なんてキャッチーなタイトルなんだろうね、まったく。
でも、例の如く、全く考えなくても何不自由無く生きて行けるお話。
要するに無駄情報なんだけどね、無駄が人生に潤いを与えると自負してる俺だから仕方無いのです、あははん。
さて、エコポイントの見直し実施まで残り数日。
あなたのお宅は、もうエコポイント適用家電の買い替えはお済みでしょうか?
・・・とか俺が言うと、妙に胡散臭くなるから不思議よねw
エコポイント見直しで今一番騒いでるのがテレビの買い替え。
これはもう一種の 『騒動』 と言えるレベルなんだけど、お国は全く悪気を感じてない様子。
この国は相変わらず庶民感情を逆撫でするのがお好きな様で。
じゃあなんでそれほど大騒ぎになったかと言うと、俗に言う 『地デジ化』 の影響。
現行のアナログ方式のTV放送をやめて、全部デジタル放送にしちゃいましょうという事。
デジタルは良いよ~?画質も上がるし音質も良くなるし、データ放送だって出来ちゃうんだよ~?・・・なんていう利点ばっかりプロモーションしたものの、庶民感覚としては 「・・・で?」 という話で、「それで結局どうしろと?」 ってな流れに当然なる訳です。
実際、地デジ化が始まった段階でちゃんと理解してた人なんてそう多くないだろうし、現段階でもよく解らないまま、流れに流されてTV買い替えた人ってのも多いんじゃないだろうかね。
「とりあえず今買わなきゃ損しちゃうのね?」 的に。
アナログ方式の終了は2011年7月24日。
来年の夏だから、猶予としては今からでもまだ半年以上ある訳なんだけども、今年に入ってから急速に地デジ化の大波が押し寄せました。
何故なら、地デジ普及率があまりにも想定より低かったから。
『普及率が低かったのは何故か』 というと、『大多数が危機感を感じていなかったから』 という事に他ならない訳ですよ。
そりゃそうだ、一年以上先のリミットに対して危機感を感じてたら病気だわな。
現にTVは今まで通り当たり前に映ってる訳だし、何か不便になった訳でもない。
しっかりTVが観られるのに、わざわざ何万も出して新型のTVを買わなきゃいけないなんて誰も思わない。
だから、普及率が低いのは当たり前だし、そんな事すら見通せなかったなんて頭が悪すぎる。
バーカ、バーカ!って言っても足りないぐらい頭が悪い。
言わばエコポイントってのは、地デジ化普及の為のバラ撒きみたいなもんなんですよ。
地デジ化普及に貢献してくれたら小遣いやるぞ~的な。
「お宅は椎茸育ててるよね? 今度から椎茸やめて松茸にしない? もし松茸にしてくれるんなら、このエリンギも2株付けちゃうよ?」 的なね。
損だか得だか解らない感じのサービスと言うかな、物凄くびみょ~な感じに 「一応、得する・・・のか?」 みたいな。
そのエコポイント、現行ではTVだと最低7000点、最高36000点が付与される。
ところが、この12月からは最低4000点、最高17000点と、ほぼ半額程度まで減るんですな。
どうせ同じ額の物を買うなら、当然貰えるポイントは多い方が良い・・・ってのが人情。
だから、今月は特にTVの購入者が量販店に殺到して、大手電器店なんかは説明聞くだけで順番待ちしてる人がワラワラ居る。
先週の骨盤矯正帰りと昨日の昼過ぎ、俺も某山田さん(仮名)を覗きに行って来たんだけども、先週の段階で平日なのに結構な人。
先週は説明待ちが面倒で金額だけ調べて帰って来ちゃったんだけど、昨日は更に物凄い客数だった上、肝心のTV自体も半分以上は価格札が外されて予約も止めてる様な状態。
辛うじて値札がついてるものでも、全て予約で入荷は年末から来年2月の間。
現代のオイルショック状態ですよ、ほとんど。
ハィ、ここでちょっと要点をまとめますよ。
地デジ化は誰のプランでしょうか・・・国ですね。
では、エコポイント制度は誰のプランでしょうか・・・これまた国です。
そう、両方ともお国のプランで進められてる事なんですよ。
さて、そんなお国のプランに乗せられてる我々国民な訳ですが、そもそも我々は地デジ化に乗っかる事で何かメリットはあったんでしょうか?
現状でも特に不満がある訳じゃないTVを 「地デジ対応にしないと観られなくなるからね!」 と、半ば強引に買い替えさせられて、最低でも数万の出費。
「別にデジタルチューナー買えば今のTVでも映るから大丈夫!」 とか、明らかに詭弁ですよね。
「TV買い替えるならエコポイント付けてあげるよ!」 って・・・そのエコポイントの軍資金って、辿ってったらそもそも誰の金なんですかね。
あれあれ?国民のメリットが全然見えないんですけど?
特に欲しくもなかったTVを押し売りされただけなんですけど?!・・・という。
デフレ対策だの景気対策だのと言うけども、国民目線で言えば 「ホントか、それ?」 って感じは否めないトコだよね。
むしろ、「で、この流れでどこのどいつがアホほど金儲けてるわけ?」 って部分が大きい。
どうにも裏に居る誰かしらの影が見え隠れしてならないんだけども、ぶっちゃけそれは良いっすよ。
どうせ大きな流れってのはそういうもんだし、そいつが儲けなくても誰かしら儲かる様に出来てる訳だからね、現代社会ってのは。
ただ、それにしたってこの一連の流れは酷すぎやしないかい?って部分なんですよ、俺が言いたいのは。
ずさんと言うか、稚拙と言うか、あんまし国民ナメてんじゃねぇぞ?っていうアレがね。
エコポイント? 一気に国民が買い替えたTVの処理処分、間接的な部分も含めてどれだけエコと反する要素が働いてるんだか。
全くエコじゃないとは言わないまでも、どれだけのエコなのかは怪しいもんだ。
地デジ化? 国民全体にTV押し売りしなきゃいけないほど重要なの?
そこんトコの具体的な説明無いから理不尽さが拭えないんでしょーが。
相変わらず肝心なトコを端折ってるよね、この国のご立派な方々は。
まぁ、地デジ化推進までは100歩譲って良いとしましょうよ。
でもね、TVに関するエコポイントは戴けないわ、どう考えても。
単純な話、もっと手間も掛からず、騒動も起こさないやり方なんて幾らでもあるでしょうに。
地デジ化普及に絡めてエコポイントつけるんだったら、最初からメーカー側に価格の一定減額とかさせりゃいいんですよ。
本来26型で10万のTVなら、エコポイント減額で8万8千円にすりゃいいじゃない。
どうせ直接儲かるのはメーカーなんだから、そのメーカー側が手間を被るべきなんですよ、消費者視点で言えば。
それだと経済が回らないとでも言うんでしょうかね、追い詰め作戦で国民の大半に高いTVを押し売りしといて。
いやね、ここまで俺が言うのは、それだけ色々と大変だったからなんですよ、これが。
勿論、それは個人的事情やら家庭的事情も大いに含めてですがね。
12月からエコポイント減額って報道を受けて、現実的にネットやらで製品リサーチと価格リサーチをしました。
その時点で目を付けたTVは、32型で価格が10万ほど。
ウチの場合、資金源は親父だから御伺いを立てた訳ですね、32型で10万ぐらいのなら良いのがあったと。
そしたら、32型はデカすぎだの10万は高すぎだのとケチがついて、それだったら頃合を改めて、また新機種が出るのを待つしかないなって事になった訳ですな。
で、先月の末ぐらいになったら、姉貴が寝る前に俺んトコに来て言う訳ですよ。
「なんか、お父さん、なんとかって個人の電器屋さんでTV買うって言ってたぞ。お前のと合わせて二台買って安くさせるとかなんとか。」と。
ウチの親父は非常にワンマンなんで、ホントにそういう事するんですよ。
俺の範疇の部分まで自分の判断で勝手に決めて、相談どころか素振りすら見せないで買ってよこす。
しかもそれは計画性も無ければ情報も集めず根拠も無い選び方なんで、まず俺が納得する様なもんなんて無いんですよ。
で、気に入らない素振りを見せると、もうその時点でキレられちゃいましてね、殴りこそしないまでも、理不尽な暴言なんかをネチネチと吐いてよこす訳です。
これが俺的にはとんでもなくストレスで、親父と接する時は、自然体を装いながらも極めて気を遣ってたりするんです。
そんな訳で、姉貴からの報告を聞いた俺は焦りまして、早速自室に居る親父に確認を取ろうとしたら、その場で姉貴は 「ちょっと!あたしが言ったなんて言わないでよ?」 と。
いや、その場で動けばタイミング的に姉貴から俺に伝わったのはバレバレな訳で、でも、事態としては俺は一刻も早く親父に 「買うな!」 と念押ししておきたいトコな訳ですよ、当然。
「アンタが言ったも何も、今の内に止めとかなきゃ意味ないだろ~が!」 と俺は姉貴に言った訳なんだけども、そしたら姉貴はものすご~~~く嫌な顔。
「アンタねぇ・・・だったら何でそれを今報告しに来た訳? 止めなきゃまた勝手に決められるぞって警告しに来たんじゃないの?」 と言うと、姉貴は 「今じゃなくて後で言えばいいじゃん」 とか。
ウチの親父、今年の4月に仕事を引退してから、数年前にこれまた誰に相談もなく買った古いマンションの方で生活する比率が多いんですよ。
つまり、いつ帰って来るかは本人次第だし、例え帰って来ても、夜中になってこっちに来て、朝は植木に水だけやって、とっととマンションに戻ったりするんです。
だから、確実に面と向かって話が出来るタイミングってのが無くて、念押しするならその時が絶好のタイミングだった訳です。
なのに姉貴はそれを阻止したい態度・・・どうしろと?って感じで全く矛盾してるんですが、俺も大人なんでね、そこはもう姉貴の顔を立ててというか、一応は警告してくれた手前、その時点で親父と話すのはやめましたよ。
結局、その翌々日ぐらいにたまたま親父と顔を合わせたもんで、TVの件を早速持ち出して念押ししまして、それから今度は改めて製品リサーチと価格リサーチですよ。
それだけで確実に半日ぐらい潰れるんでね、結構な消耗なんです。
まぁ、その甲斐あって、前回調べたのより気に入ったのが見つかったし、値段もほとんどが10万弱ぐらいと見込みがついたんで、その旨を親父に報告したんです。
なんとかそれでGoサインが出たもんで、ようやく現実的に購入の段取りですよ。
で、先週、通ってる骨盤矯正の帰りに電器屋へ寄って・・・という前記した通りの流れ。
最終的には目星をつけてたTVはやめて、レコーダーとTVとを別々で買って約10万に収める事にしたんだけど、先週はこれまた前記した様に説明の順番待ちが面倒だったのと、その時点ではまだ親父が金をよこしてなかったもんで購入には至らず、25日に姉貴が外出するんで、じゃあそのついでに買えばいいやって事になってたんです。
そう、「なってた」 はずだったんです・・・が、その翌日ぐらいから姉貴が風邪をひき、更にその翌日ぐらいにはギックリ腰をやらかしたとか言い出す始末。
そして昨日。
俺が起きたのが昼前頃で、キッチンに降りたら姉貴からのメモ。
「調子悪くて外に出られません。 TVは来週の29日か30日ね。」 と。
いやいやいやいや、それはダメ。
テメェ無理してでも行けよ!って意味ではなく、タイミング的にそれじゃダメなんですよ。
だって、そうじゃなくても25日は給料日の人が多くて、その直後に土日挟んで29、30ですからね。
んでもって、エコポイントは来月から減額な訳で、条件的にこの金土日はMAXの混雑が必至って事じゃないですか。
そのMAXの後の29、30?そりゃあダメですよ、絶対にダメ。
そんな訳で、メシすら食わず、すぐ親父に電話しましたよ、姉貴がダメみたいだから電器屋にこれから連れてってくれと。
そしたら親父、そこでまた軽くキレるんですな。
誰も親父のせいでどうのとか言ってないのに、本人はそんな感じにでも受け取ったんでしょう。
「いや、タイミング的に今日動かないとマズいと思うから、申し訳ないけど電器屋連れてってもらえないかなって言ってるだけでしょ?」 って言いましたよ、もう。
極めて冷静ってか、半ば飽きれてる状態ですよ、そんなもん。
いずれにしたって、俺は免許もなければヘルニアの影響もまだ残ってて弱い立場ですからね、姉貴がダメなら親父に頼るしかない訳ですよ。
そんなこんなで、それから一時間ほどしてから親父と電器屋に行って、3軒ほど回ってなんとか目的のTVとレコーダーは買えました・・・って言っても、レコーダーは納品待ちだけど。
いやね、買えましたよ、買えましたけどね、買えたから万事OKって話でもないですよ、こんだけ面倒な段取り踏んだら。
そもそも欲しくもないTVをわざわざ買うだけでも理不尽なのに、その過程でどれだけ疲れるか。
ホントにね、某つぶやく場所にも一度打ち込んだけど、地デジ化とか邪魔臭い事言い出した奴をどつきたいですよ。
熊の手でバーーーン!とやってやりたいですよ、マジで。
あ、そうそう、すっかり忘れてたけど、今回のタイトルにあるダウンタウンの誘拐ネタ。
あのダウンタウンですよ、浜ちゃんと松ちゃんの。
彼らの漫才ネタで 『誘拐』 って有名なのがありましてね、地デジ化云々の事を考えてたら、あのネタと通ずる部分があるな~と思っちゃったんです。
「もしもし?お前んトコの息子を誘拐した。」
「えっ!誘拐!? 息子を返して下さい!」
「身代金、持ってこい。」
「身代金・・・いくらですか?」
「500万。」
「500万ですね・・・。」
「・・・高い?」
「いや・・・500万ですね?」
「・・・無理?」
「いや、500万なんですね?」
「無理ならもうええわ。ガチャ。」
「待てや!!」
と、こんな感じのナンセンスネタです。
いや、どこが似てるって、ネタとしては似てないんですよ。
ただ、押し売りみたいな事しときながらエコポイントつけてみたりとか、普及させる普及させるって言いながらTV自体が生産追いつかない状況になってたりとか、普及率9割超えって言いながら問題のある場所への対応が7割しか終わってなかったりとか、冷静に見たら結構ナンセンスネタみたいな事やってるな~と思ったんです。
「お前んトコのTVを観られなくしてやる!」 って強気に出ながら、「今ならエコポイントつけてやるから買ってくれよ。」 とか、まるでコント的な滑稽さを感じませんかね。
なんだろうな・・・ 「お前をぶっ殺してやる!」 って刃物持って迫ってるクセに、「俺、ちょっと血が苦手だから、お前、手で俺の目塞いでてくれない?」 ってそいつに頼んじゃう的なバカらしさ?
まぁ、腹立つ部分に腹立ててても、なんだかんだそこに面白味を見つけてしまったりするのは、俺の特性ってやつなんですよ。
いや、そんなんでなきゃ、この人生はとてもじゃないけどやってらんないしねぇ。
とりあえず、新しいTVを設置する為に掃除するのが面倒です。