今日は、久しぶりにイスタンブールをガイドしました。トルコ人の友達メレッキから「カナダにいる私の友達がイスタンブールを観光したいけど初めてで…同行お願いできない?」とお願いされていたので、前もってレッスンもお休みにしました。



まだ日が昇る前に家を出て、通勤ラッシュのメトロビュスとトラムをギリギリ避けることができました。



ホテルのロビーでメレッキの友達にお会いしたあとは、スルタンアフメトからベヤズットにかけてご案内しました。


スルタンアフメトモスクに入ったあと、アラスタバザールのお店も徐々にオープンし始めたので、見学がてら立ち寄りました。


お店のお兄ちゃんとすごく話が盛り上がって、チャイも5杯くらい出してくれたし、お菓子もすごい量の試食をさせてくれました(笑)


普通、こういう土産物屋の店員といえば、買ってもらうためにガンガンおしてくるし、買うまでしつこく離してくれない、というタイプが多いですが、彼は本当に良心的な接客をしてくれているのが感じ取れました。


メレッキの友達が店内をみているときは外に出て世間話したり、本当に気さくで一切悪気のない人でした。



最後に値引きの交渉をしようかと思ったら、これだけ引いとくね、と、私が交渉する前に値段を下げてくれました。



メレッキの友達も、チャイとロクムのお土産を買えて嬉しそうでした。



そのあとはヌルオスマニエモスクを見学し、グランドバザールのほうへ歩いていきました。



グランドバザールで、メレッキの友達がふと気になって立ち寄ったスカーフのお店…



ここでまぁ、''捕まって''しまったわけです(笑)




お店の人は、最初はどのスカーフがいいか選んで!と、スカーフを開いては見せて、肩にのせてこれは似合う、似合わない、と仕事をしてたのですが、しばらくすると「おれは昔は日本語が話せて今までに6人の日本人の彼女がいた」から始まり、チャイを注文してお店に持ってこさせ、仕事の手を止めて延々に話し出すわけですよ…



私も最初は、ハイハイとうなずいて聞いていたけど、自分の身の上話を20分以上ずーーーーっとしてくる店員に飽き飽きしてきて、メレッキの友達が乗らなきゃいけないバス乗り時刻も近づいて来たので、そろそろ選んで決めてもらお!とキリをつけました。



その子が選んだスカーフは、純シルクのもので、最初に店員が提示してきた価格は8,200リラ。(日本円にして4万くらい)



まだ23歳のメレッキ友達には高すぎるし、そもそも店員も高めに言っとるな、と私も思ったので、「思ってたより高いから買わないって言ってるよ」と伝えたら、さっきまで楽しそうに話していたのにいきなり顔色を変えて、


6,000リラは?


5,500リラは?


もう最終価格!2000リラ!



と、どんどん下げてくるのですが、その子にしてみれば予想外に高いお買い物になってしまい、決断できずにいました。



店員は店員で、買ってくれると思ってたオイシイおきゃくさま🇯🇵が買ってくれないので、どんどんイライラしてきました。




まだ買うとも言ってないのに、スカーフを袋に入れて渡す準備万端。さっきまでの様子と全部違って、すごい圧で「買え、買え」とおしてくる店員。




誰も袋に入れてって言ってへんやろ!と突っ込んだら、意地でも買ってもらおうと50リラずつ値段を下げて提示してくる店員。



それでも、妥協しないトルコ在住日本人(わたし)
それでも高いなぁ…この値段は23歳の子には無理やわ…そんな値段をしつこく押し付けてくるなんてかわいそうやわ!最高でも500リラって言ってるよ、この子。もう行こっか!◯◯ちゃん!ほかのところで買お!イスタンブールでの時間、ほんの数時間の乗り換えの時間を楽しむためやったのにね!!などなど言うと





わかった、550!!
もうこれ以上はこっちも利益ないし、無理。はい、これ袋。カード支払いやな?



と、店員も疲れてきて取引終了。






お店を出るなり、メレッキの友達は怯えまくっていて、ほんとに怖かったぁ……私は生粋の関東人なので、こんなの無理ですぅ…帰れないかと思った…と言っていました。





そこで、「あ、これは生粋の関西人だからここまで粘れるのか…?」とそこでふと思いました。



もしや…私も立派なオオサカのおばちゃんになったのでしょうか(笑)




まぁあれこれありましたが…
みなさん、トルコでのお買い物はぼったくられないようにくれぐれもお気をつけて。




それにしても8,200→550リラとは、10分の1以下の値段。“純シルク”かどうかさえ、いまとなっては疑わしい。







Zon.





最近はムスママのこともあり、精神的に疲れていました。病院との行き来、なにかしてあげたいけどなにもできないもどかしさ…この一週間は複雑な気持ちでいっぱいでしたが、今日久しぶりに外に出て、全然違うことを考えて話して経験して、グランドバザールの店員のことはさておき、よい気分転換になりました。