ヨカヨカの登場で九州産馬に注目集まっているが…

 

 

ヨカヨカと比較的似た戦績を辿り京都で行われた小倉3歳ステークスを制した鹿児島が生んだ女傑がいた。私が九州産馬をきちんと見るようになったきっかけとなるコウエイロマンである。

 

コウエイロマンは阪神で行われた九州産馬限定の新馬戦をハナ差勝ちし京都で行われたフェニックス賞を2着に5馬身差をつけ勝利。無敗のまま進んだ小倉3歳ステークスで2着に4馬身差をつけ制し一気に3歳女王候補に昇り詰めるが期待も大きく出走した阪神3歳ステークスの12着からが鳴かず飛ばすに終わった。当時3歳重賞だったクリスタルカップや旭川で行われた北海道スプリントカップにも出走するが低迷。短距離のオープン戦で戦績を重ねたものの1600万円以下への降級歴もあり勝てぬままターフを去った。

繁殖に入った以降は(北海道の種牡馬の持ち込み的に)バブルガムフェロー、マーベラスサンデー、フジキセキとの仔を送り出してはいるが活躍馬はいない。

きょうだいに目を移すと牝馬には珍しく障害界を沸かせたコウエイトライやひまわり賞を勝った馬が2頭、大井の重賞を制した馬も存在するが…

また、近況情報にも乏しいので、悠々と余生を送っているのか星になったしまったのかすらイマイチわからない。

 

九州産馬はJRAの重賞に出ると北海道で生産された馬からは格が下がる印象もあるが、北海道に住む私でも九州産馬がJRAの重賞(特に桜花賞や日本ダービー)に出ると何かやるんじゃないかと密かにワクワクしてしまう。地方競馬まで深く見ることはないが、ダートグレード競走にでも出走しようものなら私の感覚ならエア馬券予想で惑星的押さえには入れてしまう。

九州の生産界だってJRAの重賞制覇に関して北海道産に負けない熱は持っているはずだと思うのでまだまだ九州産馬に関する私の応援は続く…

 

 

コウエイロマンのことを諸々調べているとアイビスサマーダッシュを制したテイエムチュラサンが浮かんできたので次回ネタとして書くことにする。