27歳、社内で失神。
あのとき、終わったと思った。
 

逆だった。
はじまりだった。 

 


新卒同然で拾ってもらった、憧れの化粧品会社。


24歳の私は、希望に満ち溢れていた。


配属先はPLAZAやLOFTに並ぶ人気ブランド。


通販の企画運営を任され、毎日P&G流の企画書を書きまくる日々。


お客様の心を想像して、言葉を紡ぐ。
それは私にとって、最高にカラフルで楽しい時間だった。


でも、幸せな時間は長くは続かなかった。 

 


上司の突然の休職。
ブランド改革の失敗と、下降していく売上。


カオスな状況の中、

残された私が「ブランドマネージャー代理」になった。


あらゆる矢面に立つことになる。


店舗や通販の企画運営、新商品開発、

年間の売上目標作成、、、、やることは山ほどあった。


鏡を見れば、ストレスで顔全体が真っ赤に腫れ上がっていた。


「私がなんとかしなきゃ」
「一人でやり遂げなきゃ」


責任感という名の呪いに縛られ、心も体も、もうボロボロだった。


ある日、社長とのミーティングが終わり、立ち上がった瞬間。


ーー視界が、消えた。 

 

 


数秒後、意識が戻ると、

同僚たちが心配そうに私を覗き込んでいた。


人生で唯一の、失神。


社内のソファで横になり、天井を見つめながら
「あぁ、私はもうダメだ」
はっきりと、自分の中で終了の鐘が鳴った。


結婚式を1ヶ月後に控えていたこともあり、

3年勤めた会社を去る決意をした。


でも、あの日「パタン」と倒れて強制終了したからこそ、舵を切れた。


あの失神は、私の体が「その道じゃないよ」と
全力で止めてくれた、命のサインだったんだと思う。


その反動で、私は
「植物染め」と「デザイン」の世界へ振り切った。


どちらも素人からのスタート。


それでも、植物染めは百貨店へ出店するまでになり、
デザイナー講座には200名様以上が集まってくれるようになった。


あの日の「終わり」は、
私が私らしく生きるための「はじまり」だった。 

 

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