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21年前の今日、阪神・淡路大震災が発生しました。

王子動物園の施設被害はそれほどではなかったのですが、周辺住宅地の被災は甚大でした。
そのため、動物園は被災市民を受け入れる避難所となり、さらに救援活動する自衛隊の駐屯基地にもなったのです。

動物科学資料館のホール(写真)は震災直後から7日間、41体の遺体安置所となり動物園職員が管理を担当し、その後、福祉事務所が移転してきました。

そして、震災から65日間にわたり閉園がつづき、その間そしてそれ以後の数年間、全職員が公務としての震災復興に関与しました。

この体験がなければ、動物園とくに公立の動物園が都市公園として防災の役割を担い、職員もそれに関わるという責務を強く認識しなかったでしょう。