最近日本銀行による日本株式への資金流入、国債の買い付け、そして海外証券会社の相次ぐ日本株式市場からの撤退というニュースを聞きますが、これはつまり市場原理から離れた投資環境になっているのでは、と思うところがあります。
●日銀の金融緩和政策
https://www.boj.or.jp/mopo/outline/qqe.htm/
●日本の株式市場に残ったブラックロック社の日本株式への評価
http://www.mag2.com/p/money/9982
さて、現在の国債に対するGDP比率や海外投資家(or投資機関)が(2015年以前と比べてですが)いない環境がいつの時代に相当するのかと考えたときに第二次世界大戦中の日本の経済状況が参考になるのかな?と個人的に感じたので、これから詳しく比較していきたいと思います。
※あくまでも個人的見解に基づくもので必ずしも経済の流れがこのようになるという断定に基づいたものではございませんし、投資の絶対的根拠ともなりえないものです。その点につきましてはご理解ご了承お願いいたします。
1、 国債とGDP比率
1945年:260%
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E5%82%B5
2016年:約230%
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/007.htm
2、 株式指数の推移
戦時中に関して
http://www.capital-tribune.com/archives/887
意外ですが、ミッドウェー海戦でボロボロに負けたにも関わらず株価指数は上昇しています。参考URLにもあります通り報道管制が敷かれていたことも影響していますが、面白いのは国民に適切な情報が入っていないにも関わらず、株価指数は日本の戦争状況にマイナスとなる出来事があったときには下がっている点です。情報が漏れていたのか、何かしら感じ取ることがあったのか・・・?真相はわかりません。
そもそも当時の日本国民にとっては第一次世界大戦中に好景気に沸いたことで単純な戦争のニュース(第二次世界大戦勃発時、真珠湾攻撃時)はポジティブな反応をしています。一度あることは二度あると思い、勝負に出るという典型ですね。
●第一次世界大戦時の日本の景気(大戦景気)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%88%A6%E6%99%AF%E6%B0%97_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)
さて、結局日本は戦争に負けて多額の国債と焦土と化した国土の復興、さらには賠償金という三重苦に陥ったわけですが、それについてはハイパーインフレによってこれまでの国債と紙幣を実質的な紙切れにしてしまってしのいでいます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3#.E6.95.97.E6.88.A6.E7.9B.B4.E5.BE.8C.E3.81.AE.E3.82.A4.E3.83.B3.E3.83.95.E3.83.AC.E3.83.BC.E3.82.B7.E3.83.A7.E3.83.B3.EF.BC.88.E6.88.A6.E5.BE.8C.E3.82.A4.E3.83.B3.E3.83.95.E3.83.AC.EF.BC.89
国民にとっては信じて買った戦時国債と貯金が二束三文になってしまったことで、更に苦しい状態になったと想像してますが・・・(以前ブログで書いた本多静六氏もこの時海外資産の凍結などで損失を出しています)。
まぁ、今の日本は戦争してないし、国債だけが戦時中の基準に近いだけではないかと言われると思いますが、去年散々ギリシャ危機と報道されたギリシャでも190%(2015年時点)と日本より低いので楽観視するのはいかがなものかと思います(厳密には日銀が国債を買い取っているのだからその分はノーカンじゃね?とか言われそうですが、実質禁止されているマネタイゼーションと同じ原理なので破綻やハイパーインフレ以前の抜本的な問題です。あえて触れませんが)
以上、もしかしたら違う見解もあるかもしれませんが、様々なコラムで日本経済を憂いているところがあるため、私なりの考えを元に日本経済のこれからの予想となる手がかりを探した次第です。
最後までお読みいただきありがとうございました。