私のブログには『ウチのお馬さん』シリーズとして馬のぬいぐるみが登場する。

 

実は、馬のぬいぐるみの収集癖に至るルーツに、私のアダルトチルドレン体験があるので、その辺を今回告白したい。なおポエムっぽい書きまわしになるかもしれないがご了承願いたい。

 

 

私の家庭は一種の機能不全であった。

父親は毎日飲んだくれ母親は弟の不登校に無理解。

親が家族の問題を認めない否認と口外するのを両親そのものが許さない雰囲気が作られていた。

そのために親の意向を忖度した学校生活を送らざるを得ず、

社会人になってからも常識的なルールではなく

親の言う通りでなければ許されない生活を送ることになる。

そんな中

『誰にも愛されない』

日常の中育っていく形になっていた。

アダルトチルドレンの体験である。

 

ある時、考えもつかない抑うつ状態の酷さで

かかりつけの心療内科に行った際のこと、

症状を話した私に主治医から

「夢中になっていることってあるの?」と聞かれ、

「馬券は買わないんですが競馬ですかね」と答え、

「ふ~ん、何か癒されるものがあるとしたら?」

「ぬいぐるみかな…」

主治医は私が競馬好きなのをわかっていたかのようにこう返した。

 

「馬のぬいぐるみに癒されるというのはどうだろう?」

思わぬ提案であった。

そこでぬいぐるみがセラピーツールになることを知った私は、

「ありがとうございます!」

と答え実践する。

 

この受診当時は今のようなアイドルホースシリーズではなく

まだアバンティー社発売のぬいぐるみが主流だった頃

当時三冠を達成したナリタブライアンに『ブラちゃん』ってあだ名をつけ

毎日のように戯れていた。

 

その後第1期の馬のぬいぐるみ収集が続き

田舎に転勤するまで数年続いた

その時集めていたものは

単身赴任の形見として母親に残した

 

3年後に実家に戻ったときに

母親が返してきた以降は

競馬を離れていたこともあり

段ボールに入れ部屋の片隅に置いた

 

そして今のアイドルホースシリーズの発売展開に合わせ

コレクションを再開

今では落ち込んだ時、癒されたい時に

話し相手になってくれている

頼もしいメンバーたちである。

 

 

機能不全家族・アダルトチルドレンの果てが馬のぬいぐるみ収集に至るある意味変なケースかもしれないが、これは私の複雑な心理状態がそうさせた面もあり、しがないおじさんの趣味としては悪趣味に思われる方もいるかもしれないが、これで自分の精神状態の安定を図っている状況でもあり、経済面の許す限りは続けたいと思っている。