ブログネタ:つらかったバイトの思い出 参加中超久々のブログネタだな、うん。
え~、辛かったバイトの思い出ね。
辛かったって言っても、仕事自体が辛かったのか、人間関係なんかが辛かったのかで全然違うと思うんだけども、俺の場合はもっぱら後者。
とにかく俺の人生は外からの理不尽なストレスが絶えない人生なもんで、バイトなんかに関してもそういった事が多かったんですな。
人生初のバイトは、16歳の頃に始めたセルフサービス形式の喫茶店の店員。
これは当時、姉貴が付き合ってた彼氏の親父さんってのが経営してた店で、要するにコネで始めたバイト。
場所は船橋のららぽーと。
なんせ人生初のバイトなんで学ぶ事は多かったけど、そもそも俺はガキの頃から家事なんて当たり前にやってたもんで、仕事自体は特に辛いなんて思わなくて、むしろ通勤に一時間前後かかる事の方が大変に感じてた気がする。
まぁ、当時は六本木のデザインスクールにも通ってたもんで、船橋行ったり六本木行ったりって移動の方が際立って面倒に感じてたんですな。
セルフ形式の喫茶店なんで、基本的にはレジ打ちと洗い物と簡単な調理ぐらいしかやる事は無いんだけど、場所が場所だけに土日とかの混雑時には休憩すらまともに取れないほど忙しい事もしばしば。
バイトとは言え8時間労働とかフツーにやってたもんで、高校生のバイトの子らとは全くスタンスが違うと言うか、それなりにきっちりとプロ意識持ってやってたんですよ、当時から。
ららぽーとは1号館と2号館に棟が分かれてて、喫茶店は1号館に本店、2号館に手狭な支店があったんです。
1号館の方はある程度の広さがあったし、テーブル席がメインのわりとゆったりとしたスペース。
位置はメイン口のすぐ近くだったんだけども、この1号館のメイン口ってのは駅に面してないもんで、人の出入りってのは実はかなり少ないんですな。
そんな訳で、店としての位置はそれほど良い場所じゃなかったんだけど、気軽にまともなコーヒーが飲めたり軽食が食えたりするもんで、他のテナントで働いてる人達なんかはかなり常連さんとして来てて、一般のお客さんも含めればそこそこの客入りだったんです。
で、問題は2号館にある支店・・・2号って俺らは呼んでたんだけども、2号館はそもそも若い客層をターゲットにしたテナントが多くて、ひしめき合う様に若い子向けの服屋なんかが並んでた。
そんな服屋が密集したド真ん中に2号店はあったんです。
2号店の敷地は1号店の半分あるかどうかって感じで、当然ながら客席も厨房もそれだけ狭い。
敷地の中央に手狭すぎるほどの厨房があって、それを取り囲む様に客席が配置されてる感じ。
とにかく客席を確保する為に通路も最低限のスペースしか無くて、幅としたら40センチかそこら。
人が一人歩いてたら擦れ違うのが困難なほど狭いんですよ、とにかく。
まぁでも、基本的にはセルフサービスの店なんで、品出しをするのは厨房内で事足りるんですな。
ドリンクにしても軽食メニューのクロワッサンにしても、レジ前でオーダーを受けてその場で出すのが基本。
ほとんどマクドナルド的な感じで客を捌いてたんで、本来なら働いてる方にしてみれば狭さもさほど関係ないはずなんです。
ところが・・・この喫茶店にはランチメニューというのがありまして、その名の通りのランチタイム限定メニューなんです。
ハンバーグ、カレーライス、明太子パスタ、ミートソースパスタ・・・確かこの4種類がランチ限定で、これは通常メニューの軽食と違ってそれなりにちゃんとしたもの。
それぞれのおかずにサラダとドリンクが付いて幾らという・・・言わば普通によくあるランチセットですな。
さて、このランチセットが非常にクセモノで、1号でも2号でも同じメニューを同じ様に出してたんだけども、このランチに関してだけはセルフサービスじゃないんですよ。
ってのも、作るのにそれなりの時間が掛かるもんで、レジ前で待たせてると客の流れが止まっちゃうんですな。
そんな訳で、ランチだけは注文を受けてから手早く作って、お客さんの席まで運ぶ事になってたんです。
さぁ、そうなると問題なのは手狭な2号店ですよ。
なんせ厨房から通路から狭すぎる店内、ランチタイムとなれば一般客もテナントの従業員も一気に押し寄せて、客席はもれなく満員。
2号店は南船橋の駅と隣接してる事もあって、そもそも人の出入りが多いもんだから収拾がつかない程の大混雑になる事もしょっちゅうでした。
2号店でも1号店同様、ランチメニューは客席に運ぶ決まり。
次から次にオーダーが入るランチメニューを手早く作っても、運んでる内にまた次のオーダーが入ってる様な状態。
まさに火の車状態なんだけど、なんせ狭い厨房、歩けるスペースは幅1メートルあるかどうか。
つまり、いくら忙しいからと言っても、厨房内で動ける人数なんて3、4人と限られてるんですな。
1号店からのヘルプは呼べるけど、じゃあ厨房に入って動けるかどうかって問題がある訳ですよ。
結局、2号店は最高潮に忙しい時でも4人程度で回すしかないという状況。
この時点でもう無茶なんですよ、本来。
とっくにキャパ超えた状態なのにオーダー取ってる時点で歯車は狂うんです。
え~、その喫茶店の店長というのは、メガネを掛けた痩せ型の、ガリ勉タイプの雰囲気を持った雇われ店長。
この男、なにかと俺に対してだけは嫌がらせめいた事ばっかりする嫌な奴でした。
まぁ、あくまで仕事上だけの付き合いではあるし、相手はまがりなりにも店長ですから、こっちもそれなりに奴を立てながら仕事はしてました。
ところが、店長という奴はホントに心から腐ってるんじゃないかって程の嫌な奴でして・・・いや、そもそも客商売自体に向いてないのは明白だったんだけども、いちいちカチンとくる様な言動を日常的にするタイプだったんですな。
客商売を経験して、そこで客商売とはなんぞや?みたいな事を考えた人なら解ると思うんだけど、まず第一に気をつけるべきは、目上も目下も含めて従業員は接客するという事を前提に置かなければならないんですな。
つまり、客商売はお客を基準にすべき部分が多いという事。
客が不愉快になったり不快感を与える様な事態は極力避けるべきなんです。
これは客商売なら基本中の基本で、勤務中はどんな言動についてもこれが当てはまる訳ですよ。
だから、それが店長であったとしても、勤務中の店員に対して不愉快になる様な指摘や注意はなるべくしない様に心掛けるべきなんです。
それが必要なら、店員の勤務時間が終わった後であるとか、店が終わった後に言うべきで、そういったルールもまた基本中の基本なんですな。
んでは、俺が働いてた喫茶店の店長はどうかと言うと、その点を微塵も理解してなかった訳です。
俺を含め、他のバイトの人達も勤務中に嫌味を言われたり、とても笑顔で接客出来なくなる様な態度をされてました。
まぁ、そんな中でもダントツに嫌な思いをさせられてたのは俺ですがねw
とある2号店での混雑時・・・恐らく、土日か祝日で一番客足が多かった時の事、こんな事がありました。
例の如く、ランチメニューのオーダーが山積みになるほど入っていて、厨房内はランチ用の皿やらトレイやらでごった返し、置ける場所ならどこでも構わずランチの食器が置かれている状況。
レジ対応に一人、メニュー捌きに俺ともう一人、完成したランチを客席に運ぶのを店長がやっていて、紛れも無く店内はフル回転状態。
それでもなんとかオーダーをこなしてやってたんですが、ランチのハンバーグとカレーに使うメシが無くなったんです。
勿論、業務用のデカい炊飯器で炊いてはいるものの、2号の混雑時はそんな事がよくありました。
そうなると、比較的空いてる1号からメシだけを運んで貰って対応するんです。
その日もやっぱり1号から大量にメシだけを運んで貰い、その間にもどんどん滞ってたハンバーグとカレーを一気に捌いたんですな。
で、そんな時に俺がミスったんです。
手狭な上にもうどこにも置き場所が確保出来ない状態の厨房内、完成したランチは店長一人で運んでたってちっとも間に合わず、いよいよ次のオーダーを作る場所すら無くなる始末。
俺は完成させたカレーをトレイに乗せ、両手に1つずつそのトレイを持って客席に運ぼうとしたんですが、その時に濡れてた足元に気を取られてうっかり手を滑らせた。
当然、持ってたカレーは両方とも真っ逆さまに床に落ち、すっかり台無し。
でもまぁ、そこで悔やんでる暇も無いほど忙しかったんで、すぐさまそれを片付けてたんです。
そこに客席から戻って来た店長、俺がミスった事を見つけるや否や・・・
「あ~あ~、やってくれるよな~、まったくよ~。」
小声ならまだしも、客にも聞こえる様なフツーのトーンですよ。
しかも、忙しさ余って咄嗟に出てしまった言葉とかじゃなく、明らかに俺に対しての文句な訳です。
「すいません」 と言うのが本来なんだろうけど、俺はもう毎度毎度そういう嫌味を言われてたんでカチンときてたし、現実問題としてそんな事より滞ってるオーダーを捌く事が優先だろと思ったんで黙って片付けを済ませたんです。
ところが、そうしてる間も店長の文句は片付けてる俺の頭の上で続いてるんですな。
「せっかく米足りなくて持って来て貰ったのに、意味無いじゃねぇかよ~。」
俺は無言ですよ。
罪悪感からじゃなく、リアクションしたら言い返すだけじゃなく手が出そうなぐらい腹立ったからですよ。
まぁ、そんな文句を延々と続けるられるほど暇じゃなく、まだ次々と入るランチを運ぶんで店長も客席への往復を繰り返してたんだけど、戻るといちいちまた何か言う感じでした。
ホントにあの時ばかりは店長という奴がいかにクソ野郎か思い知りましたよ。
で、ランチの時間帯もようやく終わり、夕方近くなって休憩も取れる様な客足になった頃、唯一の社員さんが休憩に入って一服しながら店長と話してたんです。
俺は洗い場の前辺りで一息ついてたんですが、狭い厨房だけに二人の会話は聞くとはなく聞こえて来る。
別に日常的な会話だったんですよ、最初は。
ところが・・・
「あの混み方は参っちゃうよな~。・・・なのにメシごほす奴は居るしな!」
と店長。
明らかにそこだけは俺に向けて言った嫌味。
もうね、ホントに殺してやろうかと思いましたw
他人に対してあれほど明確な殺意を覚えたのはあれが最初だったかも知れないw
とにかく、そんな言動をしょっちゅうしてるのが店長という奴で、俺はその店長から目の仇にされてたもんで、いちいち理不尽なストレスを食らってました。
辛かったバイトの思い出という事で言えば、それが代表的かなと。
まぁ、他にもその喫茶店では色々とあったし、他のバイト先でも当然の様にあったけども、常に正しいこっちがバカを見るパターンですな。
社会に出る前から解ってはいたものの、正直者がバカを見るのがこの世の中だと痛感したのは、仕事絡みが一番多かったかも知れませんな。
ちなみに、その喫茶店の店長が俺にばっかりキツく当たってたのは、バイトを始める段階で姉貴からウチの家庭事情を聞いていて、厳しく仕込んで俺の事を一人前にしてやろう的な考えがあったから臭いです。
全く以って大迷惑で的外れで勝手過ぎる思い込みの末、俺は無駄に苦しめられた・・・と。
身の程を知らない奴はタチが悪いですな、ホントに。
テメェなんぞに俺の事は何一つ解りっこねぇだろ!って話です。
そんな奴らがワラワラと平然と群れてるこの世の中、俺にとっては敵だらけって事ですよ。
中指立ててなきゃ生きて行けやしない。