ラジオNIKKEIの競馬実況webには、JRA重賞や一部のダートグレード競走の陣営のコメントが追い切りが行われるタイミングでほぼ必ず毎週のように載る。実は最近知ったのだが、netkeiba.comにも取材した競馬実況アナウンサーをライターとして扱う形としてコメントがそのまま掲載される。しかし、北海道での重賞となると滞在競馬が主体のためか、陣営のコメントをチェックするとなると、ほとんど競馬実況webに載ることはなく、原則として各スポーツ新聞や専門紙への掲載を待たなければならない。

 

そんな中でも、今年の札幌記念に関しては何か試験的なのか(8月17日放送の『競馬が好きだ!』では本人の志願によるとの話だが)、関西支社から三浦拓実アナが実家のある札幌に帰省するのを利用して先乗りしそのついでで函館競馬場にて直前追い切りを行った馬の陣営を取材し、そのコメントが掲載された。参考ではあるが、人気が想定されるソダシのレポートを例にリンクを貼っておく。

 

 

 

最近入厩したウチのサトぽん(サトノダイヤモンド)は北海道での重賞の関係者レポートが載ることがなかった事情に関して疑問を持っており、話を聞いてみるとサトぽんなりにその解決策についても話が及んだ。

 



 

「北海道で重賞がある時に限って競馬実況webに陣営のコメントが載らないっておかしいと思う。今年の札幌記念の場合は注目度に加え拓ちゃん(三浦アナ)が札幌への帰省に合わせ志願したのもあって試験的にやってみようということになったんだろうけど、陣営のコメントが独自取材した各スポーツ紙・専門紙だけしか載らないというのも陣営のやる気が伝わらなくでダメだと思う。」

 

「ラジオNIKKEIも北海道での重賞のある際は今回の三浦アナのようにその週の担当の実況アナが一足早く現地に前乗りする形にして取材してコメントを載せるとか配慮してあげてもいいんじゃないかな。札幌記念だけじゃなくてほかの重賞でもやってほしいのあるんだけど。北海道での重賞がある場合はその週の実況アナのうち1人は先乗りして函館か札幌での取材原稿upしないと馬券の参考にする人いないと思う。たまたまこの週は東日本で重賞ない関係で美浦での取材がないからできたかもしれないけど、東京本社から先乗りしたっていいんじゃないかな。その分のアナウンサーのうまきんⅢの出演とかは関西コーナーを短縮するかたれかつ予想か落雷予想をメールで済ませれば電話で対応できると思うし。」

 

「北海道でもGⅢは2人のうちだれか行けばいいと思うし開幕週の重賞だと取材の足でそのままセッティングまで滞在可能だと思うからやりやすいと思う。札幌記念はまた別で、第2放送での中京でのGⅠ中継に倣って検量室取材要員にもう一人アナウンサーが入った方が実況アナの負担減ると思う。そうくればパドックの情報も伝えられるしやりやすい気がすると思うな~。今回はBSイレブンでのサポートの配慮とかあって難しかったと思うけど、ボク的には雅巳さん(小林雅巳アナ)に3人目とかで行ってほしかったな~。今年はBSイレブンのサポートに回ってしまったの惜しいと思うよ。その役割なら夏の札幌大好きな面目躍如できそうだし。」

 

 

北海道での重賞取材に関してサトぽんの考えていたことの骨格は三浦アナの志願もあって札幌記念で実現する形にはなったものの、この動きが北海道シリーズの全重賞に広まってほしいという願いはラジオNIKKEIのリスナーやnetkeiba.comとかで情報収集されている方ならほとんどの方がお持ちかと思うので、今後の展開に期待したいというのもわかる気がする。だが、札幌記念の週のアナウンサーの割り振りを高松宮記念やチャンピオンカップの様な中京競馬でのGⅠのような方式にして、しかも3人目を夏の札幌競馬を愛する小林雅巳アナに行ってもらうという考えはいくら嘱託の身であるとはいえ実況に従事しないと消化不良になって本人のモチベーションにもならないと思うのだが…(;・∀・)