[上海マスターズ1000] 両足の故障で錦織が敗退 | バレー・テニス中心のスポーツブログ

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まさに満身創痍。その言葉通りの試合でした。今日の2回戦の相手は、クエリー。ビッグサーバーで、対戦成績も1勝2敗と分が悪い相手。しかしジャパンオープンのテニスをすれば問題なく勝てる相手です。


しかし今日の錦織は序盤から足痛に悩まされてました。というよりジャパンオープンの1回戦から痛み止めを飲むなど、かなり厳しいフィジカルの状態。やはりテニス選手は、ハードすぎる職業ですね。


最も激しいスポーツは1位ボクシング。その次にテニスが2位にランクインするほど、一見セレブのスポーツのような感覚がある方もいますが、見た目よりも本当にハードなスポーツ。それは自分がやっているので、よくわかります。特にプロは毎週どこかで試合があり、しかも勝ち上がれば、毎週最低5試合程度は、ほぼ毎日2時間くらい戦わなければなりません。


休みは年の内、12月の1か月間ほど。トップ選手になると12月でもエキシビジョンマッチなどが数多くあり、結局休めるのは2週間くらい。非常にタフなスポーツです。日本の野球やサッカーなどは1か月以上休みがありますからね。


その中で、錦織は10/2~10の8日間で、何と9試合もこなしてきた。しかし今年の4月に腹筋を痛めた時期から故障が絶えない。7月には肩。9月にも肩。そして10月には足首、左膝と。


錦織に今最も必要なのは、1年間を通して戦える体。どうしても28歳以降くらいのベテラン選手になると体が悲鳴を上げる選手が多いが、22歳の若手でここまで怪我が多いトップ選手も珍しいかもしれないですね。


もう実力はトップ10には入るだけの技術とメンタルはあるでしょう。時間の問題。しかしあと1つ足りないものは怪我のないフィジカル。フィジカルだけで言えば、トップ100に入るくらいだろうか。


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◆上海マスターズ1000大会

---2回戦---

世界15位 錦織圭 6-2、1-6、4-6 世界22位 サム・クエリー(アメリカ)


その怪我の中で行われた2回戦。序盤から快調なペースで試合が進み、5-2リード。覚醒した錦織のテニスは止まらない感じで、ラオニッチ程のサーブ力はないクエリーは、大したことがないような気配でした。


しかしここくらいから様子が一変。まずインジュリータイムで、右足首の治療。右足首が痛いのは見た目でもわかる。歩くときに右足を浮かせて歩いているように見えた。相当な痛みとも思われます。


更にフットワークが極端に落ち、ボールに間に合わなくなり、抑えが利かずにショットの質が低下し、コースに入らなくなってきた。U・エラーが爆発。


第1セットは6-2で取ったものの、第2セットは踏ん張れないため、2-6で失う。更に今度は膝?も気にし始めた。というよりどうも右足のふくらはぎに痙攣がきている感じ。


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明らかに動きが落ちて、今回は棄権かもと思いましたが、何とか踏ん張り、第3セットは、短期決戦のようにウィナーを狙いに行くショットが唐突に増え、それが幸いしたが、最後まで足が持たなかった。最後は左足のふくらはぎもけいれんし始めたのか?両足に故障を抱え、結局4-1から5ゲーム連取されて、敗退。

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スタッツでも、今の錦織にすれば、エースが20本取られているというのは、足が悪くて踏ん張れずに最初からあきらめていた感じですね。取れるポイントだけ取っておこうと。2ndサーブのリターンポイントwonでは58%と高い数字だっただけに、非常に残念です。


どうも最近の錦織は痙攣に悩まされているようですね。ベルディヒ戦の第2セット、ラオニッチ戦の第2セットにも痙攣がき始めていたと試合後にいってました。


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痙攣は女子の伊達公子さんが13年ぶりに現役復帰したときの世界ツアーで毎週のようにみてましたが、アメリカの専門医のところまで出向き、治療を受けると、イオン摂取の問題だけだったとか。


必要以上に汗の量が多い日本人(アジア人)は、他国の選手よりもイオン(特にNa+、K+、CA2+、Mg2+)の量を多くしないといけないという診察結果だったようです。


筋肉の収縮は、元来ストレスによって引き起こされる一般的なものと、スポーツ選手のように汗などで体外に排出され、筋収縮を行う十分な環境が整わない場合があると思います。


そのイオン系の環境が整わなくなった場合に、意思とは異なる自発的な動きになってしまうので、痙攣だと自分は思っています。伊達選手もそのイオン調節と、体の高熱化を防ぎ、環境を整えると、見事にピタリと治り、それ以後数年間は痙攣を見たことがありません。


自分もテニスで試合に出始めたとき、練習ではなかった、足の攣れが本当によくおこりました。その時は若くて原因追及もせず、単なる練習不足と考えていましたが、今考えるときっちり原因があったので、病院に行き解明すべきだったと思います。


あとは練習ではある程度リラックスできますが、試合だと不断に味わえない緊張感が加わってしまいます。自分は前にも「ルーティン」の記事 で紹介したことがありましたが、ド緊張タイプなので、緊張すると筋収縮が起こりにくく、脳波が伝わらずにイオンが流れずに負担をかけ、痙攣や、足の攣れなどが起こると聞きます。


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とにかく、錦織選手も異常な汗の量を発する選手っぽいので、ゼリーと飲料などは飲んでますが、現状ではそれでは不足していると思われますね。もう少しだけ濃度の高いものを摂取するか、量を取るか。普通の飲料にサプリメントを溶かして加えた方がいい方法だと思います。


また怪我をしていることにより逆にふくらはぎに緊張や負担がかかり、痙攣になっているとも考えられます。


日本中のテニスファンが大きく見守り、活躍をできるだけ見たい!と思ってますので、何とか10日間ほど休みがあり、休息し、バーゼル500大会に望んでほしいです。錦織選手はおそらく日本で?精密検査を受けた後、今後どうするのか?検討するようですが、右足は長い間痛みに苦しめられているので、何らかの筋炎症か、最悪では疲労骨折という可能性もあるような感じに見えます。


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これで昨年の上海獲得ポイント360pのうち315pを失う大きな消失となりますが、ジャパンオープン優勝500pがあるので、ランキングはさほど落ちません。16位くらいでしょうか。


ただしバーゼルが300pあるので、何とか出場してベスト8(90p)くらいには入りたいもんです。


しかし現行は2000pなので、バーゼル300p、パリ10pをマイナスしても1690p。他の選手にもよりますが、現状では20位となり、このまま出場しなくてもトップ20は守れそうです。


とにかく怪我を一刻も早く治し、フルで元気な姿を見てみたいものです。大事な時期だけに、無理だけはしないでほしい。



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