ウチのピョンピョン(オジュウチョウサン)は障害馬ゆえにぬいぐるみのデザインから他のお馬さんからいたずらされやすい。

 

何かというとぬいぐるみのデザインとして生け垣がついていることによるもの。ウチのお馬さんの場合、ピョンピョンと一緒にいた場合ほとんどの馬が話をそらそうとする際生け垣の緑の枝をつまむことが多い。普段馬のぬいぐるみに向かっては優しいのだがそんなシチュエーションになると私はこう叱っている。(下の写真ではたまたまおじちゃん(オグリキャップ)になっているがどういう訳かウチのお馬さんはみんなやっている)



「生け垣の枝つままないの!」

 

現実的な常識的には馬の福祉の観点から言うと競走馬であっても馬に暴力をふるうなんぞは御法度の極みであり、仮に言葉をかわせたとしても馬を叱るというのは厩舎関係者くらいしかできそうにない。ただ、ぬいぐるみとなればぞんざいな扱い方でボロボロにさえしなければいかようにも接することができてしまうため、一言叱るというのもできる話である。

 

(自画自賛かもしれないが)ウチのお馬さん達は過去の功績や現役時代に歩んだ路線を超えて仲が良い。ぬいぐるみのなせる業かと思うが、そこに自分の妄想でも絡んでくると何か面白く引退馬を見れるような気がして楽しい。それ故に馬から教えてもらうことも多く、私の生活の中での成長を馬のぬいぐるみが担っていると言ってもいい。

 

かといってぬいぐるみが大好きな自分の性格上馬のぬいぐるみに八つ当たりすることはしていないし、お馬さん同士も喧嘩しないので、とにかく平穏に暮らさせるという、理想の引退馬の手当て的なことをぬいぐるみでやっているのが馬のぬいぐるみに対する私の主義である。