来園者のルールを明記♪チューリヒ動物園★そして園館の「方針」の話♪
ふと、久しぶりにチューリヒ動物園の公式サイトを見たところ、「来園者のルール」が目に留まりました♪
こまかく明記してあって、さすがだなぁと♪
来園者に対しては、媚びるのではなく毅然と本気で、動物さんのこととシェアピ(動物さんとの幸せ共有体験=保全教育)の楽しさを伝えることこそ、本当のサービス、園館だからこそできるサービス・魅力だと思います★
チューリヒ動物園のスタッフさんでお見かけした方々の多くは、毅然とした態度で、本当にブレずにビシっと動物さんの側に立っていて、しびれました♪
そうやって実行して見せて、「本気で動物さんの側に立つ大人たちがいるんだ」ということを伝えること自体、園館の大きな任務のひとつだと思います♪
ボランティアさんが、トカゲさんの位置を写メして教えてくれているところ♪@マソアラ・ホール
(左は一緒に行った飼育員さん♪)
人の目が最強の抑止力になるそうですので、ボランティアさんはガイドだけでなく見守り隊としてもありがたい存在です♪
そして、現場のスタッフさんが毅然とした態度を貫くためには、拠って立つルール(園館の方針)が必須です★
それがないと、例えば動物さんを守るためにお客さんを注意した飼育員さんが、お客さんのクレームと上からの叱責の板挟みになってしまうため、注意できなかったケースを日本で見たことがあります。
一方で私も含めた動物さんのサポーターさんたちは、マナーの悪いお客さん、しかも見るからにカタギでない方に対してでも、勇気を振り絞って声掛けをしたりしていて、それはそれで危ないです。
本当はスタッフさんが声掛けをしたほうがいい場面だと思います。
まぁ、園館に来る方たちなので本当の極悪人ではないと思いますが、大抵デートで来ているので彼女の前で注意されることでキレる恐れはあるので、命がけくらいの覚悟で声をかけました。
私の場合、「声掛けをしない=悪事を止めない=動物さんを守る努力をしないくらいなら、シェアピを仕事にしている自分的に生きてる意味ないから逆ギレされて殺されてもいいや」とまで考えてがんばりました・・・完全に考えすぎですが(笑)、それくらい怖かったんです。
こんなとき、ルールが明記してあれば、少しはマシな展開になるかもしれません♪
それに、組織としての方針を本気で設定することで、上層部も現場も、自分の仕事が把握できますので、超オススメです★
もちろん、方針は「保全教育=動物さんとの幸せ共有体験=シェアピ=動物福祉向上の取り組み+その説明+それへの参加」が最も効果的だと考えています★
一度本気で、「これからの園館とは?」を何年か考えてみて、答えを模索するだけでもガゼン違いますよ♪