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- 組詩「毒花」第一章 ~毒花の憂鬱~ -
とあるアーチストの歌詞からヒントを得て、章仕立てで構成してみた変化球的な三連詩。
果たしてこれがポエムと呼べるかどうかって部分では解らないけども、試みとしては面白かった。
この第一章は、客観視点での毒花の心理。
言わば説明とネタ振りなんだけど、続く事を前提にしてるからひたすらにダーク。
- 組詩「毒花」第二章 ~旅人の愁い~ -
旅人を登場人物に、別視点からの毒花の様子。
時間軸は第一章とほぼ同期してる。
これまたダークに終わるけども、この章が理解出来るかどうかがキモだったりもする。
- 組詩「毒花」第三章 ~旅人の囁き~ -
まとめになる章。
これもまた旅人の視点から見ている様で、実のところはそうじゃない。
むしろ、この部分こそがポエム本編で、先の2つは単なる物語って解釈でも間違ってない。
つまり、この章の視点は物語の読み手としての視点。
- 焦らずとも時は来たれり -
これは俺の宗教論に通じる部分がある詩。
神とは一体誰で、どこに存在するものなのかという答えの上に成り立ってる。
思いや気持ちばかりで先を急ぐより、己の分を弁える事の方が重要だって事。
単純に言えば、急がば回れ。
- Morning -
視野を狭めたり、無駄な頑固さを出したり、聞く耳を持たなかったり・・・つまり柔軟性を欠く事で迷子になってる人が多い。
そして、ダメなものにダメと言う人や、良いものに良いと言う人が極端に少ない。
見るべきものを見ない人にも、見知らぬフリをする人にも、俺は当たり前に中指を立てるだけ。
例え傍からどんな風に見えたとしても、そこに何があるかは見る人が見れば容易く解る事。
気持ち良さだけ求める奴には何一つくれてやらない。
- 星を掴め -
恐らく俺は合理性を軸に生きてる奴だけど、だからこそ無駄とも言える事も決してやめない。
くだらなさやバカげた事を嫌う合理主義者は愚か者でしかなくて、一見してただの泥水にしか見えないその中に砂金が眠っている場合もある。
花は散って枯れ果てて、腐って醜い姿をも晒すけども、それでも花は美しいと称される。
腐り落ちるから花は嫌いだと言うならば、老いて死ぬ宿命の人間なんてよっぽど愛せない。
無駄でくだらなくてバカげた事を繰り返すのが愚かだとしても、その愚かさに一喜一憂するのが人間の姿。





