世間はゴールデンウィークに入ったみたいですが、あんびさんは一足先に旅に出てました。
やっと疲れは取れて来たけど、まだ眠気が凄いのは残った疲れか、単なる春眠暁をアレなのか。
さて、今回は写真が多いんで、2回ぐらいに分けないと記事的に辛いっすな。
多分どっかで分けます。
構成どうしようとか全く考えずに書いてます、ハイ。
え~、まず、今回の旅はというと、40年近く生きて来て初の家族旅行です。
家族旅行って響きがもう俺的に胡散臭いというか、我が家に関しては無縁なもんだと認識してたもんで、妙な感じは計画を聞いた段階からずっとありました。
ってか、俺の性分ってのも大いにあるんだけど、計画が持ち上がってからのこのひと月ほど、ずーーーっと落ち着かず。
要らん事考えるし、内容どうのじゃなくストレスな訳で・・・内容は内容で有り得ないと思ってた家族旅行だしさ。
まぁ、そもそも今回は単なる家族旅行じゃなくてですね、親父の誕生日も兼ねた上で、今後の話というか、相続に関する細かい話なんかをする家族会議ってのがメインにありまして、少なくとも俺は旅行気分で出掛けた訳じゃないんですな。
楽しもうとか微塵も考えず、面倒臭いけど仕方無いってだけの事。
ここひと月ほどの更新意欲の無さは、この事が一番の原因です、ハィ。
って事なんで、当初は親父と直接の血縁がある俺と姉貴らだけの親子旅行だったんだけど、何故か上の姉貴の子供らも全員来るって話になって、随分と本筋からはズレた旅になりました。
まぁ、それは結果オーライだった気がするから良いんだけどね。
え~、旅のメンバーをザックリ説明しといた方が良いかね、一応。
まずはメインである親父。
元自衛官で、俺が10歳の頃に母親の浮気が原因で離婚して、その後は独り身。
悪性腫瘍で胃を全摘して以後、後遺症なんかもありつつ仕事を続けてた仕事人間。
数年前に退職して、今は独断で買った古いマンションに実質一人暮らし中。
もう78歳になるって事で身体は大分衰えてるけど、俺よりアクティブで元気は良い。
頑固でワンマンで短気でお調子者のスケベ。
次に旅行の発起人でもある上の姉貴。(姉A)
ガキの頃から気が強くて我が強い。
思考の軸があくまで自分だから、他人の意見は聞いたとしても受け入れる気がそもそも無ければ否定する前提。
自分が正しいってスタンスは親父に似てるんだけど、若い頃に結婚した事もあってそれほど世間は知らないから、親父よりも柔軟性に乏しい。
いわゆる仕切り屋タイプだけど、根拠がある訳じゃないから抜け目だらけ。
理論派なのに感情的っていう面倒な奴で、打算的で薄情な価値観が目立つ。
ちなみに、旦那さんは独立して起業した矢先に急逝。
以後は女手一つで子供らを育てた。
次に同居してる下の姉貴。(姉B)
基本的に雑な性分で単細胞。
極度の面倒臭がりだけど、目的や目標さえあれば動く。
気が強くて自己中なのは姉Aと同じだけど、性格的には親父寄りだから情はある。
まともに会社勤めなんかもしてた過去はあるけど、そもそも考えたりするのが嫌いだし、頭が良い訳でもないんで、世間知らず感は姉Aとさほど変わらず。
愛想は良い方だけど、家族一の感情主義人間だから、気分次第で態度が極端に変わる。
面倒見の良さはお節介にも通ずる部分で良し悪しだけど、良く思われたいって保身が原動力なのは垣間見えるんで、芯から善人って訳でもない。
とまぁ、俺の家族の3人は大体こんな感じ。
姉Aの子供らは、長男である甥っ子と、長女の姪っ子A、一番下の姪っ子Bという3人。
甥っ子は28ぐらい、姪っ子Aは2つぐらい下、姪っ子Bは更に2つぐらい下。
上の二人は社会人で、一番下は大学生かな、多分。
という訳で、今回の旅の目的はあくまで相続に関する家族会議。
夜に俺ら親子だけで話し合うって事で、房総方面への一泊旅行でした。

Aが出発点である我が家の場所。
そこから親父のマンションに行き、親父のワンボックスに乗り換えて、上の姉貴の住む八千代方面(地図上B)へ出発。
出発は大体7時半頃で、B地点到着は9時半頃。
予定より少し早めに着いたもんで、上の姉貴ら家族はまだ準備が出来ておらず、駐車場で30分ぐらい待機。
恐らくは10時頃に出発だったはず。
ちなみに、目的地の宿は地図上でCの場所。
距離感を解り易くする為に東京と横浜の駅位置を付け足したから、なんとなく遠いのは解るよね。
そうなんですよ、同じ県内でも房総の方ってめっちゃ遠いんですよ。
川崎辺りの人がアクアラインで行った方が、俺らより恐らく近いと思う。
で、高速に乗って木更津を抜け、ズンズンと大自然しか溢れてないエリアへw
途中、どうやって生活してんだか謎すぎる山間の家々とか眺めつつ、館山に入った辺りで昼食。
鮮魚なんちゃらって広い食堂で、観光バスの客なんかが食事する店だった様子。

俺が食ったのはこれ。
こないだから天ぷら食いたかったもんで、ほぼ迷わずこの穴子天丼に決定。
さすがに素材が良いから美味かった。
手前の小皿のは、単品で頼んだ鰹のユッケ。
時期的にマグロより鰹だろうなと。

これは姪っ子Aが頼んだマグロの頬肉の炙りが乗ったやつ。
炙りがあと2枚は乗ってないと寂しいな、個人的に。

こちらは姪っ子Bが頼んだなめろう丼。
ホントは限定メニューのを食いたかったらしいんだけど、品切れって事でかなり迷って決めてた。
まぁ、なめろうは房総の郷土料理なんで、ある意味正解。
丼にするのは個人的にイマイチだと思うけどね。
初なめろうだった姪っ子B、食べ方から教えてやりました・・・「とにかく混ぜろ」 と。
食後、併設されたお土産品の建物を少し見て回り、何故か大量に売られてた 『表彰状を入れる筒』 に眉をしかめつつ、俺は茹でピーナッツの小袋だけ買って車へ。
田舎って、たまに予想外の物を当たり前みたいに並べて売ってたりするからおもろいよね。
そういうの見つけると、咄嗟に 「なんでや」 って小声で突っ込んでしまう俺。
さて、車中から何度も仕事の電話で 「静かにしてよ!」 なんて勝手な事を連発してた姉A、ここでも仕事の電話でみんなを待たせる。
まぁ、まとめて話してくれりゃ後はうるさくねぇだろって事で、みんな大人しく待ってましたよ。
で、その電話が終わってから出発。
南房総はとにかく緑溢れすぎな土地なので、山並みと水平線は目を逸らしても見えちゃいます。
一応はベッドタウンな土地に暮らしてたりするから、自然豊かな景色はとても新鮮だけど、どんだけ車が進んでも似た様な景色だけに、感動するのは初日だけですw
ただ海が見えただけで 「海だ!」 みたいなテンションになるんだけどね、最初はw
でも、さすがに最南端まで行くと同じ海でも水の透明度が全然違うんで、ドブの延長みたいな東京湾辺りの海しか知らない俺なんかは、純粋に 「海ってホントは綺麗なんだよな」 と思ったりしちゃうんですね。

車は国道257号線から410号線に移る房総フラワーラインを走り、宿泊先(地図上4)の辺りまで到着。
チェックインの時間までまだ少しあるって事で、フラワーラインをそのまま進み、少し先にある白浜フラワーパーク(地図上1)の駐車場に停車。
道路はフラワーパークを見下ろす形だからなんとなく施設の概要は見えてて、特に入りたくなる雰囲気は感じられなかった。
なんか、花は沢山見えてたけど、わざわざ育てた花を見る為に入ろうとは思えないよね。
道路走ってるだけで花なんて結構あちこちに咲いてたし、それも綺麗に咲いてるのばっかだから、わざわざ金出してまで・・・とはね。

パーク入り口前からの景色。
奥に見える水平線が新鮮だった。
中には誰も入ろうって言い出さなかったけど、入り口前の売店に菜の花ソフトってのがあるよって教えたら、姪っ子らが買って食ってた。
「味は?」 って訊いたら、「・・・微妙? 菜の花の味がまず解んないし。」 と、もっともな答えを返してよこした。
売店のおばちゃんによると菜の花エキス入りらしいけど、何を以ってエキスなのか、どれぐらい入ってるのかが謎だけに、ほとんど言ったもん勝ちだなと。
まぁ、それでもしっかり買ってくれる姪っ子みたいな客が居る訳だから、商売なんてのはわりとデタラメでも成り立ったりする訳だ・・・観光地は特に。

俺が妙に気になったのは、駐車場から見えたこの光景。
ちょっと解り辛いけど、岩の上には鳥居が立ってて、その左下には入り口っぽい穴らしきのも見えるから、岩屋になってるのかも。
立て看板に説明書きがあったみたいだけど、結局は近くまで行かなかった。
恐らくは郷土史的に何か謂れのある物なんだろうけど、帰って来てから検索しても一切ヒットしなかったんでちょっと後悔。
単に海神祀ってどうのって感じじゃないんだよねぇ、佇まいが。
めっさ気になる。
さて、結局はソフトクリームを買っただけで再び移動。
道沿いに更に進み、地図上3の白浜運動公園付近で停車。
無料の駐車場が道沿いすぐにあったし、浜があって海を眺めるには良さげって事で。

とりあえずそれっぽい風景を一枚って感じで。
構図悪くないけど面白くもないよねw

俺と甥っ子だけ浜に下りて、しばし散策。
砂紋が綺麗に出てたんで一枚。
きっと夏場だったら人の出入り多くて砂紋なんか見られないんだろうね。

更に海の方に下りてって一枚。
ザッツ海。
東映のテロップ出そうなぐらいの海な風景でしたw
夏の海は暑くて潮風ベタベタで好きじゃないけど、春の海は暑すぎず寒すぎずで気持ち良かったな~。
まぁ、基本的に水恐怖症なんで海より山派だけど。
さて、それからまた海沿いに進み、千葉最南端って事でも有名な野島埼灯台に到着。
で、有名スポットではあるんだけど、宿の時間なんかもあるって事で、特に観光はせず。
手前の船着場で写真だけ撮りました。

水平線の波がキラキラしてて綺麗でね、なるほど海も悪くないなと。

午後の陽射しが良い感じにキラキラ感を演出してんだよね、これ。
午前中の陽射しだと強すぎてハレーションっぽくなってたろうし。
これまた、ザッツ海! な光景でした。
野島埼から折り返して数分、地図上2の辺りで一旦停車。
なんでも、お義兄さんの生前、姉A一家で毎年訪れてたという小さな宿をたまたま見つけたという事で、挨拶はしないまでも少し寄り道。
すぐ隣が小さな港(船着場)になってて、5、6隻の漁船があった。
右手には船の道具を置いてる物置みたいな建屋が2軒ほど並んでて、いわゆる典型的な漁村の風景。
雰囲気的に猫が居るんじゃないかと思って見回してたけど全然居らず、残念がってた矢先に姪っ子の 「あ!猫!」 の声。
一気に浮き足立ったのは言うまでもありませんw

確かに猫。
待ちに待ってた漁村猫(そんな言葉ないと思うけどw)ですよ。

新鮮な魚ばっか食ってんだろな~って感じの太り方。
味と貫禄のある雰囲気。
愛想の無さ。
どれを取っても俺が求めてた漁村猫そのもの!(意味不明w)

姪っ子が近付いたら物陰に隠れちゃったけど、帰り際に座ってるトコを車中から撮らせてくれました。
良い感じに脂乗ってるよね、ホントにw
ふわふわしててめっちゃ触りたくなる子でした。
・・・と、こんなところで前半は終わりにしときますかね。
後半は宿に着いてから帰路までの話です。