ブログネタ:退屈な本、最後まで読む? 途中で止める? | weblog -α-

weblog -α-

なんとな~く  思いつきで  好き勝手に  (=゚ρ゚=) ボヘー  っとやってます。

退屈な本、最後まで読む? 途中で止める? ブログネタ:退屈な本、最後まで読む? 途中で止める? 参加中


「最後まで読む」

ですね。


まぁ、程度にもよるんだろうけど、基本的に作品であれば最後まで読んだ上で評価しますよ。
雑誌とかはまたちょっと違うけどもね。

退屈な本・・・まぁ、とある作家の名前がすぐに浮かぶんだけども、その人の本は何冊か買って読んでます。
でも、毎回がっかりさせられるというか、発想は面白いのに勿体無いな~と思うんですよね。
結局、アイデアが良くても書き方が下手というか、物語としての面白さがあんまり無いんですよ。
だから、「こういうテーマならこういう書き方した方がもっと面白いのに・・・」みたいな事をいつも読み終えて思ってるんです。
毎回そんな感じなんで、買う時に期待は特にしてないんだけど、アイデア自体は素晴らしいんですよ、ホントに。
ただ、作品としてどうなのかって事になると、やっぱりそれは「退屈な本」なんですよね。
まぁ、そんなに退屈なら買わなきゃ良いんですけどw

本に限らずなんだけど、芸術ってのは評価が難しいですよね。
それぞれの主観で決めるのが正しい評価かと言うとそうとは言い切れないし、作り手の意向に沿った評価が正しいとも言い切れない。
そもそも、芸術は評価の基準が一定じゃないんですね。
格闘技みたいに明確なルールがあっての良い悪いじゃない訳で、「こんな表現をしたから優秀な作家」みたいな定義が無い。
んじゃ、どこで判断するかなんですよ。

俺は素人ながらも一応は作り手なんで、こと芸術に関しては昔から色々と考えたりもしてきまして、それなりに厳しい判断もします。
要するに、「作り手としての視点」ってのがあるんですよ。
それは単に作品を楽しむだけの側とは明確に違う感覚で、文字にするのが難しいトコなんだけども・・・いわゆる玄人目線みたいなのがあるんです。
作り手ってのは、着眼点とかが素人さんとは全く違うんです。
勿論、素人的な感覚ってのも大事なんだけど、作る側だからこそ解る部分であるとか、こだわる部分なんかがあるんですよね。
素人的には気にならない部分であっても、作り手としてはそこが一番大事・・・みたいなのが結構あるんですよ。

で、作り手として一番悲しいのは、作品の一部だけで勝手な評価をされちゃう事だったりするんです。
本であれば、ほんの数ページだけしか読まないで「つまんない」って言われる事だってあると思うんだけど、そんなのは本来、正しい評価の仕方じゃないんですよ。
そんないい加減な評価を下すぐらいなら、最初から評価なんかして欲しくないんですよ、作り手ってのは。

やっぱり、作品は一つの完成形があっての作品なんで、序盤から退屈だと思っても、最後までちゃんと読んだ上で「良い」とか「悪い」って評価が欲しいと思うんです。
まぁ、本ってのはそれなりの長さの文章なもんで、特に中途半端な評価を下されがちだと思うんですよね。
それがもし彫刻とかなら、一見した段階で作品をある程度把握して貰えますから。
小説を3ページ読んで「つまんない」って言われるのと、彫刻を3秒見て「つまんない」って言われるのとでは全然違うって事です、つまり。

まぁとにかく、俺も作り手である以上、読み始めた本が退屈であっても一応は最後まで読みますよ。
その上でつまんなかったらボロクソに言う可能性はありますがw