年に一度(8月か12月になるが)、北海道のラジオ局が聴取率調査に名を借りたスペシャルウィークでうるさくなる時期があり、加えてラジオショッピングが喧しく感じることがしばしばあり、かれこれ3年前、それが原因で地元ラジオ局から距離を置く決断に至った。その際、聴くラジオがNHKのラジオ3波とコミュニティFMだけというなんと寂しいであろうラジオ生活を送るところだったが、ある日聴いた中野雷太アナの『中野アナへちょっと言わせて!雷部屋』をテコにラジオNIKKEIにハマっていくことになる。

雷部屋の話は追って書くことにして、今回はラジオショッピングから逃れる手段に何を聴いたかを書こうと思う。

ラジオショッピングはセールストークが販売会社によっては聞き苦しく感じ(個人の感想を書くと総通系は聴きやすいが快適生活は聴くに耐えられない)、その時間に何を被せるか悩んでいた。同じ時間に地元局の中にいい番組でもあれば別だったがプレミアム会員になっていたradikoが宝の持ち腐れになりつつあった当時、ひょんな理由から、

「ダメもとかも知れんがラジオNIKKEIのニュースとかタイムフリーで聴いたらどうなのかな…」

と思い立って10分の日経電子版NEWSを聴き始めることに。その結果というのが…

たいていの時間帯に競馬実況アナウンサーがニュースを読んでいるため、そこだけでも新鮮さを感じ、(日経新聞がベースなので当たり前だが)流れるニュースが経済や企業の動きといった地元局とか一般紙には簡単に流れないものが占め、

「地元局のニュースより聴きやすいじゃん!」

と、何の変哲もない10分のニュースにしてはドハマりするに至ってしまった。

そこから私のラジオ生活はガラッと変わる事態になり、通勤のバスの中、夕飯の支度の際に日経電子版NEWSを聴くのは習慣になってしまった。特に競馬実況アナウンサーが担当する時間帯ではライブで必ず聴くようになり今日に至る。

今ではその経験をテコに、audiobook.jpの聴き放題で楽しめる『聴く日経』のコンテンツ(単体でも契約は可能であるが)が朝食のお供になり、「地元局にはないラジオニュースを楽しむ」という習慣をradikoが教えてくれたのをいいことに、朝には北海道に住んでいるのにNHKのマイあさの間のラジオ体操の時間に朝一のラジオ日本ニュースをタイムフリーで被せるという行為に至っている。

ラジオ好きの習慣ってこんなに面白いんだとつくづく思った瞬間でもあった(^^;)

 
(防災用に買った短波搭載ラジオの1号機。なぜ防災用のラジオを短波搭載にしたかは後日書きたい。)