バレー、テニス、ゴルフと共に同じくらい好きなのがフィギアスケート。オンシーズンや試合数が少ないため、なかなか見る機会がないですが、今の日本は男女共に世界のトップレベル。
女子は浅田真央選手が基礎スキルに時間がかかり、完成度が遅れています。更に安藤美姫選手のモチベーション低下とコーチ不在のための今季GP欠場。
非常に残念な報告ですが、今までいろんな感動を与えてくれた選手だと思います。ゆっくりしてください。
そして今最も熱いのが男子フィギア。バンクーバーオリンピック銅メダルの高橋大輔、若干17歳で抜群のフィギア感覚を持つ羽生結弦。羽生選手は今年の世界選手権で銅メダルに輝きました。
更に再起を誓う小塚崇彦、織田信成。非常に層が厚い選手です。その中でも抜群の安定感と実力を誇るのがエースの「高橋大輔」
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近年、男子フィギア界は急激にレベルが上がり、4回転を飛ばないと優勝できないというくらいの超ハイレベル。2009年までは順調に来ていた高橋選手。しかし2008年の秋ごろだったでしょうか。前十字靭帯損傷と半月板損傷という大怪我を負い、1年間フィギア界から姿を消しました。
そうこの怪我は、バレーのファンなら誰もが知っている大友愛選手の怪我と同じような状態。まさにフィギアはジャンプ競技。6人制で誰かがサポートしてくれるバレーとは違い、たった一人で演技をしなければならない競技。
なかなかこの怪我から復帰し、成功した選手はほとんどいないため、暗雲が立ち込めましたが、高橋選手は違いました。地味な地味なリハビリに耐え、1年間でしっかりと克服したんです。残念ながら、4回転を跳べるほどにまで回復はせず、オリンピックには間に合いませんでしたが、見事にその他の演技でカバーした高得点で銅メダルを獲得!
感動したのは皆さんも覚えているでしょう。しかしオリンピック年ですでに26歳。引退か?と思われましたが、パトリックチャンというもう一人の天才が現れ、あっという間に自分の世界最高得点を抜き去る驚異の演技をして、高橋選手にもう一度モチベーションを復活させたと思ってます。
今年の2012年の世界選手権では、パトリック・チャンに続き、2位。更にこれが発奮させ、2014年ソチ五輪を目指すと宣言!
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それから半年。高橋大輔が公の場に戻ってきて見せた演技。大変すばらしかったです。シーズン開幕前に開かれたジャパン・オープン団体戦。
4回転を2回入れる要素でのフリー演技。完璧ではなかったものの、体力的にも余裕を持った演技で、昨年までの後半に失速する演技とはガラッと変わっていました。点数も170点超え。この開幕前の時期でのこの得点は非常に高いですね。
前十字靭帯損傷の大重傷から、ジャンプ競技のスポーツでここまで完璧に復帰できた選手は、自分自身初めて見ました。おそらく違和感はあるでしょうが、それを補う何かを見つけたんでしょう。探究心と研究心とそれを実現させてしまう能力が本当に素晴らしい。
本人からは、パワーでなく、体重移動でのジャンプを身に付け、支点のブレや試合の緊張感からくる力みが取れ、安定したジャンプになったようです。
高橋選手には、日本人離れした人を魅了する表現力があります。会場を一体化させ、競技会なのにプロのアイスショーのような雰囲気も出す。アマチュアでありながらも人に魅せることができる素晴らしいスケーターですね。
フィンランディア杯(フィンランド):優勝 羽生結弦
オンドレイネペラ杯(スロバキア):優勝 町田樹
ネーベルホルン杯(ドイツ):優勝 織田信成
何と直前の前哨戦では日本人男子が3勝。ソチ五輪の前年のGPシリーズ。来年の世界選手権では出場枠が決まるだけに、史上まれにみる大混戦が予想される男子。
おそらく世界選手権で勝つよりも国内大会を3位以内で抜ける方が大変な気がします。そして2012年フィギアスケートグランプリシリーズは、10/19~アメリカ大会で開幕。
是非注目して今年はみてほしいです。各大会の出場選手リストはここに記載されてます。
http://www.tv-asahi.co.jp/figure/