Power | weblog -α-

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なんとな~く  思いつきで  好き勝手に  (=゚ρ゚=) ボヘー  っとやってます。


小学生の終わり頃に音楽に興味を持ち、中学生になって初めてギターを手にした。
当然、最初はまともに弾けるはずもなく、作詞も作曲も全く出来なかった。
それでも中学三年の頃には下手ながら自分の曲を作り始め、17、8の頃にはそれを形にしようとコンポのダブルデッキを駆使してデモテープを作ってた。
片方で再生しながらもう片方で録音し、それに合わせてリアルタイムでギター等を重ねる作業。
当然、後から編集なんか出来るはずもないし、音自体も重ねれば重ねるほどノイズが乗って酷い有様になる。
とりあえず完成したって、それを音楽として聴くには相当辛い代物しか出来やしなかった。
例えそんな音源でも、全て自分で作り上げる事が楽しかったし満足感もあった。

あれから時代が流れ、今やPC時代。
創作においてもコンピュータは欠かせないものになって、あらゆる事をデジタルで処理するのが当たり前になった。
むしろ、全てをアナログ的に処理する方が難しい時代になった気がする。
カセットテープやカセットデッキは過去の遺物となり、その後に登場して俺らを驚かせたMDですらもはや時代遅れ。
MDのダブルデッキでデモを作ればかなり音質の良いものが作れそうだ・・・なんて思っている間にデジタル機器が普及し始め、市販の録音機材もデジタル主流になった。
DATやCD-RWから内蔵HDDに媒体は変わり、自作CDは当たり前、PCさえあれば全くの素人でも容易に作品を作り出せる時代になった。
アナログ時代を知ってる者からすれば、今の世はとんでもなく凄い事になったと実感してしまう。
まさに漫画の世界。
ドラえもんの道具みたいな物が、今の世には実際にゴロゴロと転がってる。

アナログからデジタルへ時代が移行しかけてる頃、俺の聴いてた音楽の中にもデジタル的なアプローチが増え出した。
シンセベースや空間系のシンセサウンド等、あまり耳馴染みのなかった音が頻繁に聴かれる様になると、俺は当たり前にそれに触発され、自分の音作りのイメージにもそれらを取り込んだ。
ただ、時代はまだまだアナログ。
イメージを形にするにはあまりにもその為の道具が無さすぎて、イメージはイメージのままで燻らせる他になかった。

そしてPC時代が訪れ、俺もすっかりPCやネットにどっぷり。
この数年でようやく俺も憧れだったDTMを始める事が出来、かつて燻らせるしかなかったイメージを形にする事が可能になった。
残念ながらそうしたフィールドが整った今になると、昔の様な勢いや意欲は無くなってしまっているんだけど、かつてやりたかった事を当たり前に出来る状況は幸せなんだと思う。


今回の曲は、数年前から使ってる作曲ツールで最初に作ったもの。
とりあえずテスト的に作ったもので、機能なんかもまだよく理解してない段階で思いつきのまま完成させた。
タイトルもなんとなくで付けただけ。


Power [Instrumental] take.4

今のツールで最初に作った曲なんだけど、一応最近になって改めてミックスし直したりもしたもんで、当初のものよりはずっとマシになってる。
まぁ、これはツールのテスト用に作っただけなんで、基本的には全パートがサンプリング。
つまり、俺がギター弾いてたりはしないって事。
それだけに地味と言えば地味なんだけど、それなりに遊べたんで俺的には全然OK。
曲としての面白味はあんまし無いけどもね。


Power -Remix- [Instrumental] take.3

で、こっちはツールの機能をある程度把握した後で弄ったバージョン。
基礎部分はそのまま残して、ドラムとかシンセベースの音源を変更。
更にギターを適当ながらも弾いて乗せてる。
足した音も結構多いし、ツールの機能もそれなりに使ってます。
結局、これはこれでやっぱり機能テストと遊びを兼ねた仕上がりになってるんですよ。
普段はピッチシフト系のエフェクトとかも使わないしね。