUMACAのイメージにもつながると思っている。