普通の記憶は楽しかったことや

心に響いたことなどが普通に

残っているけど、

離婚に関しては、覚えていることと

いくら思い出そうとしても

覚えていないことがあって

きっと自分でも無意識に

捨て去ろうとして来たのだろうと思います。

 

本当にあれ?っと考えるけど

どうしても思い出せないのです。

 

離婚届の証人欄も私の所は覚えているけど

元夫は誰だったのか?

離婚届は元夫が署名して置いて行って

何日もダイニングテーブルに置いたままになっていたのに。

だから何度も見ているはずなんです。

 

元夫が家を出て行った日も

どんなやり取りがあったのか

全然覚えていません。

 

その日だったのか前の日だったのか

「一緒に暮らしていけない」みたいなことは

言われたのは覚えているけど

この時点でまだ不倫は確定していなかったし。

 

30数年前の事だから覚えていないのではなく

離婚してしばらくして

あれ?と、思うことが多々あって

記憶の中から封印されてそのあと

消去されたような感じです。

 

確かに現実に起こったことなのに

そこだけ記憶からなくなっている・・・。

 

離婚の事、元夫の事、女の事、

それに関することは全て記憶から

消えてしまってもいいのに

人生の中で1番辛かったことは

人生が終わるまでいつまでも心に残るのでしょう。

 

せめて、私がもし痴ほう症になったら

この人生の1番辛かったことだけは

完全に忘れてほしいと願わずにはいられません。