選挙です。
ちゃんと投票行きましたか?
行かないとダメですよ?
権利を放棄するって事は、好き勝手にやって良いって言ってるのと同じになっちゃうんですからね。
・・・な~んて事を言い出す奴が毎回ワラワラ出て来る選挙当日です。
死んでまえ!クソ阿呆ども!!
と言わせて頂きましょうね、とりあえず。
しっかしホントに選挙になると、毎度毎度あちらからもこちらからも 「選挙に行かないとダメ!」 っていうコメントが溢れ返ってる。
なんですかね、何がダメなんですかね。
別に行かない選択をしたって良いはずですよね、罪になる訳じゃなし。
いや、解りますよ? 選挙権を行使してこそ民主主義が成り立つって理屈はね。
で、どうなんすか? 我々国民の声というのは、もれなくきちんと反映されてるんすか?
・・・されてねぇだろ、ちっとも。
っていうね。
「だから行かなくて良い」 なんて幼稚な理屈は申しませんよ、バカじゃないんで。
本来、投票にはちゃんと行くべきです。
そして信用出来る人物を当選させ、国政を任せるべきです。
それが本来の目的であり、民主主義のあり方というもの。
そうなんですよ、「本来は」 なんですよ、それはあくまでも。
つまり、政治家が真っ当に仕事をし、政治そのものが真っ当に機能するのであれば、それは揺ぎ無く正しい民主主義であり、その選挙の権利を放棄する事は、自らの意思や意見をも放棄するという形になってしまう訳です。
ところが、実際の政治家や政治はどうなんですか?・・・と。
ロクに仕事しないで与党の揚げ足取りばっかりしてる税金泥棒の政治家どもと、政権にあぐらをかいて金勘定ばっかりしてる政治家ども。
そんな連中に任せた政治がまともに機能するはずもなく、そこらのアホでも解決出来る様な問題すら片付けようとはせず、増える事があっても決して減る事のない 『税金』 という金の成る木を育ててやがる。
悪いけど、俺はそんな奴らに対して 「死ね」 としか言い様が無い。
話は戻るけど、選挙の度に必ず 「投票に行きましょう!」 という声があちこちから上がる。
無論、それだけなら何の問題も無いけど、それだけで済まないのが大半だから眉をしかめるしかない。
選挙に行かない奴はバカだ、無責任だ、政治に口出しする資格が無い・・・なんて事を声高に主張する愚か者がわんさと出て来るけど、「お前らは一体何様のつもりなんだ?」 って話だ。
「投票に行きましょう!」 というのは解る。
「国民の声を反映させた政治をさせましょう」 という至極当然の意図だから。
しかし、「投票に行かない様な奴は・・・」 と続けるのであれば、それは意図が違ってきてしまう。
要するに、投票に行かない人を攻撃したいだけの事だろう。
かつての魔女狩りの様に、現代におけるネット袋叩きの様に、投票に行かない人を 『=悪』 という安直な発想で弄り殺しにしたいんだろう。
言っておくが、そういった発想は下衆と判断されるものだ。
極めて下劣で愚かな発想だ。
無論、政治をナメていたり、本当に無関心で放棄してる輩も多いだろうが、投票しない人全てがそういう人達ではない。
であるならば、一緒くたに叩いてしまって良い訳がない。
一緒くたにするのであれば、それこそホントに魔女狩りでしかない行為だ。
そもそも、選挙によって政治家を決め、国家の方向性を決めるというのは、民主主義だからこそのルールのはず。
ならば、国民一人一人の判断というのが何より重視されるべき制度だろう。
善か悪か、右か左か、そんな踏み込んだ事以前に、我々一人一人の判断を以って票を集めるという事にこそ、民主主義というものの意義があるはずだ。
だとすれば、良いか悪いかなんていう感情論は抜きにして、「票を投じない」 という判断も選択肢として充分に認めるべき事のはずである。
それこそが民主主義における 『正義』 というものなんじゃないだろうか。
投票に行かない人もそれぞれの事情や考えがある。
それは候補者に票を投じる事と何が違うと言うのだろうか。
無論、票を投じなければ反映もされないが、投票率という形で一応の結果も出る。
白紙を投じて無効票を主張とする人達も居るが、それは政治自体に反映されない票だから、選挙の本来の目的としては結果的に無いに等しい。
であれば、そもそも投票しなくても結果自体に違いはないはずで、投票所へ行ったという事実だけで意思を認めるというのもおかしな話になってくる。
無効票であれ、投票自体の放棄であれ、候補者の一票に繋がらないならどちらもノーカウントだ。
結局、あえて無効票を投じる事も、投票自体をしない事も、そして誰かに票を投じる事も、全て同じく個々の判断による行動な訳だ。
誰かを叩く必然性なんてそこには最初から皆無。
むしろ、それで誰かを叩こうなんて頭のおかしい輩は、願わくば選挙権を取り上げて欲しいもんだ。
選挙を前にして、TVでは恒例の池上彰の特番がこないだ放映されていた。
他に観るものも無いんで垂れ流し状態にしてたんだが、例の如く、池上さんは素人ウケする解説が上手かった。
で、まぁ、それは別に良いんだが、番組のラスト、締め括りコメントは、池上さんの言い分がどうにも引っ掛かった。
「若者の投票率が低い。 老人や年輩の人達ばかりが票を投じてます。 すると、政治家は票を集められる年輩や老人を優遇する政治をするので、若者にとっては不利になってしまいます。 ですので、若い方ほど投票に行き、若者達にも優遇される政治にしましょう。」
といった感じのコメントでした。
どうですかね、この言い分に違和感を覚えませんかね。
俺は即反論しましたけどね、TVの池上さんに向かってw
いや、池上さんの言い分は正しいんですよ、正論なんです。
確かに仰る通りなんです。
でも、締めのコメントとして相応しいと俺は全く思えなかったし、物凄い違和感でしたよ。
なにがって、池上さんの言ってる事は極めて現実的だけども、そこに 『本来の政治のあり方』 というのが感じられなかったから。
リアリストというスタンスは解るんだけど、「本来はそれ間違ってるよね?」 ってツッコミを入れずにいられないんですよ。
つまり、「政治家は人気取りの為に票が取れる層を優遇する」 って現実を言ってるけど、それって政治家としてダメですよね? 違う?
国民の代表であり、代弁者である政治家というのは、票が取れる取れないに関わらず、老若男女、全ての国民を優遇する政治をしなければならない・・・と思うんですがね。
そりゃ理想論だと笑い飛ばされるかも知れないけども、連中は歌手やタレントと違う、政治家なんです。
政治家は国家の為、全ての国民の為に全力を注ぐ義務がある。
その対価として高い給料や活動費を税金から貰える職業ですよね。
だったら、票の多い少ないでどこを優遇しようなんて考える事すらありえない話でしょ。
いや、現実にそういう政治家しか居ませんよ。
真っ当な政治家なんて一人として居ないでしょうよ。
でも、池上さん辺りは、あるべき政治家の姿というのをね、そこでハッキリと言ってくれないとでしょ。
何をリアリスト全開で言っちゃってるんだ、あんたは・・・と。
話は前後してしまうけども、そういった現実があるからこそ、政治に不信感を持ち、政治家を信用せず、選挙にも行かないって人は少なくないと思うんですよ、今時。
それから、前述した様な、投票に行ったかどうかで他人を攻撃しようとする輩ね。
そういう輩と同じレベルのバカだと思われたくないから行かないって人も居るだろうし、単純に日本の政治家どもに絶望してる人達だって多いでしょうよ。
そんなこんなを含めて、俯瞰(ふかん)で日本の政治というのを見た時、果たして投票に行かない事を誰が責められるんだ?・・・と俺は思うし、俺自身も全く動く気になれませんよ。
むしろ、政治の事とか日本の事とか、ロクに考えてない人の方が投票にはしっかり行ってる気がするんだよね、どうも。
その現実の方が、投票に行かない事よりよっぽど恐ろしいなと思う訳ですよ。
まぁ、いずれにしても、投票はただの投票に過ぎません。
それで選ばれた政治家は、投票率が低かろうが、若者の支持が無かろうが、投票に行かない奴がどれだけ居ようが、無効票がどれだけあろうが、そんなの知ったこっちゃないでしょう。
だから、政治を語るなんてホントはバカげてるんです。
仮に投票率が驚くほど上がったとしても、既に政治というのは我々国民の手には無いんじゃないでしょうかね。
俺は国家規模の詐欺師軍団に国民が操られてる光景にしか見えないんですよ、実際。
それでもね、人はそれぞれ、自分が正しいと思う言動をその都度こなす事しか出来ない訳だから、選挙でも何でも、自分の判断で決めてくしかないでしょうな。