ミーコさん・その2 | weblog -α-

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なんとな~く  思いつきで  好き勝手に  (=゚ρ゚=) ボヘー  っとやってます。


ミーコが居た頃、ちょうどウチの事務所にキャノンの営業の子がよく来てまして、元々自衛隊で写真をやってた親父は、その営業の子の決して巧くもない口車に乗せられてカメラなんかを買ったりしてたんです・・・ちっとも安くもないしサービス悪いのに。
まぁ、そのおかげで俺もデジカメをオモチャ的にあてがわれたんですがね。

そんな訳で、しばらくデジカメ遊びに俺はハマりまして、ミーコの写真なんかも沢山撮ってたんです。
それこそ、ミーコが嫌がるぐらい毎日撮ってましたw

まぁ、写真を撮るって言っても、ただ普通に撮るだけじゃ芸がなくてつまらんもんです。
勿論、ほとんどは普通のスナップですけどね。
で、ホントにしつこいぐらいミーコには被写体になって貰ったもんで、なかなか面白い写真も何枚かあるんですよ。
今回はそれらをちょっとだけ載せようかなと。




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『葉っぱ』


完全にイタズラ写真ですw
なんとな~く落ちてた葉っぱを乗せてみたくなったんですよね、この時w
乗せても全く気にする様子も無いトコがまた可愛くてねw




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『隙間』


これもちょっとイタズラ入ってるんですが、構図として面白いかなと。
親父のイスで爆睡してるトコなんですが、左足を少し持ち上げただけで大分印象が違うもんなんですよね。
安心しきって寝てますな。




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『おひかえなすって』


これはたまたま撮れたやつですね。
毛繕い中のミーコを連写したの見てたら、なんだかこれは仁侠映画っぽいなとw
逆側向いてるのもあるんですけどね、一応。




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『花と華』


明らかに歓迎してる顔じゃないんですがw、連写した中ではこれが一番まともだったんで。
後ろのはユリなんで、恐らく夏場の撮影ですね。
確か夕涼み中の様子だったと思います。
「・・・なんだよ」とでも言いたげな表情がたまりませんw




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『曲線美』


駐輪場に佇むミーコさん。
こういう時って猫は何を考えてるんですかね。

この写真は気に入ってる一枚で、シルエットがいかにも猫らしくて好きなんです。
タイトルにもしたけど、猫って曲線美の生き物でもあると思うんですよ。
女性に感じる曲線美同様、ミーコのシルエットもそれだけで綺麗です。



ミーコは結構長生きしたんですが、猫エイズと白血病のキャリアでした。
一時期は犬に多いけど猫だと珍しいという卵巣が化膿する病気にもなって、なかなか大変な思いもしたんですが、総体的には幸せな方だったんじゃないかなと。
病気のせいもあったのか、結局ミーコは外猫なのに一度も妊娠せず、親父はそれだけが可哀想だったと言ってるんですが・・・動物として子孫を残せずとも、ミーコは充分に他の野良より恵まれてたと思うんですよね。

まぁ、ミーコが幸せだったかどうか・・・そもそも幸せかどうかなんて所詮は人間的な感覚でしか無いんだけども、あの子はしっかりと猫らしく生きて死んだんだから、それだけで充分に意味のある生涯だったんだろうなと。
少なくとも、動物達はただ与えられた生命を全うするだけで、俺らに癒しをくれたり生き様ってもんを教えてくれたりするんですよね。
人間は半端に感情なんかがあったりするもんだから、ただ生きるってだけじゃいけないとか思い込んでたりするんだけど、実はそうじゃない事を動物達は昔からずっと証明し続けてます。
嫌な事があればヘコむ、悲しければ泣く、それは人間の特権だから結構だけども、社会的に認められないだの価値が無いだの言われたって、人間も生きてるだけで誰かしらや何かしらの為になってたりするもんです。
視野が狭すぎる為につまらん人生を尚更つまらなくさせてる人達が多いのは、他人事でもなんだかやりきれない思いです。

人生に行き詰まったら猫に学べ!とか、俺は思うんですが・・・それは単に猫キチだからですかねw