どうも哲也です。
夜勤2日目2度目の投稿
さて、これも結構書いてる事だと思いますが
僕は2007年に上京したのですが
その時からずっと表現力を身につけるためカラオケに通っております
演技の勉強にいいと聞いたから通っております
ただこれを理解してくれる人が意外と
役者の人にもいないんです
カラオケ=表現力 演技と結びつかないそうです
これ普通の人には伝わらない話でも
役者とか声優志望の人にまで
笑われた時は結構ショックでした
海外シットコムドラマ(フルハウスとかフレンズですね)の声優になりたくて
一時期通ってた声優養成所では
「そんな訓練意味あるわけない!アニメ見て
アフレコの練習しないと何の意味もない」と言われました
結構信じてた訓練だったのに
声優志望どころか舞台役者にも言われて自信を喪失して
いつも6時間くらい歌ってたのが2時間くらいになりました
それも ほとんどストレスの発散の為と
元々1番は歌手志望だったので歌うのは好きって気持ちだけでした
ある日僕は専門学校に来て下さった事がある大御所声優さんに手紙を書きました
自分の訓練方法をすべて書いて「自分のしてる事は無駄な事ですか?」と書きました
すると「あなたのしている事が、芝居を続けてく上で無駄になるとは思えない」と
直筆のお手紙を頂きました
その手紙をもらった次の日から僕は週1 2だったカラオケを3にして
4、5時間は歌う事にしました
正直歌のレパートリーは昭和~2005年くらいまでが圧倒的に多いですが
その代わりアニソン キャラソン 声優さんの歌 子供向けの歌
色々幅広く聞くようになりました
女性曲もキーを上げてたくさん歌います
これに関しては1度舞台俳優に「男なのに女の気持ち理解して歌うのかよ?w」と言われました
全部はもちろん出来ませんが、でもだからって他人の男の気持ちだって全部は理解出来ません
ただ、そうなった気持ちを歌詞からくみ取って少しずつ近づける事は出来ます
この言い方した彼は「殺人犯の役来たら、人を殺める人の気持ちを完全に理解する」気でしょうか?
こうして僕はずっと色んな曲を聴くようになってカラオケで歌って
自分の歌声を録音して聞いてチェックするようになりました
そしてある日当時訓練生だった声優養成所の社内スマホゲームのオーディションを
「躍動感が表現出来ている」って評価をもらって仕事させて頂きました
当時僕はスマホを持ってなかったので結局GAMEはやれなかったんですが
やってきた事は間違いじゃなかったと自信に繋がった仕事でした
そしてなんやかんやで芝居を諦めた時期が3年ありましたが
カラオケだけは続けていました
もう通って当然みたいに体がなっていたので、これだけは続けました
気持ちを考えて歌うクセも染み付いたようで離れません
今、結果的に役者に戻る事になりましたが
カラオケだけは続けたおかげで腹式全然使わないとかはなく
むしろ前より声が通るようになった気がします
歌のレパートリーは相変わらず古いですが
30も過ぎて色んな経験して より理解出来る歌が増えました
まぁ今こうやって書いても、実際身体使って芝居するとブランクはハッキリでるでしょうが
少しでも埋める為に復帰してから、より自分に厳しく気持ち入れて歌って録音聴いてます
共演者さん達の足を引っ張らない為に
僕と仲良くしてくれる数少ない皆様に感動を与える為に
僕を見下したたくさんの奴らを見返す為に
コロナで中々行けませんが、その代わり最近の歌も覚えようと
頑張る事にしております でもやっぱ90年代はよかったなぁと噛み締める日々
『歌には色んな形の恋愛 夢 希望 絶望 強い人 弱い人が書かれていて
それは「メロディーのついた台本」だから、細かく書かれてる舞台より
深くイメージして自分の声と表情だけで一瞬一瞬の心変わりさえ伝えないといけない』
僕が演技をしてきた中で1番痺れた瞬間かもしれません