どうもぞにきです。
今日は、効率的な将棋の勉強法について述べていこうと思います。
将棋に限らず、楽器の演奏であったり、
野球の変化球の習得であったり、
様々な技術の習得にも役に立つものとなりますので、
結構有益な情報だと自負しております。
キーワードは「インターリービング練習」です。
「インターリービング練習」とは何かを説明する際に、
まず「ブロック練習」から説明していきましょう。
こちらの記事から引用いたします
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【引用】
「あらゆるスキルを効率よく身につけたいなら「インターリービング練習」を使うべし」
パレオな男 アラフォー男がアンチエイジングについて考えるブログ
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/09/blog-post_13.html
「ブロック練習」とは、ある技術を身につけるため、
それが完璧に身につくまで繰り返す方法です。
たとえばピアノの練習であれば、
ひとつのフレーズが完璧に身につくまで演奏をくり返す方法が定番でしょう。
俗に「ブロック練習」と呼ばれる方法であります。
が、新たに南フロリダ大学から出た論文によれば、
本当にスキルを身につけたいなら
「インターリービング練習」のほうが格段に効率がいいらしい。
これは、1回の練習時間のあいだに複数のスキルを一気に練習する方法。たとえば、
•英語だったら、1回の勉強で単語・文法・リスニングをすべてやる
•野球だったら、1回の練習でカーブ・フォーク・スライダーの投球連数をすべてやる
といった感じ。直感的には、ブロック練習のほうが身につきやすそうな気もしますね。
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こちらが「ブロック練習」と「インターリービング」のそれぞれの説明でございます。
そして、引用にあるように、ブロック練習のほうが、直感的に身につきそうな気がします。
しかしながら、結果は以下の通り。
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で、今回の実験では、126名の学生を半分にわけて、以下のパターンで数学を勉強してもらったんだそうな。
1.ひとつの方程式の使い方をマスターしたら次に進んでいく(ブロック練習)
2.1回の授業で、さまざまな方程式の使い方を学んでいく(インターリービング練習)
その結果は、
•授業の翌日のテストでは、インターリービング練習グループのほうが成績が25%アップ
•1ヵ月後のテストでは、インターリービング練習グループのほうが成績が76%アップ
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理由は下記通りだそうです。
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•異なる課題をまとめて学ぶことで、他の問題点への応用が効きやすくなる
•脳は単純な刺激に飽きやすいので、課題が変わることで活性化しやすくなる
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ということで、実験によれば、「ブロック練習」よりも「インターリービング練習」
の方が、圧倒的に効率がよいというふうな結果が出ているんです。
ちなみにこれを将棋に当てはめようと思った時、
これらのツイートを思い出しました。
[引用元]
木村秀利 @q53AYsmBorYaSxW
https://twitter.com/q53aysmboryasxw/status/1081167031162925064
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自分が代表なる前実際やってた事
・詰め将棋パラダイス毎月全問解答
・将棋年鑑棋譜並べ1日30局
・詰めパラ以外で簡単な実戦詰め将棋3手5手1日100問以上
・得意戦法を決めて序盤を研究
・定跡本読む
・1日に終盤次の一手問題、必至問題、10問以上解く
・自分の実戦を棋譜ノートに書き検討
これぐらい最低限必要かな
※読みやすくするため、筆者により「・」の追加および改行を織り込んでいます。
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木村さんは多様な勉強法、
まさにインターリービングな方法で勉強されておられるようですね。
次に、元アマ名人承太郎さんのツイートから。
[引用元]
元アマ名人承太郎の将棋実況 @shogikenkyu1
https://twitter.com/shogikenkyu1/status/1081723082207686656
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将棋の勉強法について。
私がタイトル取った時は棋譜並べや詰め将棋はほとんどやらず、
ひたすら24で朝から晩まで指しては振り返るを繰り返してました。
大切なのは自分に合った持続可能な勉強法を見つけることじゃないですかね。
今だとソフトやyoutuberの動画見るとか勉強法も多様化してますので。
※読みやすくするため、筆者により改行を織り込んでいます。
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承太郎さんに関しては、
将棋倶楽部24での対局をメインにずっとされていたということ。
一見ブロックに見えますけれども、「振り返る」というのが大事だったのかもしれないですね。
振り返りには、いろいろあって、今ではソフト検討がありますね。
当時も定跡書を読むとか、様々な振り返り方があり、
そこにインターリービングが用いられていたのではないかと推測いたします。
なお、ソフトやYouTuberの動画を見るといったこともおすすめされておられますので、
まさにインターリービングな勉強を進めておられる様に読むこともできます。
なので、例えばですけれども、
まとまった時間が取れた際には、
詰将棋
↓
棋譜並べ
↓
対局
↓
感想戦
みたいなことができたら一番良いのかもしれないですね。
私自身、検討もせずにずっと対局ばかりしたりすることが多々ありますので、
ちょっと悔い改めてインターリービングな勉強法を
今後は意識していきたいと思っております。