『言の葉の庭』はアニメ「君の名は。」を創りあげた

新海誠監督作品。最近は「すずめの戸締り」もヒット

 

エンディング曲「Rain」秦基博さんが大江千里さんの

名曲をカバーして梅雨の季節に秀逸な楽曲を奏でる♪

↑上記はYouTubeへリンクしていません画像のみ

予告編は公式オフィシャルサイト下記より^^

↓下記はリンクしてます聴けます♪

 

最近の日本では”梅雨”というのが(北海道を除く)

なくなってしまい1年の初めの台風による影響で

もたらされる梅雨前線の活動が刺激されたことで

雨が続くだけのような気もしている…。

 

諸説あるようだが、”梅雨”(つゆ)は3月頃に咲く

’梅’が6月初旬頃に青く大きな実が熟す頃に降る

雨であることから「梅雨(ばいう)」と呼ばれる

ようになったらしい。6月6日は梅の日(南高梅)

アジサイが咲いてカタツムリが葉の陰に隠れる

子供たちが長靴をはいて、水だまりで遊ぶ…

そんな時代は終わってしまったようで何となく

情緒が失われていく淋しい気持ちもする…

↑BGM「Swan Song」

作曲・編曲:KASHIWA Daisuke

KASHIWA Daisukeさんのアルバム『88』より。

 

『言の葉の庭』の劇中に流れる、このBGM音楽

も作品を象徴する儚さを奏でる”万葉集”の情緒

や味わい深さを……ユキノ先生が読んでるのは

「額田女王」(井上靖著)…ピアノの旋律で心理

描写も雨音も表現しているように感じられる…。

 

なるかみの しましとよもし(すこしとよみて)

さしぐもり あめもふらぬか きみをとどめむ

 

突然のように感じられるが、ユキノ先生として

は、まさに遭遇してしまった’生徒’に対しての

問い掛けの意味もあって、

 

果たして’返し歌’をタカオはユキノ先生に贈る

ことがきるのか…?

まさか、「秒速5センチメートル」の展開か?

 

新海監督の真骨頂は「君の名は。」ではない!

 

◎『言の葉の庭』:アニメーション映画45分,

2013年5月31日公開、新海誠監督5作目。

この映画は万葉集の一篇から始まる“孤悲”の物語。

雨の季節に日本庭園で出会った、靴職人を目指す

少年と歩き方を忘れた女性の、現代の東京を舞台

にした「恋の物語」を描く。

 

…詳しくは下記リンク↓だけど、まず鑑賞して

しまうのがお薦め!

 

最初の鑑賞では、雨の描写と光の描写が美しいと

感じられるくらいで、名曲「Rain」が流れて感動

するか毛嫌いするか…人それぞれだとは思う…。

 

かなり短めな作品なので、わかりにくいとは思う。

もう一度(何回も)観て欲しい、1コマ1コマに凝縮

された映像のストーリーに伏線があって無駄なく

短い作品にまとめあげているからだ。

 

今度はオフィシャルサイトの予告編はともかく、

作品紹介(ストーリー)と登場人物紹介を読んで

唐突に登場する人物達を把握しておいて欲しい。

 

これまでに映画『言の葉の庭』を観て(貸して)の

正直な感想を聞いてみたら、絶賛3(音楽絶賛1),

普通3,嫌い3,と評価がかなり割れた(男2女性7)。

 

わざとらしい、気持ち悪い展開との率直な感想

もあった…(確かに、あざとさも感じるかも)。

しかし、号泣,感動の涙…とか絶賛も…(自分も

だけど…^^:)

この「言の葉の庭」は二度目から自分もなぜか

琴線にふれて感動してしまって、小説版を読み

さらに奥深さと完成度に驚嘆した。

 

そのため「君の名は。」は大ヒットをする前に

公開決定の時に周りに話したり、当ブログでも

書いたり、珍しく人にも薦めたりしていた^^

 

…新海誠監督が一人で創りあげた、とマニアに

評判良く、当時DVDを衝動買いをしてしまった

「ほしのこえ」の鑑賞の時よりも(過去記事参照)

あくまでも個人的には「言の葉の庭」は心に残る

感動作になっている。

 

ともかく嫌いと思った人も、この短い約46分の

アニメ作品の中に凝縮された、こだわりは評価

をして欲しい。もちろん美麗な雨のしずくや緑

背景も光の描写も当時の技術で低予算も考慮を

して観て欲しい…。

 

~~*~~*~~

こだわりの点:新海誠監督のオーディオ

コメンタリー(音声特典)より抜粋含む…

’BD版’:¥5,800 コミックス・ウェーブ・フィルム/東宝

 

★シーンごとに雨のコンセプトを決めて、

 ちょっとづつ違う表情を映像化した…。

 

★傘が象徴しているもの…例えばユキノ

 先生は傘を差していて、タカオは傘を

 差していない…(ユキノ先生は傘で心

 のうちを隠しているのに、タカオは

 心のうちを隠さない…)

 

★東屋の中で2人の座る位置が段々と

 近づいていく。

 ’聖地’↓実写(推定ほぼ確定:新宿御苑)

※ちゃんと入場口には飲酒禁止と書いて

あるシーンもある…。

サントリー’金麦’を持ち込んじゃダメ!

 

(以下、ネタばれ注意)

 

★びしょ濡れになってユキノのマンションへ

 タカオと2人で行くシーン(33’23”)では、

 この時エレベータの前に”点検中”の看板が

 あるのが写る。あとで、ヤマ場でのシーン、

 なぜ階段を?ということへの伏線であって

 意味がある。

 

★雨(と水煙り)で心理描写を表したり、

 コーヒーカップの湯気で時間経過を

 表現したり、1シーンごとに細かく

 緻密な表現を映像化している。

 人の出会いも運命?…雨と傘と靴。

 

★もちろん名セリフも絶大な効果。

「いいの、どうせ人間なんて、みんな

 どこかちょっとずつおかしんだから」

「私ね、うまく歩けなくなっちゃったの…」

「私、まだ大丈夫なのかな?」

「27歳の私は15歳の頃の私よりも少しも

 賢くない…私ばっかり ずっと同じ場所

 にいる…」

 

しかし、そんな辛く苦しい現実の中でも

偶然の’出会い’から、ついに…、

「今まで生きてきて今が一番幸せかも

 しれない」

というセリフもあり、いよいよハッピー

エンド…と、思いきや…そんな単純には

終わらない…雷雨が…どうなる?

「Rain」♪

 

で、一番好きなところは、やはりラストの展開

「Rain」が流れての日差しも差す最高潮の余韻

の中で…(^^♪

さらにはエンディングロールが流れて終わって

しまわずに、もう1シーンあるところ。

こういう最後の最後に重要なシーンまで創って

あるところが素晴らしいと思う(^_-)-☆

 

…もちろん単純にハッピーエンドになるほど

偶然の’出会い’が運命になるわけないことは、

現実の多くの人の人生と同じかも知れない…。

 

それでも少なくともお互いの人生にとっては

運命の’出会い’だったとは言えるだろう^^

 

~~*~~*~~

 

当時の新海監督はほぼ無名というか予算も少ない中

(なので人物が…こういう感じ)だからと言っても、

「君の名は。」でわかるように描写へのこだわりは

貫いている。

 

この「言の葉の庭」では短いながらも美麗に丁寧に

完成された映像と脚本のアニメ映画の”映像版”だけ

でも満足出来る人も多いだろうけど、一方では不評

の理由でもある、短すぎてわかりにくいという点に

対しては、きちんと応えてくれる。

 

映画”映像版”で長く説明するのではなくて、あえて

”小説版”で補完というか、より詳しく精緻に奥深く

『言の葉の庭』という作品を完成させている。

 

その手法は素晴らしいアイデアだと思うし、これが

あったから自分のような固定ファンも生まれていき

「君の名は。」「天気の子」へ繋がったと言っても

過言ではない。

また、「君の名は。」には『言の葉の庭』の主人公

ユキちゃん先生が古典の先生で登場している^0^!

 

なので是非お薦めしたいのが、”小説版”(文庫版も

あり)今なら図書館にもありそう?借りて読むのも

良いと思う^^

 

◎小説『言の葉の庭』(メディアファクトリー)2014.4.11初版

          ㈱KADOKAWA,ダ・ヴィンチブックス

詳細に背景や状況,人物など理解できて『言の葉の庭』

の奥深さ、繊細緻密さが雨の描写だけではないことも

わかってもらえると思う…というか、わかる日も来る

かも…人が感じる気持ちは年齢と経験で変わるから。

 

 

 

「RAIN」と言えば、SEKAI NO OWARIの楽曲も

素敵です^^「メアリと魔女の花」主題歌

当ブログ過去記事↓

 

 

 

 

いまだに個人的に一番好きな作品である映画

『言の葉の庭』…。

令和の時代になっても変わっていない…。

梅雨の季節が来れば、やっぱり「Rain」♪

「言ノ葉」…心を潤す音楽も人それぞれ…。

 

今回、急に『言の葉の庭』についてまとめた

記事をアップするのは、このブログの主題を

無視して今さらながら「第3回ガメルリーグ」

を開催することにしたからかも知れない…。

 

よもや”ガメ野連”を…既に’幻’と化していた

「第3回ガメルリーグ」を実現する気になる

とは自分でも思っていなかった…、

 

当時、球団データを作成して楽しみにして

ずっと待っていただいていたオーナー様や

関係者の皆様方には顔向けもできない恥を

偲んででも、「いつかは開催する」という

約束を…、やるという思いを…、もちろん

完全に自己満足でしかないけれど果たした

かったから…。

当ブログ内でもレッズにGNOに君主と…

「第3回ガメルリーグ」のことなど忘れ

去っていたくせに、全て身勝手な言い訳

でしかないけれど、自分は人にも言って

いるように出来る限り無理をせずに人生

を楽しんでいきたい…ごめんなさい。

 

これまで、つたない当ブログ記事なのに

いいね!をしていただいたり、コメント

やメッセージなどもいただいていても、

フォロー申請にもお応えせず御礼も感謝

もせずに失礼の段お詫び申し上げます。

 

こんな無駄に長文なだけ私的な自己満足

ブログなのにお付き合いいただいている

ことに恐縮しつつ、この場を借りまして

ありがとうございます。

 

こんな風に書くと、終わってしまいそう

ですが、まだ終わるつもりはありません。

引き続き、無理せず書きます、よろしく

お願い致します。

 

今年は梅雨入りが早い東海地方(ほぼ台風

の影響‥;)関東もまもなくでしょうか…

丸書いてチョン♪6月6日にUFOが♪…という

’絵描き歌’を知っている人は、昭和…ゴホン

ですけど…

…どの時代(幼小中学高専大社会人中高年)

が良かったかは人それぞれでしょうけど、

大地震等災害が迫る中での現況は残念な

限りと憤りを感じている人は多いかも・・:

 

そんな中、たとえ1つでも人に迷惑を掛け

ない自分にとっての楽しみを味わえます

ように…。