『ダービーシリーズ完走計画』その2年目

 

今年も無事に完走することができた。各地区のダービーシリーズ覇者も出揃い、7月13日のジャパンダートダービー(大井・JpnⅠ・2000m)への選定馬も判明したので、結果表を貼っておく。

 

結果的に4地区で二冠達成があり、その分は実力通りのところがあったが、九州ダービー栄城賞が思わぬ波乱、高知優駿は一冠目からの雪辱、南関東と兵庫は二冠までのハードルが高いといった印象だった。昨年の完走計画初挑戦の際は『強い者は強い』的な決着が多く安定味もあったが今年は『二冠に『壁』があるところは厳しい』と片付けた方がいいかもしれない。二冠達成の4頭に関しては、この先の路線次第では地区のスターを張れる資格はあると見ていい。二冠にならなかった組ではジャパンダートダービーへの選出が発表されたカイル、バウチェイサー、ガルボマンボあたりがこの先でダートグレード競走を使えば戦えそうなイメージがあると見ている。

ダービーの性格上おおむね2000m前後を使っていることもあって、上り馬との比較する必要はあるものの、二冠の4頭はそのまま3歳秋のチャンピオンシップの対象競走に進んだ場合は素直に本命にしてよさそう。

ダービー馬の中からジャパンダートダービーへの選定が発表された馬を見た場合、二冠のタニノタビトにしてもダービーが悲願の一冠だったカイル・バウチェイサー・ガルボマンボにしても狙うのであれば馬券戦術上はあくまで穴馬として考えることになりそう。かといって次に記載するがJRA勢のレベルが強いながらも頭抜けた馬もいない感じであり、3連単なら3着付け、3連複のヒモに加えるとか一考の余地はありそう。

 

 

話は変わってジャパンダートダービーへの選出が報じられたJRA勢とその他路線組の馬について書こうと思う。まずは選定された馬のレーティングを見ていきたい。

頭抜けた馬はいないが、兵庫チャンピオンシップを勝ったブリッツファングが109ポンド、ユニコーンステークスを勝ったペイシャエスで108ポンド、2着のセキフウで107ポンドとパフォーマンス的には申し分ないと見られ、レーティングから入る場合はこの3頭を馬券の軸に考えた方がよさそう。牝馬だと関東オークス3着のスピーディキックがいるが97ポンドで牡馬換算に修正しても101ポンド相当と能力的には何か物足りない感は否めない。あと兵庫チャンピオンシップ2着のノットゥルノもいるが97ポンドとこっちは何か厳しそうなムードがありそう。これらの2頭の場合は馬券検討上は穴馬としての単複か連複式のヒモとかが向いている可能性が高い。

 

 

ここまで出てきた組は馬券に絡めても楽しめそうだが、他に選定された南関東勢は(補欠繰り上がり候補を含む)パンチ力を欠く馬がほとんどのため見送った方がよい雰囲気が強いと考えた方がよさそう。ただ、昨年のキャッスルトップのように12番人気からの大逆襲的な金星もあり、まだ展開が変わる余地も残るため、直前の追い切り時計とか当日のパドックとか厩舎のコメントとか…駆使するファクターは使っていくのも必要になるかも。