このブログを開設した当初、ラジオNIKKEIの競馬実況アナに関してこんなことを書いた。結構読まれている方も多かったので自己リブログしておく。

その後になって…

 

『中央競馬実況中継』の番組ブログに、こんなことを書いた記事を見つけた。

 

実は、私がブログに書く以前、しかも白川次郎さんの著書が出たあたりから『平日に競馬実況アナは何をやっているか問題』が噴出したというのだから私なりのショックも大きかった。しかも、いまだに『ラジオNIKKEIが民放としての認知度が低い』という問題にまでぶち当たっているらしく、私には腹が立つどころか「ラジオ局としてかわいそう」という思いに変わってしまった。

 

 

元々、ラジオたんぱの時代から『平日は株式市況、土日は競馬』というスタイルは変わっておらず、私も最近になって『15~20分のマーケットデータだけなら』という軽い気持ち(投資家界隈の方には言い方が不謹慎かもしれないが)と聴くに堪えないラジオショッピングの撤退で聴取に支障がなくなったこともあり、暇な時間や在宅時間に市況実況番組『マーケットプレス』を聴くようになった。

↑マーケットプレスの番組ロゴ。

ラジオNIKKEIのホームページのリニューアルに合わせすっきりしたものに変わっている。

 

番組内では競馬実況アナが生CMを読む場面がいくらか確認できており、競馬実況、平日のニュースとはまた違った一面を聴くことができる。

 

 

ここまではあくまで東京本社の話だが、関西支社ともなると、独自で番組のディレクターを抱えているアナウンサーしか競馬番組以外の番組に携われない事情があり、その代表例が今年3月まで放送されていた『こだわりセットリスト』である。関西支社(動画収録当時は大阪支社)に在籍している山本直アナはファンであるAKBグループの楽曲を担当する曜日のディレクターをやっていたことがあり、その制作の裏側が含まれた動画をラジオNIKKEIのYouTubeチャンネルに見つけたので貼っておく。

 

実際問題、現在の関西支社の場合は主に競馬番組に特化した拠点化しているため(これは私の想像だが大阪証券取引所があった時代にはザラ場の取材に出向くマーケット記者が在籍していた可能性がある)、競馬以外の番組の制作収録ともなるとスタジオの規模(こじんまりしているようである)もあるため、関西びいきとして意欲的なビジネス・マーケット番組とか制作しようとなると東京本社で原案を作って関西支社のスタジオで収録という風に手間のかかる話である。それ故に、競馬番組以外のものを関西支社で作るのにも制約が出て、かえって関西支社のアナウンサーが競馬番組に専念しやすい環境にもなっている。

 

 

逆の話(マーケット番組界隈の場合)も想像の範囲でしておこう。

 

マーケットプレスのキャスター陣ともなると、出演時間以外での活動も競馬実況アナとは比べ物にならないくらい多く、マーケット番組の社員パーソナリティー(この記事執筆時でゾウたん調べでは記者2名しか確認できていない)の場合は企業へ決算関連のオンライン取材、『兜倶楽部』(兜町の証券記者の記者クラブ)での情報収集、週末の投資家向けのIRセミナーの企画立案進行…土日になってもやることは数知れないといった現状であろう。市況実況にあたる社員外のアナウンス陣も共演者の配信番組や個別の投資情報番組の収録、企業トップへのインタビュー…かえって競馬実況アナにも引けを取らない忙しさは想像できる。

 

 

では、何が言いたいのかって?

 

要はラジオNIKKEI社員アナウンサー・パーソナリティーは主たる担当業務か否かを問わずやることは多いということ。私の場合は競馬実況アナや社員マーケットパーソナリティーに感謝の気持ちを持たないと競馬中継も市況実況も聴けないのである。とりわけウチのお馬さんたちは、定時でニュースを読む競馬実況アナや外部のキャスター陣にニュース番組終了時に「ご苦労様でした」と一言いうのを心掛けているくらいである。