このブログを開設して1周年とエア馬券予想を書くにはやりたかった地方競馬の『ダービーシリーズ完走計画』を無事に遂行できたこともあり、今回は一度ダービーシリーズについて自分なりに振り返り、ジャパンダートダービーがどんなレベルになるのか展望していくことにしたい。
まずはダービーシリーズの勝ち馬から。
勝ち馬だけ見ると、地区二冠達成が6頭誕生という『強いものは強い』的な結末になったレースが多く、地区二冠ではなかったにせよ東京ダービーのようにJpnⅠの覇者がダービーも獲るといったようなレースもあったわけで、二冠は二冠で素直にうれしいし2歳王者がダービーを勝つというのも見ていてスッキリする結果だったと言っていいと個人的には思った。もちろん、兵庫ダービーを制したスマイルサルファーも今後の期待はしていきたいが。加えて北海優駿の場合、JBC2歳優駿の覇者がダービーまでものにする結果となれば、JBC2歳優駿のレベルも今後向上していくのではと感じた。将来的なJpnⅡ昇格もどうやらにらめそう。
あと、レースだけ見て感じたのは、共通ファンファーレを使用している関係か、各地の地方競馬の中でも格調高いレースのイメージで視聴できるということ。あのファンファーレは地方競馬のファンファーレとしてはクセになりそうで、視聴年数を重ねるうちに耳になじんてくる感じがある。加えて、各地の競馬場の特色も学べる感じがあって、全国の地方競馬を本格的に知りたいと思う方には入門用としてダートグレード競走と共にオンライン観戦にお勧めのシリーズものと言ってもいい。無論全レース現地観戦できるに越したことはないのだが。
あと、この際ではあるので、この結果を踏まえた場合に事実上の最終決戦と言われるジャパンダートダービーがどんなレベルになるのか見ていきたい。基本南関東の三冠競走であるため、各地の覇者がすべてそろい踏みするはずもなく、直近で発表された南関東勢を見る限りその可能性も皆無だが、各地で二冠馬続出のレベルを考えた場合、JRA勢にとってはふんどしを締めなおして臨んだ方が得策な感じがある。しかも、JRA勢で選出が報じられた馬が出走した3レースのレーティングを見てみれば…
※ユニコーンステークスはJRAサイト、兵庫チャンピオンシップと関東オークスはNARサイトから転記。
ジャパンダートダービーに選出が報じられた馬に着目すると、兵庫チャンピオンシップでリプレーザが107ポンドでゴッドセレクションが106ポンド、ユニコーンステークスでスマッシャーが108ポンド、関東オークスのウェルドーンは103ポンドでアローワンスを加味した牡馬換算で107ポンド相当となる。ゾウたん的にはJDDの場合エア馬券予想上JRA勢の場合絶対的な本命視には110ポンド必要と見ているが各馬それには足りず、レベル的に物足りないイメージは否めない。加えて二冠馬続出の地方馬の今年の3歳世代のレベルを加味した場合、何か地方勢に付け入るスキがあるのも見えてきた気もする。ただ、直近で発表された南関東組にはインパクトがなく今年もJRA勢で置きに行くしかない実情もうかがえる。
何か、今年のジャパンダートダービーが一例年と同じようにしか見えない感じがして(変な意味で)どこか悶えてしまう。ゾウたん的には地方馬の下剋上を期待したい気持ちが大きいのだが…