ラジオ・テレビ間(以下『ラテ間』と略す)のアナウンサーの交流が最近進んでいる。所謂『ラテ兼営』の局だと当たり前的に行われているがラテ間が別会社で親子関係になっている局もそれは同じで、私の地元だとテレビの夕方の人気ワイド番組のゲームコーナーにラジオ側のパーソナリティをレンタルして呼ぶのも平然と行われている。

 

今回番組を紹介するラジオ日本も日本テレビの子会社ではあるものの全国的なネットワークを持たず独立系のため、ラジオコンテンツの弱さというものも一部では言われてきた。コンテンツ強化のためには巨人戦や競馬中継のように切り売りするかradikoプレミアムからのリスナーを増やすかしかなかったところ。しかし、その山が一気に動きそうな番組がこの春に誕生した。その名も、

 

『日テレアナ・ザ・ワールド!』という番組である。

 

↑番組の公式サイトができていないので公式Twitterアカウントをフォローした当時のヘッダーのスクショを(^^;)↑

 

週替わりで日テレのアナウンサーが2人ずつ登場し、30分1本勝負の取り直しなしのガチンコ勝負で展開する番組。これまでに4回ほどradikoのタイムフリーで聴いてきたが、日テレの番組やHuluの情報はもちろんのこと、登場するアナウンサーのオリジナル企画や新ドラマとタイアップした実況企画などとかなりこだわった内容に作りあがっている。

出演するアナウンサーの組み合わせもこれまで確認できているだけでこんな感じで豪華である。

  • ラルフ鈴木アナ+徳島えりかアナ
  • 水卜麻美アナ+伊藤遼アナ
  • 辻岡義堂アナ+杉原凛アナ(+安村直樹アナ~レポーター役で登場)
  • 上重聡アナ+尾崎里紗アナ
これだけの贅沢な組み合わせでは化学反応が起きない訳がないのも当然で、意外性があったりちょっと感動したり、テレビの世界から一転してはじけるようなトークが聴きどころになっている組み合わせが多く、聴いてて実に面白い番組である。正直テレビが苦手になった私でも、テレビの事情を感じ取れる番組に仕上がっているクオリティはある意味心強く、マンパワー的にもアナウンス人材が豊富なため組み合わせも無限大になりそうで、長寿番組の予感も感じ取れる。
 
あと、化学反応が発展すればできそうなことも書くと、その年入社した新人アナウンサーを24時間テレビの前の3~4回を使って素顔を深掘りしたり24時間テレビや高校生クイズの見どころまるかじり的な企画も平然とできそうな雰囲気がある。コンセプトは改編の度ににアップデートしていくと思われるがその限界も現時点では考えられなさそう。
 
 
実は私的には、ラテ間交流で言えばもう一つ気になる番組があり、それはOBCラジオ大阪の
 
『カンテら!』という番組である。
今回紹介した日テレの場合と似通るが関西テレビのアナウンサーがラジオに挑戦するというもの。ただ、本来の放送時間が月・火曜の深夜で1時間というのがちょっと聴取的にはネックにはなっている。これについては『KEIBA BEAT』の実況アナ陣が出演した回をチョイスしてタイムフリーで一度聴いてみることにしよう。これについても実績が積み重なったら一筆書くことにしたい。