He went through that. | MJ, a multilingual kid & a music-holic ~ぽてくちゅだよ。

He went through that.

ご無沙汰してます。バケーション中のzoomaです。
いっぱいクリックで応援していただいたランキング、今まで本当に本当に有難うございました。
今はそれも一息休んでみることにしました。
気ままに最近あったことと、最近のマイケル絡みニュースのことちょい書きます。

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今日息子(3歳)がずっと見たがってたディズニー映画「the princess and the frog プリンセスと魔法のキス」を観に行きました。


どんな乙男よ、息子w


てか、ディズニー・チャンネルでいやってほど宣伝していて、それに案の定ハマッた息子に言われ、
全く期待しないで近くの小さい映画館に観に行ったんですけど、かなりよかった!w



↓動画:エンディングのNe-Yo書き下ろしの曲、改めてええわ~。ニーヨ~、いいよ~。←w
Ne-Yo "Never knew I needed"



Ne-Yoも言ってるけど、主人公が黒人プリンセスなのがまたいい。
しかも声は、あの「ドリームガールズ Dreamgirls」でビヨンセBeyonce、ジェニファー・ハドソン Jennifer Hudsonとドリームガールズの3人の一人を演じた、アニカ・ノニ・ローズ Anika Noni Roseで。



$MJ, a multilingual kid & a music-holic ~ぽてくちゅだよ。

向かって左の彼女。



彼女はブロードウェイ出身。
意外にも、私のiPod再生回数堂々の第一位wでもある、ドリームガールズでアカデミー賞最優秀歌曲賞ノミネートされた「Patience」を歌った女優さんだったので、映画観てびっくりしました。

(動画)"Patience" from Dreamgirls w/ lyrics 

辛いとき、頑張りたいときに効くよコレ。


で、この映画は、「トイ・ストーリー」などでお馴染みのCGアニメーション製作会社:Pixar ピクサー創始者、ジョン・ラセターが製作総指揮。


業界話になりますが、ピクサーは以前、ピクサー映画の配給をやっていたディズニーに、不平等な条件で強いられ関係が悪化、一時ピクサーとディズニーが契約を更新することは無いと思われるほど険悪な状態になりましたが、当時のディズニーCEOだったアイズナー氏がロバート・A・アイガー氏に代わりピクサーとディズニーの友好な関係が再構築され、ピクサーは友好的にディズニーの傘下に入りました。


もともとディズニーの「CGなんてありえねぇ」みたいな社風に疑問を感じてディズニー社員であることを辞めたジョン・ラセターが、Pixarという新しい企業を作り成功させ、今こうしてディズニー映画を再び製作し、新しいディズニー×ピクサー時代を築いていることに、アメリカのエンターテイメントビジネスのダイナミックさを改めて感じちゃったりします。




そこで、話がマイケルのことになりますが。
(今日は珍しく重い話なので、この後は華麗にスルーしてくださっても結構です^^)



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ご存知の通り、MJエステートがソニーミュージックと2億5000万ドルの契約を締結しました。
レコード契約としては、史上最高額だそうで。


この第一報に、思った以上に多くの方が、「ソニー金目当て!!!」ってネガティブな反応をされていることに、正直驚かされました。これに関して、色んなところで議論?になっているようですけど。


あえて、エンタメ業界にいた人間だから思うことかもしれないけど。
…じゃあどのレコード会社なら、「お金目当てでないレコードディール」を締結するんだろう?
ぶっちゃけ、ビジネスだからこそ、レコード会社もエンターテイメント自体も成立しているわけで。


確かにマイケル自身が未発表になっていた曲を公開されることにどう思っているか分からないけど、2008年のインタビューで、マイケル自身が「新しいレコードをリリースする可能性もある」って言ってたから、その曲かもしれないし。元々映画「THIS IS IT」だって、最初は未完成のものを映画化公開することについて同じ議論がファンの間にもあったけど(あのオルテガ監督まで、「金目当てだ」って映画公開前は非難されたこともあるわけだし)、公開された後、そんなこと言う人、どこにもいないよね?


それに、MJエステートの責任者(マイケルの遺志によって後任者に選ばれている)も、もしマイケルがそれを望んでいないと思ったら、多分契約はしないと思う。


私も、もちろんマイケルとソニーの抗争も知っています。
「Michael Jackson Conspiracy」(マイケル・ジャクソン裁判)も原文で読んだし、マイケル自身が一連の騒動はそもそもソニーが仕組んだ陰謀であると疑っていたとも聞いています。


だけど、あの頃のソニーミュージックのトップ、トミー・モトーラは確かとっくに退いてるし。
先ほどのディズニーの話じゃないけど、人が変わると、企業は変わります。
ソニーの創始者・盛田氏や、Motownから移ったばかりだったときに助けてもらったEpicのスタッフに、マイケルはどれほど恩を感じていただろう。


あまり現在のソニーの内情までは知らないだけに、完全肯定するわけじゃないけど、ソニーに対し一方的に批判的であることにはちょっと抵抗を感じます。


たまたまTwitterでこの議論にコメントされたMJファンの方の言葉を借ります。

"But u cannot accuse people without proof. MJ went thru that"
(証拠もなく人を非難すべきでない。マイケルも同じく、根拠のないことでとがめられ苦しめられたんだから。)



追記;ソニーとSME(Sony Music Entertainment)は当然ながら関連会社です