どうもです。
今回は、級位者にありがちな誤りについて指摘していきたいと思い
よく級位者にソフトを使った検討が必要かどうかといった議論があ
こんなツイートがありますね。
ノブ@将棋勢 @T_Nobu777
https://twitter.com/T_Nobu777/
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昨日のユーチューブの配信を見て、級位者のソフト検討は殆ど害し
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https://twitter.com/T_Nobu777/
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級位者にソフト検討がお勧めでは無い理由の1つが、
局面の方針を全く示してくれない事があります。
「有利だから逆転されないよう自陣のキズを消しながら」とか
「相手に有効手が無いからじっと玉を固めておく」とか
ソフトは何一つ言語化して教えてくれません。
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https://twitter.com/T_Nobu777/
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将棋ソフトで検討して有用なのは、
自力でソフトの手を言語化して説明出来るかどうかが1つの目安だ
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他にも・・・
テトリス @tetris_allround
https://twitter.com/tetris_all
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テトリスさんがノブ@将棋勢をリツイートしました
私も前から思ってまして、ソフトが示した最善手の意味は、基礎が
ソフト検討しただけで満足、結局自分で展開を考える想像力が養わ
数学の基本が分かってないのに、応用の答え見て理解したつもりに
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https://twitter.com/tetris_all
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級位者でも使い方次第では棋力向上をアシストしてくれる気はする
これまでニコ生やYouTubeの級位者のソフトの使い方は、
いつも最善手を見てなるほど!で終わる印象が強い。
感想戦を自分で考え、強い人に教えてもらい、
次の対局で実践するプロセスの方が、記憶に残る気がするんですよ
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ノブさん、テトリスさんといった強豪の方は、
級位者のソフト検討について、
このように慎重な態度を取っておられます。
確かに、なるほどといった感想を持ちますし、
私も同じ意見です。
これらの意見を補足する、科学的な概念があります。
それが、「流暢性(りゅうちょうせい)の罠」というものです。
流暢性と、その罠についての記載を下記に引用いたします。
「流暢性のワナにハマるな!技術士二次試験の論文添削が大切」
論文添削 技術士システム
http://www.gizyutushi.com/syst
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心理学者の間で「流暢性」と呼ばれる現象があります。「情報を
ですが、流暢性を体験することで脳が「この情報はもう勉強する必
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流暢性とは、「情報を適切に素早く引き出す処理能力」のことを言
そして、流暢性の罠、流暢性の錯覚とは、
流暢性を体験することで脳が
「この情報はもう勉強する必要がない」
と判断してしまうことを言います。
これを将棋ソフトでの検討に関して、当てはめると・・・
難解な局面で「検討」をポチっと。
・最善手○○○○
・次善手○○○○
「あーなるほどねぇ」
「そういうことなんだぁ」
「へぇ」
⇒この瞬間、流暢性の罠にかかっております。
ソフト検討は、「情報を適切に素早く引き出す」ことができます。
しかし、その最善手を記憶できているかとどうかは別問題なのです
更に言えば、先程の引用の通り、
ノブ@将棋勢 @T_Nobu777
https://twitter.com/T_Nobu777/
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将棋ソフトで検討して有用なのは、
自力でソフトの手を言語化して説明出来るかどうかが1つの目安だ
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というところで、そもそも最善手が示されたところで、
ソフトはその意味について、言語化して教えてくれないので、
理解できるかも怪しいわけです。
更に私の見解を述べれば、
次善手だけど手堅い手とか、無難な手とか、
逆転されづらい手とかあるわけですよね。
ソフトは一直線に勝ちに向かっていきます。
基本的に全ての可能性を読み切った上で指すので、
潜在的なリスクも承知の上で最速で攻めていきます。
人間は、リスクに対して、読みを入れることであったり、
何となくヤバそうだなといった大局観で判断を下します。
ソフトのように機械的に全てのリスクを把握することができません
なので、何となくやばそうなのでここはリスクを消しておこう。
といった手堅い手は指さないのです。
ソフトが行う一見手堅いと思われる手は、
何となくやばそうじゃなくて、
この手を指さないとやばいので、指そうということなのです。
つまり、まとめると・・・
・ソフト検討での最善手は、「流暢性の罠」にかかる恐れがあるの
・ソフトは最善手の意味を教えてくれない
・ソフトは無難な手の存在を教えてくれない
ということになります。
こういったことを考えると確かにソフト検討って使い方を工夫しな
将棋の勉強に対して害悪になってしまいそうですね。
勿論、有益な使い方も当然あります。
ただ、使用する際には、こういったリスクを知った上で使うべきで
というところでございます。