この記事を執筆した時点では、日本の若手騎手のタイトルはJRAと地方合同のヤングジョッキーズシリーズに加え、高知競馬に全日本新人王争覇戦がある。今や桜花賞やスプリンターズステークス、エリザベス女王杯の実況を手掛けるラジオNIKKEIの米田元気アナが大阪支社勤務時代全日本新人王争覇戦に関わる機会があり、高知での取材方々その話題を日経電子版のコラムに書き起こしていた。
そういったことを考えた場合、若手騎手のタイトル戦がもう一つあった方がいいのではと思うようになった。しかし、新規に若手騎手のタイトル戦を考えるところで、すでにあるタイトル2つと合わせ三冠以上にするかが鍵になり、それをどこで開催するか悩みどころである。これから私が考えた候補はヤングジョッキーシリーズとは別腹に組む設定で1日3鞍でポイントを競い勝負する前提で述べる。
最初に考えたのは門別。あまり知られていない1000m・1600m・1700mの3コース使えばできるのではないかと思う。『グランシャリオユースジョッキーズ』と銘打つ形にして。
あまり使っていない距離を活用するなら名古屋もやれないことはないと思う。800m・1300m・1600mとか使えそう。『金シャチルーキージョッキーチャレンジ』と銘打つとか似合いそう。
若手にしのぎを削らせるコンセプトなら金沢もコースバリエーションが豊富でできるような気がする。900m・1300m・1700mとか使えそう。先ごろ引退した角居勝彦元調教師(金沢市出身)にちなんだ冠シリーズ『角居勝彦インビテーショナルフレッシュジョッキーズチャレンジ』としてやれそうな感じがする。
ここに上げた候補に共通するのは「必ずワンターンのスプリント戦を入れ、マイル程度の距離を一戦加える。」ということ。それを踏まえると南関東では大井で、兵庫でも園田でヤングジョッキーシリーズファイナルの開催実績があるのでそれを避ける形のものが三冠目以降にむいていそう。
若手騎手三冠とかが確立されると、騎手の技術向上はもとより、開催場の認知度向上にも寄与すると思うのだが…騎手側も「またあのコースで乗りたい」って意欲も湧くと思う。何かJRAと地方競馬とで新しいアクションはないものかと気になる…(^^;)