「評価」について★ | シェアピ式園館活性法 byつまき♪

「評価」について★

私の現在のメインの仕事は園館応援なので園館人さんを特に想定して書きますが、仕事や自分の「評価」は、あらゆる仕事や人に関わるテーマだと思います。

 

しかも、悩ましいテーマ(^^;)。

 

10年以上園館に関わってきて痛感する、園館変革の重要テーマの1つが、「評価」です。
どんだけこの問題の深刻さを見聞きしてきたことか。

そして果てしなく現在進行形で、実に悩ましいです。

 

飼育員さんは、本当は非常に高度な専門職なんです。

でも、その認識も評価も皆無に等しい。それどころか非常に低い評価で愕然とします。

給料が信じられないほど安かったり、動物福祉向上の取り組みをしたらめんどくさい奴と思われて飛ばされたりいじめられたり、市役所内での位置づけに関する話もひどい話がイヤってほどあります。


そんな状況で、園館が活性化しますか?

動物さんたちの命を預かれますか?

存在意義が維持できますか?

園館の任務である保全教育ができますか?

 

本当は批判は書きたくないのですが、現状把握は議論の第一歩ですので。

そしてもちろん、私のスタンスは「応援」ですから、この後は応援話です♪

 

私はずぅっと、「飼育員さんは命を扱うのだから医師と同様、国家資格かつ年収1千万円以上に」と言い続けていますし、これからも言い続けます♪

 

でも今回はそういう職業としての評価ではなく、もっと個人レベルの話で、参考になればという話です。

 


(最近オオサン関連で忙しいので、野生のオオサンショウウオさんの、右後ろ足♡)

 

昨日、SNSで作品を紹介させて頂く件について、しあわせ動物写真家・福田幸広さんと、造形作家・三澤はじめさんの相方さんに連絡を入れさせて頂いたんです。

そしたら・・・思いがけずお二方から信頼と愛と応援を頂き、びっくり感激大感謝だったのです(TT)。
お二方とも、10年以上お付き合いさせて頂いてるとは言え、相方さんは年に1度、福田幸広さんに至っては数年に1度しかお会いできないのに、熱い御心で想って下さり、泣きそうでした(TT)。

 

そして同時に、私はこんなふうにご評価頂けているんだなぁ・・・と、気づいたんです♪

私も「評価」に右往左往し苦しむ仕事(フリーな上に全く新しいことをしていますからねぇ!)と性格なのですが・・・思いがけない機会に「ご評価頂けている部分もある」と知ることができたのです。

ですので、「評価されていない・・・」とへこんでいる方たちに、下記をお伝えしたいなぁと。

・実は評価されている部分もあるけど、それが形となって届いていないだけ

・思いがけない場面で評価を知ることもあるので注意深く探すのもオススメ

 

さらに、今回頂くことができた評価の話は、ええ、毎度の自慢です(笑)。
私は「自慢じゃないですぅ」という体で自慢するのが大嫌いなので(笑)、自慢は堂々とすることにしています。

で!逆の立場で言えば、自慢してもらえたら、「おお~すごいじゃん!♪」と評価できるので、特に飼育員さんには動物福祉向上の取り組みなどについて自慢して欲しい!と、これも10年前から言っています★

 

自慢て、「評価」の自己回収だと思うんです。
そしてそれはとても大事なことだと思います♪
とくに日本社会は「自慢」のイメージが悪かったり、「褒める」ことが超絶下手くそだったりで、すごい損失だと考えています。
最近はだいぶ、「褒める教育」とか増えていて、すごくいいですよね♪

飼育員さんは給料が安すぎる人も多いですが、お金を渡せないならせめて言葉で評価してほしいです。

 

上司→飼育員さんだけでなく、飼育員さん同士も、もっと「こんなケアしたらこんなふうに良くなったよ」「へ~すごいじゃん!自分もやってみよう!」的な会話を意図的にするといいと思います♪

もう、そういうミーティングを定期開催したっていいくらいです★

さらに最近、評価のなさに苦しんでいると思われる飼育員さんがいて・・・その方が大奮闘しているジャンルにとって、その方はもはや人間国宝並みの存在なんです。
私はその飼育員さんの努力と実働と成果を10年以上見てきて、「若い人も人間国宝に指定して、支援すればいいのに!」と気づいたほどです★

 

私は仕事柄(アドバイザー)、人に「これをやってみるといいと思います」と言うことが多いので、「人に言うだけでなく自分でもやってみる」をポリシーにしています♪

なので、私にできる、その飼育員さんが「自分はこんなにも評価されているんだ」と知る機会づくりを考え・・・その飼育員さんのためだけに、書籍を2冊企画しました♪
実際には、いつどんな形で実現できるかはまだ不明ですが、書籍だと時間がかかりそうならYouTube「シェアピTVつまき」で熱く紹介してもいいですし♪

その企画の詳細を考える時間がすごぉく楽しくて、やっぱり「飼育員さんによる動物福祉向上の取り組み」は、最強コンテンツだなぁ!と実感しました★

他にも、すでにこれまでの書籍やウェブマガジン「ZOO AQUA STORY☆」や連載などで紹介させて頂いたり、主宰している講演会にご登壇頂いたり、現在放送中のラジオに出演して頂いたり・・・はもちろん、その飼育員さんや園館人さんへの「評価」あってのことです★

どなたを紹介するかはそれこそ自分の評価を直撃する話ですので、そりゃ~も~絶対の評価をしている方にお声かけをさせて頂いているんです★(広報さんの壁が高くて諦めたケースもあります)

そんなふうに私も評価を形にし続けますしそれが広がる努力もしますが、飼育員さんや園館人さんが一番評価して欲しい相手は動物さんたちであることを、くれぐれもお忘れなく♪

動物さんたちは、飼育員さんや園館人さんを、すごく温かい目で見てくれていますが、だからこその更なる選択肢増設を、動物さんたちやお客さんたちと一緒に楽しんで頂ければと思います♪

その時にうまれる温かい雰囲気も、自分に対する大きな「評価」だと思って頂ければ♪


もちろん、給与や人事面での評価制度をまっとうにすることも、決してあきらめずに共にがんばりましょう★