ここ2年、ばんえい競馬で大きなエキシビジョンデーが新型コロナの影響で中止となっている。JRAジョッキーDAYとレディスジョッキーズシリーズ(直近開催はレディースヴィクトリーラウンドの名称)のばんえいエキシビジョン。この2つのエキシビジョンに関しては、以前『女性騎手限定競走』の可能性に関して一ネタ書いた記事(リンクを貼る)でピョンピョン(オジュウチョウサン)が発言した内容に『エキシビジョン2つコラボさせてJRA騎手と地方女性騎手の対抗戦なんかどうか』というのがあったが…

 
2つのエキシビジョンとも話題性と集客率が高く、とりわけばんえい唯一の女性騎手である竹ケ原茉耶騎手の需要はここで高まる傾向があり、さらには稽古と称してオープン馬を平然と送り込む厩舎までいるくらいである。記憶に新しいところでたまたま現役になるがばんえいオークス覇者のミスタカシマがJRAジョッキーDAYに送り込まれたことがあるくらいである。
 
話は変わるが、今回、『新しく新感覚のばんえいエキシビジョンを作ったらどんな感じのものになるか?』って中身でフィーちゃん(フィエールマン)とララ美(ラッキーライラック)の同い年コンビで話が進んだ。

※2頭の背後に映し出したのはばんえい競馬のホームページから昨年ばんえい記念を勝ったホクショウマサルの勇姿。この度はNARグランプリのばんえい最優秀馬部門の受賞、関係者の皆様おめでとうございますニコニコ
 
 
フィーちゃん(フィエールマン):ばんえいって色々エキシビジョンやっているけど、こんな人たちでエキシビジョンやったらというの考えたことってあるかな?
ララ美(ラッキーライラック):私も不勉強なところあるけど一つ思いついたことあるわ。デビューを翌年に控えた競馬学校の騎手課程の生徒さんが取り組んでいる『競馬学校チャンピオンシップ』のばんえいエキシビジョン版とかいいと思うわ。近頃雷太さん(中野雷太アナ)がこの話日経電子版のコラムで紹介している(リンクを貼る)けど、地方競馬に関しても座学や地方競馬教養センターの騎手候補生との交流の場使って学んでいると思うし。

 

フィーちゃん:わざわざ帯広まで飛んでっていうのかな?それとも札幌競馬場で一戦演習組んでそこから帯広に流れるって感じか。それ移動経費だけでもコストかかると思うな僕は。逆に競馬学校に馬とソリ・荷物持ってきてやるにしてもそれもまたコストかかるし。輸送費用だけでも高額のはずだし。それくらいなら僕考えるのはヤングジョッキーズシリーズのばんえいエキシビジョンとかの方が実現早いと思うぞ。出場資格のある地方の若手騎手を東西に数班に分けて対抗戦にするか、ブロック別に若手騎手を分けて競う形とかの方が現実的だと思うんだが。

ララ美:確かに地方の若手騎手にばんえいの経験をさせるというのも交流という意味では必要だと思うわ私も。あと、これはオッズパークの協賛でガールズケイリン選手選抜エキシビジョン行われたことあるから言うけど、オートレースに『鈴木選抜競走』ってのあるじゃん。そこの出場資格ある選手呼んでばんえいエキシビジョンとしてやるのはどうかなとも思ったわ。

 

フィーちゃん:アイデアは良いんだけどばんえいにも鈴木性なら鈴木恵介騎手いるからややこしくなりやしないかな?あと実現しても出場できる馬は珍名馬限定とかにすると盛り上がる気が。

ララ美:それいいんだけど実況にあたるチームばんえいの皆さん苦労すると思うわ。福山で実況やってた西田茂弘アナとか名古屋の実況の畑野謙二アナとか実況要員として呼ばないとそこは。

 

フィーちゃん:あと一つ僕が思いついたのは障害騎手エキシビジョンというのも面白いと思うぞ。北海道の2場(札幌・函館)なんて障害ないし、平地の騎乗免許でも所有しないと調教での騎乗とかの理由ない限り北海道に来ることがないと思うんだ障害主戦の騎手の場合は。

ララ美:障害騎手は平地の騎手に比べて障害飛越の危険度からケガが多いというから結構騎手間の結びつきも多いというのに、それ実現させるなら夏競馬に障害戦の空白作らないと無理じゃん。ばんえいでのエキシビジョンに参加してまで事故に巻き込まれたくはないはずだし。

 

 

2頭の会話ではアイデアは出るもののどこかリスクのつきまとう感じで消えそうになるというモグラたたき的な展開であった。でも、地方競馬の未来を考えての2頭のアイデアは実現すればばんえい競馬の売り上げや認知度の向上に向けた『エキシビジョンの拡充』に一役買う形で面白いとも思った。

 

ピョンピョンの過去の発言も含め、ばんえい競馬の活性化に関して、皆さんもどんなエキシビジョンが考えられるか想像を巡らせてみてはいかがでしょうか?(これは!と思いついた方はよければアイデアを返信いただければ嬉しいです)