ドライブレコーダーの画面にスター・デストロイヤーの如く覆いかぶさる物体
そう、去年の9月25日以来の出撃となるカヤック「不知火号」です
船内に残された蜂の巣と死骸が、9カ月という月日を感じさせます
16:30
白涛海水浴場に到着
16:40 カヤックを下して出港準備
カヤックに各機器を装着した状態 (詳細は前記事参照) ・・・まさに満艦飾
前回記事に無かった、自撮り用カメラ「casio EXILIM EX-FR10WE」専用三脚
もしマジックテープが外れても、スポンジの浮力で沈む心配はありません
17:02 出航準備完了!
何だろう・・・ そこはかとなく漂うこの 特攻感
いざ、出撃!
「ソナーセンサーを起動!」
※ZONの脳内映像です
※
※
実際はこんな感じ・・・
手でマジックテープを引っ張って、台座ごとソナーセンサーを船底にスライド
角度も手動で調整します。当たり前ですが
17:13 最大船速で今回の戦場、 もとい釣り場に到着
17:14 早速ソナーに反応が!
しかし沖にしては水深が浅すぎる気がするが・・・
ともかく対潜戦闘用意! (実釣開始)
フィールド状況:晴天 小潮で満潮14:59 干潮21:14(三角港)
仕掛け:メバル用の胴突3本針(9号)仕掛け&オモリ7号 付け餌は朝鮮虫
しかし乗組員の練度が不足している上・・・
胴突き三本針仕掛けという長い仕掛けを狭い船上で取り回すのは困難を極める
まごまごしている間に風と潮に流され、敵をロストしてしまった
やむなく反応があった場所まで船を戻す
あの、黒く見えるあたりか・・・
あっ、確かここには沈み瀬がある場所だ
(2013年9月22日の釣行写真)
カメラで海底を撮影してみると・・・
岩場周辺に海藻が繁茂。 あの中に潜んでいるに違いない
17:39 予想が的中する
敵を捕らえた! 魚の引きを感じるのは9ヵ月ぶり♪
この活発な動きは・・・ひょっとしてシロギスか?
一荷で釣れたのは別名「仕掛けの壊し屋」
クサフグでした。 良いサイズですがリリース
ソナーが有効なのは証明された。あとは対象魚を狙うだけ
実は十数年前、レンタルした船でウマヅラハギを爆釣した事があったのですが・・・
水深10メートル以上の沖まで出ても、ソナーに何の反応もありません
諦めて湾の南側にある地磯に接近すると・・・
※くどいようですがZONの脳内映像です
しかもさっきよりデカい!(モニターには魚のサイズまで表示される)
17:54 速攻で爆雷、じゃなくて仕掛けを投入
クサフグとは明らかに違うこの重量感!
激しい戦闘の末、浮上してきたのは・・・
残念、ベラでした
いつもなら左手を添えてサイズを測る場面ですが、狭い船上ではちょっと難しい
パドルの幅で比較、推定20センチぐらいか
食べられない事は無いですが、美味しくないので鹵獲せず
こうしている間にも次から次へと・・・
ここはベラの巣窟か?
18:05 すかさず仕掛けを落とすと・・・
カヤックが転覆するんじゃないかってぐらいの強烈な引き!
・・・いや、どうも様子がおかしい
オモリと針一本を失ってしまった。 オモリが岩場の隙間に入ったらしい
真上から落とすので根掛かりはしないと油断していた。
18:12 ソナー停止。納竿
18:17 無事に生還
成果も多かったが、改善点も多数見つかった釣行でした
とりあえず、ケツが濡れないような対策を考えないと・・・
注:今回の釣行記では、特攻や軍事を想起させるような表現が多数使われています
あの時代に不思議な憧憬を感じ、軍艦や戦史の本も多数所有していますが、決して戦争賛美者ではありません
もし、不快に思われた方がいましたらお詫びして内容を変更します
尚、タイトルの「眼下の敵」は、1957年製作のアメリカ映画です
なんせ当時の本物の駆逐艦が出ていて、今見ても全く古さを感じません
幼少期に観て、その後の海軍好きになったきっかけになった作品なので、興味がある方はこちらもどうぞ
英語版、フルムービー(無料)
日本語字幕版 フルムービー(300円)