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動物関係よりもマーケティングやマネイジメント関係の本を読む方が多くなっている最近の私ですが(笑)、このシリーズは大変勉強になった。

ビジネス分野の著名な35冊の内容を専門家が分かり易く解説し、1冊分が10分ぐらいで読めたので、新幹線内での退屈な時間を有意義に使うことができたのも有り難かった。

35冊の中の数冊には目を通したはずだったが、解説を読んで「そんなこと書いてあったけ?」と思ったのが情けない。いずれその解説さえも忘れてしまうのだろうな...。

35冊に対する解説を読んで感じたのは、組織は人によってつくられる、という当たり前のこと。それは大きな組織でも小さな組織でも同じで、人についても単に運営管理者だけではなく末端の従事者まで含めての話。

その人と人との関係が崩れてしまうと、どんな大きな組織でもいずれ脆くなり壊れてしまう、という読後感は、たぶん忘れないと思う。

35冊のうち少なくとも半分以上は、いかにすればスタッフの能力を引き出し、そして育てることができるかについて触れている。上の人に気を配ってばかりいるような組織に発展は見込まれないということだろう。天下り組織なら国や自治体のサポートで維持はあり得るかもしれないが、一般私企業でそのようなことがあれば20年持つかどうか。