≪ZonDir Proteusion Part63≫Alibaba社がブロックチェーン技術に注目

Alibaba.com は、1999年に卸売業向けの世界的な大手トレーニング・プラットフォームとして発足しました。同社は現在、世界で190ヵ国以上のバイヤーと提携しています。

近年、Alibabaはブロックチェーン技術に多額の投資をしており、多くのプロジェクトを通じてブロックチェーンへの関心を示しています。

1.医療関連の技術と連携するブロックチェーン

● Alibabaは、中国の医療分野へブロックチェーン技術を導入する先進企業になろうとしています。

彼らは中国の医療分野にブロックチェーン技術を適用するリーダーを目指しています。

アリババは中国の市政府と提携し、ブロックチェーンを通じて医療データを保護し、管理しています。

● アリババの医療分野との連携先グループ会社であるAlibaba Health Information Technology Ltd.社は、中国江蘇省の常州でブロックチェーン技術の医療応用を試行しようとしています。

このシステムは、医師に患者の診療記録と同様に、より効率的な健康診断情報も提供します。

● Ali Healthの発表によると、ブロックチェーン技術を採用する利点は以下の3つです。

- 認可された医師は、患者の医療記録や診断情報などに関する付随情報もすぐに知ることができ、基本検査を繰り返すことなく、より迅速かつ安価に治療を行うことができるのです。

- このプロジェクトは、医療業界で長い間悩まされている情報サイロ（情報共有などが欠けていること）とデータセキュリティに関連する問題を解決することが期待されます。

- 安価で安全性の高いブロックチェーン技術において、中でも注目すべきはブロックチェーンが既存の医療システムと互換性があることです。

● Ali Healthがプロジェクトのため、いくつかの「データセキュリティネットワーク」を導入します。

ネットワークには、アルゴリズムを用いて、極秘医療データが暗号化され、保存および転送されることになり、操作権限を持つ人のみが利用できます。

2. Alibabaの関連企業による慈善事業と連携するブロックチェーン

● Alibabaの関連企業Ant Financial(世界最大のモバイル決済企業Alipayを運営)は、ブロックチェーン技術を慈善事業に導入しようとしています。

● このプロジェクトは、昨年夏に創業した「Ant Love」という Ant Financialの慈善事業団体によって主導されます。

同時に、「慈善事業をより透明性の高いものにする」ために、ブロックチェーン技術を採用したそうです。

● Ant Loveのプラットフォームは、資金援助者の記録、慈善事業およびその他の関連情報をより開示しやすいように設計されています。

● South China Morning Postによると、Ant Financialはプラットフォームの利用により、多くの企業、特に寄付金提供者、慈善事業、メディア団体の誘致を計画しています。

3.「スマートシティ」プロジェクトと連携するブロックチェーン

● Ant Financial Service Groupの副社長兼Alibaba Group Holding Limitedの共同創業者であるPeng Yijie氏は、 Xiong'an 市 (雄安新区: 河北省の経済特区)を「スマートシティ」にするプロジェクトの構想を提案しました。

● 因みに、「スマートシティ」プロジェクトとは、IT技術と人工知能（AI）を中枢とした未来の都市(スマートシティ)を構築する計画です。

国際的なインターネットモデル都市建設とデジタルで、セキュリティ性が高く、信用性のあるスマートな物流中枢システムの確立を目指しています。

また、コミュニティサービス、行政事務、ビジネス分野でブロックチェーンの導入も期待されるそうです。

結論

Alibabaの大胆な計画を打ち出し、ブロックチェーンはIoT時代に突破口を見出す力を再び実証しています。

我社Wrapious Ltdも、この最先端技術の開発と研究を担う企業であり、ブロックチェーンによる新世代型SNS、Wrappyアプリケーションを提供することによって、ユーザーにより多くの恩恵をもたらすことを願っています。

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