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- 過去という病 -
サイトの方でも一番最初に掲載してる詩。
俺の詩では過去が困難の代表的なものとして頻繁に登場するんだけども、今もそれは同じ。
日常でふと思い出してしまう過去ってものは、いつも呪いの様な存在。
取り返しのつかない出来事は、些細な事ですら俺にとって脅威になり得る。
- 不眠症 -
極めて日常的な断片を取り上げた詩。
単に寝付きが悪いだけの事でも、それが及ぼす影響は意外と大きかったりする。
１が１ではない現実を表現したものかな。
- 世界 -
この国のこの場所に生きていて、あらゆる面で自由と呼べる環境がある。
でも、本当のところ自由は不自由であって、子供の頃に考えていた自由はどこにも存在しない。
同様に、世界は広大だと知っているけども、自分を取り巻く環境というものは常に狭い。
世界中を飛び回っている様な人達でさえ、個人としての世界はそれほど広くないはず。
そういった見えない壁を意識した時、ようやく人は自分の位置を知る事になるんだと思う。
- 理不尽 -
この辺りはもう詩で遊び出してるね。
段落で上の文章から想像される事を裏切ってみたり、次の段落ではまた戻してみたりしてる。
恋愛的なテーマから入りつつ、全く別のテーマに変えてしまうのも遊んでるトコかな。
最終的には両方をまとめてるけどね。
ちなみに、これに登場する 『君』 は、中学から１０年ぐらい惚れ続けてた子の事。
そんな彼女ももう３６なのかと思うと切ないｗ
- 靴紐 -
ふと現状の自分を見つめてしまった時の詩。
前半部分は恐らく誰にでも当てはまる部分だろうね。
後半は深く考えないで生きてたら気付かない部分かな。
締めのくだりは俺的な感覚だな～。
良い子ちゃんには決して解らないであろう感覚というか。