ブログネタ：皆さんは、死刑制度、賛成ですか？反対ですか？ 参加中私は賛成 派！
「賛成」
です。
死刑問題では先日も千葉法務大臣が取り上げられてましたね。
彼女は元々が「死刑廃止を推進する議員連盟」に属していた事もあって、つい先日まで死刑執行には非常に消極的な姿勢を見せてました。
その事だけが原因ではなかったにしろ、先の選挙では落選し、その後になってようやく二名の死刑が執行されたと思ったら、それに立ち会ったって事で注目されました。
まず、千葉法務大臣が元々弁護士だったって事実に俺はちょっと驚きましたね。
元弁護士のクセに死刑反対とかふざけた事をぬかしてたのかと。
いや、死刑に反対する人が居るのは当然理解してるし、個人的意見としてはそれで構わないと思うけども、それが法務大臣となれば話は別。
死刑は刑罰としてきっちり定められたもので、それこそ今は昔の様に晒し首にする訳でもなければ磔（はりつけ）にする訳でもなく、極刑であるにも関わらず最低限の配慮はされてる訳ですよ。
言わば、現代の日本における死刑とは、「死をもって罪を清算させる」というだけの目的のもので、そこに本来の死刑の意図である「苦痛を味あわせる」という部分は含めてないんです。
要は、この世から淘汰する事を主とした刑なんですね。
死刑判決が下されるのはよほどの罪を犯した者だけです。
単純に人殺しだから死刑になるという訳ではなく、実際は殺人犯の多くが重罪にはなっても死刑にはなってません。
そう簡単に死刑にはならないという事実からしても、死刑判決が下された者は極めて稀な存在という事になります。
死刑囚は、死刑判決が下されるだけの十分な根拠をもって死刑囚になっているという事ですね。
ならば、死刑が確定した以上は、速やかに刑の執行をすべく動くのが関係者の責任なんです。
そのトップである法務大臣ともあろう者が、「死刑反対」だのと私的な意見を述べるなんて余りにも無責任な事だし、それ故に死刑執行を促す書類にサインしないなんて事態はもってのほか。
社会のルールとして定められてる事に疑問を持つのは構わないとしても、法務大臣という立場を受け入れた以上は、私的感情を差し置いて法務大臣としての仕事を優先させなければならないはずです。
誰も躊躇するなとは言いませんよ、元々が反対派なんだから。
でも、立場を弁えず、微塵でも私情を優先させたのであれば、その人物は即刻辞職すべきだし、政治家としても不適任だという結論にしかなりません。
そもそも、現行で死刑が刑罰として定められてる以上、それに反対なのであれば法務大臣を引き受けるべきではない事ぐらい子供でも解るんじゃないでしょうかね。
死刑執行を先延ばしに出来る立場になれば、「死刑反対」という自分の意見が正当なルールになるとでも思ったんでしょうか。
だとすればとんでもない大バカですが、さすがにそれはないでしょうから、尚更どうして法務大臣を引き受けたのかが理解出来ません。
もっとも、一番の問題は死刑反対を公言してる人物に法務大臣を指名する様な、非常識極まりない総理大臣なんですがね。
死刑反対派の千葉法務大臣は、死刑執行の書類にどんな気持ちで署名したんでしょうか。
一体、どんな気持ちで死刑執行に立ち会う事を決め、どんな思いで執行を見届けたんでしょうか。
そして、そんな死刑囚達に殺された人達や残された遺族に対して、どんな風に考えてるんでしょうかね。
死刑に反対なら、増え続ける犯罪者達をどうすればいいと思ってるんでしょうか。
死刑以上の犯罪抑止効果はどこにあるんでしょうか。
綺麗事にしか思えない様な発言を堂々とするのであれば、その根拠や具体的な代案を明確に示して貰いたいもんです。
犯罪を犯した側の死刑執行に責任を感じたり見届けたりする前に、犯罪被害者や被害者遺族達の現実を、まず両の目でしっかりと見るべきなんじゃないでしょうかね。
それを知った上でまだ死刑反対だなんて言えるのであれば、それはきっと病気ですよ。
日本はいつの間にか被害者よりも加害者の人権を重要視する様になった･･･と考えてる人は多いんじゃないでしょうか。
結局それは、役人共の責任逃れを発端としたものなんだと思います。
社会的に重大な犯罪が起きる度、「殺され損」なんて言葉が溢れ返ります。
殺され損･･･まさにその言葉通り、今は被害者や遺族が実害以上の被害を受けるのが当たり前の事態になってます。
命こそ取られずとも、性犯罪に遭った被害者が、警察から「あんたから誘ったんじゃないの？」といった類の酷い質問をされる事は実際にある様なので、本当に被害者は被害者になった時点から別の被害まで約束されてしまってる訳です。
そんなバカな話がまかり通っている世の中で、誰が真っ当な選択を躊躇なく出来るんでしょうか。
「悲鳴は聞こえた」「言い争う声がしばらくしてた」「物凄い泣き声はしょっちゅう聞こえた」
事件が起きると、現場の近隣住民はそんな風に淡々とインタビューに答えてたりします。
勿論、ショックを受けてる人も中には居るんでしょうが、俺にはああいったコメントをへっちゃらで出来る人の心境が解りません。
でも、殺され損の世の中、悲鳴が聞こえようが怒鳴り声が響こうが、関わらない方が身の為と考える人達を一概に批難も出来ませんよね。
その場で被害に遭うのが恐ろしいだけじゃなく、その後の被害も恐ろしいんですからね。
むしろ、躊躇しない方がどうかしてるとも言えます。
かつての日本では、死がもっと身近なものでした。
寿命自体も短かったし、医療の知識や技術もほぼ皆無に等しい程でしたからね。
それに、辻斬りや仇討ちといった日本独特の殺人や、切腹なんて自殺方法も当たり前にあった訳です。
辻斬りは今で言うところの通り魔と大差ありませんが、仇討ちや切腹なんかは物凄く日本的なものなんですよね。
いわゆる、情が根付いた文化だったからこそのもので、死刑なんかも根本的には情に基づいたものだった訳です。
時代劇で「市中引き回しの上、打ち首獄門」なんてフレーズが有名だったりしますが、実際に当時の死刑を詳細に知ってる人ってわりと少ないんじゃないでしょうかね。
縛り首、打ち首、鋸挽き、簀巻き、火あぶり、釜茹で、牛裂き･･･等々、昔は単純に死刑と言っても様々な方法が用いられてました。
昔は死刑の目的が「苦痛をもって罪人を処罰する」という前提だったんで、その方法も罪状の重さによって度合いが違った訳ですね。
磔なんかは非常にキツい刑で、十字架状の木に罪人を括りつけた後、両脇腹（アバラの下辺り）から竹ヤリを肩口まで突き刺すんですよ。
当然、とんでもない激痛でしょうが、これが絶命までに結構な時間が掛かったらしいんですね。
なんせモノは竹ヤリですから、刃物の様にすんなり刺さる訳でもなく、節もあるんで尚更に苦痛は凄まじかったんでしょうな。
この程度の説明ですら痛いのに、そんな光景を見物してる人が大勢居たんですよね、当時は。
野次も飛ばしまくってたんでしょうね、きっと。
さて、極悪人に対し、そんな残虐の極みの様な死刑を執行してたこの日本は、今じゃすっかり加害者擁護の国になってます。
別に昔の様な死刑にしろとは言わないし、公開処刑しろとも言わないけども（した方が犯罪抑止効果はあると個人的には思うけど）、現状を冷静に見る限り、死刑判決はもっと当たり前に下されるべきだし、少なくとも死刑囚は速やかに刑の執行をされるべきだと思いますね。
綺麗事じゃなく、死刑は「見せしめ」の効果がなければ意味が無いし、最も強い犯罪抑止力でなければいけないものです。
昔と違って冤罪の確率も低くなってるはずなだけに、「人を殺せばまず死刑になる」ぐらいの厳しさが伴わなければ筋が通らないんじゃないですかね。
それに、少年犯罪だから刑罰が軽いなんて理屈も意味不明ですよね。
まだ若いから更生の可能性があるとか言ってるからナメられるんですよ。
いくら犯罪者を更生させたところで、被害者の過去は消えないし、殺された者は戻って来ない。
犯罪に歳なんか考慮すべきじゃないんです。
死刑がルールとして存在する以上、相応の犯罪者は一秒でも早くこの世から淘汰すべきですよ。
世の中に真の平和なんてもんは訪れないとしても、すべき事をすれば少しはマシに出来る。
そういう事です。
- 皆さんは、死刑制度、賛成ですか？反対ですか？
- 賛成
- 反対
- わからない
