日本音響エンジニアリングの平田さんに
17年ぶりにお会いできました!


(長文です、お忙しい方はスルーしてくださいね)

ウチのホームスタジオを建築してくださった
素晴らしいチームです。
少し出てきた不具合を直しにきてくださいました。

たくさんの有名なレコーディングスタジオや
映画スタジオなど音響に関わるスタジオや、
ホールなども手掛けている会社で
音の反射や防音、そして宮大工さんによる
丁寧な施工で、音のプロフェッショナルの
集団なので、私たちには、、少し背伸びしすぎかな?
なんて考えるほどでしたが、
本当にお願いして良かったと感じる毎日です。
このスタジオにたくさんのミュージシャンが
来て、歌ったり演奏してくれています。

まだ大きなスタジオでのレコーディングが
当たり前だった時期に、無理を言って
どうしてもこちらの会社にお願いしたい!と。
んでもって、小さな空間なのに、、、どうしても
ボーカルブースを作りたいっ!って
無理ばかりお願いしました。
80キロもあるスタジオの扉2枚が、エレベーターに
乗らなくて。。。ものすごい職人さんに
ご迷惑もかけました。
そして、フロアーを私の大好きな桜の木に
して欲しいとも。。。
私は桜の木の家具が好きで、年月をかけて
傷ついたり、変色したりしながら味わい
深くなっていく桜の木で家具を揃えています。
高価で不相応ですが、娘もいつか使えるかなぁ?
なんて、勝手に。。。全ての家具やフロアーの
桜の木が、ふかぁ〜い色合いになって来ました。


ここから生まれた音もたくさんあります。
特にアイデアを絞って作ってくれたボーカルブースをシンガーが
気に入ってくれて「歌いやすい」って使ってくれます。
人との繋がりも作ってくださったなぁ。


そして何よりも、私自身が歌ってこれたのは
このスタジオのおかげです。
生まれたばかりの娘を寝かしつけてから
遠隔カメラで様子を見ながら
ボイトレしたり、レコーディングしたり。。。

平田さんと、施工してくれた技術者の方が
今回来てくださったので、
「昨年30周年を迎えることができたのは
皆さんが一緒にこのスタジオを悩みながら作ってくださったおかげです。
そしてここからいろんな音楽が生まれて、
たくさんの方々がその音楽を楽しんでくれています。
ありがとうございます!」と直接伝えることができました。
ずっと言えなかったので直接お礼できて嬉しかった。
そして今、K-Mutoが外スタで仕事の時、
娘がスタジオの使い方を何故か覚えて、、、
私が使おうと思って扉を開けると、歌っていたりします。
桜の木の色は、この後どんな色になっていくんだろう?

親子2代の宝物を作ってくださり
日本音響エンジニアリングの皆様、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
技術者ってすごいなぁ〜。としみじみ思う。