私もラジオNIKKEIにハマってからというものの、JRAの公式実況音源を担っていることを利用し、各実況アナの実況というものを平等に聴くようになった。ラジオNIKKEIから地方競馬を知るようになってからは、各地の地方競馬実況アナの公式音源にも親しむようになった。その一方で地上波のテレビ局を補助的に見るようになってしまったのも悲しいながら事実である。こう言ったら欲張りかもしれないが、競馬メディアを俯瞰して見たい気持ちは山々だが…
私が競馬ファンになったきっかけはあるあるになるかもしれないがやはりフジテレビや関西テレビの実況によるところが大きい。グリーンチャンネルを契約していた時期もあったが(現在は諸般の事情で契約はしていない)その時でも印象に残ったのがあるかと言えば白川次郎さん、北野守さん、藤田直樹さんくらいの実況がいくつかあった程度。その当時でも山本直也アナの「踏み切ってジャンプ!」のフレーズにはピンとこなかったのは事実である。それがラジオNIKKEIにハマってからというのがほとんどのアナウンサーの実況が胸を打つようになり、その時々の実況はもちろん過去の実況にも思いをはせるようになり、競馬実況に対する見方は変わっていった。
その延長に地方競馬の公式実況に親しむようになったことがあるが、どの実況を聴いても独特の雰囲気が感じられ、地方競馬ライブの画像からもその臨場感も味わえるようになったのは競馬ファンとして成長したんだなと思う。ただ、地方競馬には過去の実況音源を公開しているのは私の知るところではほとんどなくたまにテレビに流れる音源を当てにするしかない事情がある。
話は元に戻るが他局の実況に関して思いを寄せることがあったかというと補助的に見ているテレビ局に関しては見ていて胸を打つ実況があるのかと聞かれると少なくなった事実はある。ラジオ局に関してはradikoのタイムフリーのおかげでラジオ日本、MBSラジオ、ラジオ大阪と聞きたい音源があるのは山々だが結果的にラジオNIKKEIに戻ってしまう。深く言えば、Twitterでの実況が休めるものなら一度他局に寄り道したいのも希望としてはある。
こうやって競馬メディアを平等に見ていくと、「公式以外ではどんな視点で実況しているのか?」「他局のスタンスを見てみたい」という実に欲張りな願望が渦巻いてそれで悩みの種になっていくという現状である。しかし、公式実況の良さを知ってしまった以上、そこに戻ってしまうのも悲しいながら現状としてある。