4. 世界初のロボットホテル「変なホテル」
想像してみてください、しゃべる恐竜がホテルのフロント業務を担当していて、あなたの部屋には人形サイズのアシスタントがいるところを。
これらのことは全部長崎にある「変なホテル」で現実となっています。
いったんホテルに入ると、ゲストはフロントデスクにいる3体のロボットから挨拶を受けます。
1体目は小さなロボット、2体目は日本人女性に似せてつくられた人型ロボット、そして3体目は恐竜の姿をしたロボットです。彼らは皆友好的で効率的に仕事をします。
チェックイン後、「ポーターロボット」がゲストの荷物を部屋まで運ぶのを手伝ってくれます。
「変なホテル」では、ルームドアに顔認識機能が搭載されておりルームキーなしで宿泊することが可能です。
また、インフォメーションロボットはゲストが観光プランを立てる手伝いをしてくれたり、おすすめのレストランを教えてくれたりもします。
「クロークロボット」はゲストの所持品を預かってくれます。「チュリーロボ」はそれぞれの部屋に置かれてあり、ゲストが「照明を消してほしい」あるいは「現在の天気をおしえてほしい」とリクエストすれば応えてくれます。
将来的にはホテルサービスの90%がロボットによる稼働となる予定です。緊急時の懸念を口にする人もいますが、ホテルは24時間体制で人間のスタッフを常駐させるということでゲストに安心感を与えました。
5.人工知能がSNSに搭載されたら何ができるか
SNSでは色々な国の人々と交流することができる反面、母国語以外の言語で書かれたメッセージを受け取った場合には翻訳する手間がかかります。
人工知能をアプリ内に搭載すればメッセージの自動翻訳だけでなく、さらに技術が進歩すれば音声自動翻訳機能さえ搭載することができるかもしれません。
あなたの趣味・嗜好がデータ化され、人工知能がそれを習得・分析してあなたにお勧めのレストランや本を教えてくれるようになるかもしれません。
6.人工知能と人間が共存していくには?
人口知能は今後もますます企業や家庭で導入されていくでしょう。
高齢化が進む日本では、一人暮らしのお年寄りも多く、もしも彼らの代わりに家事をこなしてくれるAIロボットが1台いれば、彼らの暮らしの負担も格段に減ることが予想されます。
また、AIロボットは時に話し相手となって彼らの孤独を癒してくれるでしょう。
★人口知能の台頭により、あと10-20年で無くなると考えられる職業
レジ係、保険業者、銀行窓口係、レストラン案内係、スポーツの審判員、データ入力作業員など
参考: http://www.worksight.jp/issues/609.html
このように、10~20年後には人工知能活用で無くなると考えられている職業が多数存在しています。
現在これらの職業に従事している人々はどうなるのでしょうか?政府は人工知能の最適な活用法を考えるとともに、新たな雇用創出に向けて動き出す必要があるでしょう。
全ての職業がAIに取って代わられるという心配はありません。
人間にしかできないこと、またはAIを活用することで改善できることをきちんと把握した上で、両者が共存していけるような世の中が訪れることを願っています。
参考Webサイト(Reference)
http://www.abc.net.au/news/2015-08-19/japanese-hotel-run-by-robots/6706822