椎間板ヘルニア・その2 | weblog -α-

weblog -α-

なんとな~く  思いつきで  好き勝手に  (=゚ρ゚=) ボヘー  っとやってます。


え~と、「まいせるふ」のカテゴリーでヘルニアについて書いたんですが、ちょっと改めて書くべきなのかもと思ったもんで、長文前提で書こうかと。

実は、某有名な方のアメンバー限定記事を読みたいが為だけにアメーバ登録したんです、俺w
で、それはそれで読めたんですが、ピグをやり、ブログも書き・・・と、基本的な事を試してみてる中でグルっぽを知り、色々なグルっぽを検索しました。
そんな中に「ヘルニア乗り越えの会」というのがありまして、まさに今現在もヘルニア療養中な俺は、自分以外の人達がどういった状況なのかを知りたくて参加させて戴きました。

ピグやブログ書き、他のグルっぽへの書き込み等でじっくりとそちらのグルっぽを覗いてなかったんですが、今日はある程度じっくりと目を通させてもらったんですね。
当然、書き込みはヘルニアに関するものがほとんどなんですが、皆さんの書き込みを見ていて思う事がありまして、そこらを含めた感じでヘルニアに関する記事を一度ちゃんと書くべきかと思いました。
勿論、批判とか書くつもりは無いんですが、程度こそ違えど同じ症状の人達が集まる場所なので、それだけになかなかグルっぽ内のコメントとして発言しづらい部分もあるんです。
そんな訳で、個人的なものとしての記事を選択しました。
まぁ、実際にどれだけの方が目を通すかは判りかねますが・・・。


グルっぽ内のコメントを読んでまず思ったのは、「あぁ、俺の選択は間違っちゃいなかったんだな、きっと」という事でした。
勿論、俺と違う選択肢を選んだ人達が失敗だって事ではないのであしからず。

椎間板ヘルニアに苦しむ人達が多いのは知ってましたが、ああいったコミュニティーがあると、その事が尚更リアルに感じ取れますね。
皆さんが自分のコメントとして自分の症状や辛さなんかを自己紹介として載せてるって、それ以上に生の声はありませんから。
恐らく、それぞれの方がそれぞれのコメントを読んでは、「あぁ、こいつらもこの痛み味わってんだな~」とかしみじみ思ってたりすると思います・・・俺自身もそうでしたから。
妙な話、ちょっと同士な心境というか、戦友に近い感覚かも知れないですね、あれは。

頚椎ヘルニアの場合は場所的に違うので含めませんが、椎間板ヘルニアについては俺も嫌ってほど痛みや辛さが解ります。
俺の症状については、先に書いた記事の方である程度触れてるので詳細を省きますが、文字通りの生き地獄ですよね、ホントに。

今現在、俺は骨盤矯正に通っていて、今日で通算66回目の施術を受け、昨年末のピーク時には想像もつかなかったほど回復してます。
勿論、それでも完治までにはまだまだ時間が掛かるでしょうし、リハビリも自主的に続けないといけない訳ですが、あの年末からの苦痛の日々を考えれば、今の状態ですら天国みたいなもんです。
この表現がオーバーじゃない事は、解る人には解ると思います。


これはグルっぽの方で質問として書き込もうとも一度は考えたんですが・・・ヘルニアの対処法として手術を選択した方々は、一体どういった経緯でその決断をしたのか、そして、医者はどういった経緯でどんな風に説明や手術を促したんでしょうか。
というのも、俺の場合はピーク時にまず整形外科で診察を受け、投薬と注射による痛み止めの処置をされ、レントゲンとMRIで重度の椎間板ヘルニアと診断、手術を勧められたんですが、結果的には手術の段取りについての話も聞かない状態で通院を止めたんですね。
なので、手術についての具体的な説明も受けてませんし、詰めた話し合いもしてないんです。
だから、そこら辺の事がどうなのかってのは、情報として知っておきたい部分もあるんですよね。

俺は自他共に認める理屈屋なもんで、頭で納得出来なかったり筋が通らない理屈だと信用しないんですよ、基本的に。
ヘルニアについても同様で、医者が言った事を鵜呑みにするつもりはさらさら無く、激痛で唸りながらもネットで自主的に色々と調べて回りました。
あらゆる情報がありましたが、結果として幾つかの答えを自分なりに見つけたんですね。
それらを総合して考えると、『ヘルニアは、いわゆる西洋医学では治せない』という結論に達しました。
「対処出来ない」という事ではなく、「根本的治療が出来ない」という事です。
こういった事を書くと猛反撃を食らうリスクもあるし、実際に手術を控えた人、既にした人などに対しては、ある意味でケンカを売ってるとも捉えられかねないんですが、決してそういった意図ではないし、ここでそうやって感情論に走ってしまう人には説明すら無意味なので、あえて無視して続けます。

あまり具体的ではないかも知れないし、ニュアンスとして違ってるかも知れませんが、一般的なヘルニア手術の場合、処置としてするのは「患部のヘルニアを摘出する事」や「ヘルニアによって圧迫された神経を逃がす処置をする事」や「代用品で患部付近を固定する事」というもののはずです。
確かにそれで苦痛から解放される人も大勢居るでしょうし、再発しなければそれが「最適の処置だった」という結論にもなるでしょうが、それならばどうして医者は「手術すれば治りますよ」と明言しようとしないのか・・・。
それはつまり、医者ですらも明言出来ない事だからですよね。
勿論、どんな病気でも医者は明言を避けますが、ヘルニアの場合って「まぁ、手術すればほとんど大丈夫ですよ」という様な言い方もしない医者が多いんじゃないでしょうか。
それだけ個人差のあるのがヘルニアなんだと俺は思いました。

実際、ヘルニア手術後に再発する方は少なくない様ですし、それこそ、再発すれば以前よりも酷い状態になる症例が多いとも書いてありました。
じゃあ、そうやって再発する方々ってのは、あくまで特殊な人達でしょうか。
それとも、以前の痛みを忘れてケアもせずにいた自業自得な人達ばかりなのでしょうか。
違いますよね。
どれだけ気を付けていても、それなりのケアをしていても、再発する人は再発してしまうんです。
だとしたら、やっぱり手術が妥当な処置だとは言えないし、「対処」はしても「治療」は出来ていないって事になってしまうはずです。

俺的な言い方をするなら、一般的なヘルニア手術や処置というのは「一時凌ぎ」でしかないと思うんです。
その一時凌ぎが吉と出れば再発を免れ、凶と出れば再発・・・という様なもので、そこに明確な「治療」という定義が成り立っていない気がしてならないんですね。
手術は勿論、牽引にしても、ブロック注射にしても、俺には些か乱暴な方法論で「治療」という事に仕立て上げてる様に思えるんです。
詐欺とまでは言わないまでも、どこか胡散臭い・・・平然と誤魔化しているだけの様な。
「否定」ではなく、「疑心」ですね、言うなれば。


じゃあ、ヘルニアの治療ってのはどういう事なのか・・・というところ。
患部自体に応急処置的な対処しか出来ず、再発の可能性も極めて低いとは言い難いとなると、やっぱり根本原因はどこか別にあると考えるのが筋です。
それを考えた時、原因として思い当たるのは身体のバランスの悪さでした。

俺の場合、若い頃に酒屋でバイトをしていた際に一度腰を痛めていたり、小学生の頃と中学生の頃に同じ箇所をわりと酷く捻挫していたり、体質のせいで両足のくるぶし下の軟骨が異常発達して神経を圧迫する事があったり・・・と、事務仕事以外にも身体のバランスをおかしくする要因が多々ありました。
仕事で何年も無理をした事が一番の原因でしょうが、何年も前からおかしなバランスになっている事は自覚していて、それが良くない事だと思いながら仕事を続けていたんで、あちこちが歪みまくってるのは察してました。
まぁ、自業自得と言ってしまえばそれまでなんですが、生きてる以上はどんな状態になっても「それで終了」ではないですからね、なんらかのアクションは起こさなければいけない訳で・・・それが西洋医学であろうと、俺の様に他の方法であろうと、「治したい」という思いは誰しもが同じはずです。
だから、俺はどんな治療法も否定しません。
ただ、同じ痛みを知っているからこそ、そこに「どうしてそれを選んだの?」って気持ちが生まれる部分もあるんです。
手術やリハビリ、再発などの体験談を読んでると、それがどれだけ苦痛と苦悩を伴うかを察してしまうし、単に「ヘルニア」というだけの事ではない、それに付随する様々な心情や出来事を想像してしまいます。
下手をすれば、ヘルニア発症後の人生がボロボロになる人だっているはずです。
少なくとも、それまでの日常で当たり前に出来た事が困難になれば、その先の人生に抱く不安は大きいはずです。

手術や牽引などの治療法、その他にも存在する様々な治療法・・・そのどれが正解かは自分自身で決める事ですが、結果論として「ダメでした」では済まない選択肢も多いと思います。
例えば、牽引をして余計に酷くなったり、手術をしても改善しなかったりすれば、それは残酷な結果でしかないんです。
その処置をする前の状態には戻せないんですからね。
しかも、それで成功したからと言ってそのまま治るという保障も無く、再発しないという保障も無い。
何故なら、それは患部のみを処置しただけの事であって、ヘルニアに至った要因を排除した訳ではないからです。

ヘルニアになった人の多くは、恐らく腰などに長く負担を掛け続けた生活をしていた人のはず。
特別に自覚は無くとも、そういった原因が何かしらあった人が殆どでしょう。
だとすれば、その原因を特定して排除しない限り、根本的なヘルニア治療とは呼べないんじゃないでしょうか。
潰れた椎間板が神経を圧迫?・・・いや、それは患部のみの話であって、ヘルニアという病気の本質じゃありません。
何事も本質を見極めねば、根本的解決には辿り着けないんです。

という事で、俺の突き詰めた原因こそ、身体のバランスの悪さでした。
だから、すぐにでも逃れたい激痛に耐えつつ、やろうと思えばいつでも可能な手術を避け、今は骨盤矯正という可能性に懸けている訳です。
勿論、当初はマユツバな印象も強かったんですが、実際に薬も使わず、身体にメスも入れず、歩ける様にまでなった今、ケチをつける方が難しいですよね。
まだ断言こそ出来ませんが、俺にとってはこれが「正解」だったのかも知れません。
まだまだ油断大敵なんですが・・・。


俺は「どんな治療法も否定しない」と上記しました。
ただ、選択する側は納得出来るだけの情報を自分自身で集め、その上で判断を下すべきだと強く思います。
医者に言われたから手術が妥当なんだろうとか、薬や牽引などで痛みが緩和されたから今後も従おうとか、そういった事で本当に「治す意志」があると言えるのでしょうか。
治療は宗教じゃないんです。
信じて救われるほど甘いもんじゃないんです。

名医を信じて病気を克服したって人は大勢いるでしょうが、それは医者を信じたから治ったんじゃないですよね。
言い換えれば、その医者を全く信じていなくても、名医だから治せたんです。

俺が言いたいのは、平たく言うと「医者の言葉を鵜呑みにするな」って事。
彼らはボランティアじゃなく、しっかりと患者から金を取って仕事してるんです。
勿論、奉仕の精神もあるでしょうが、その反面は商売人でもあります。
別に医者批判ではなく、そういった一面も踏まえた上で医者の言葉を聞いているか?って事です。
恐らく、激痛や苦痛の中、藁をも縋る思いで医者の指示に従ってる人がほとんどじゃないでしょうか。
どれだけ辛いかは俺も知ってます。
そこでそうしてしまう事を愚かだとは言いません。
でも、それはやっぱり危険ですよね。


今やネット時代。
猫も杓子もPCやらケータイやらでネットをする時代。
ここを読んでる人は当然そこに含まれますよね。

ネット時代という事は、イコールで情報の時代です。
情報こそ全てではありませんが、よっぽどの事でない限りはネットであらゆる情報を引き出せる世の中。
当然、ヘルニアに関する情報もとんでもなく存在します。
良い情報も悪い情報もあるだろうし、中には大袈裟だったり嘘だったりもあるでしょう。
でも、病気に関しては大半が真剣な情報のはずです。
それらを嫌というほど引き出して、自分なりにちゃんと知識を得ようとしないなら、それは果たして本気で病気と向き合っていると言えるんでしょうかね。
何も自分で手術しろって言ってるんじゃないんです、検索ぐらい出来るだろ?って事なんです。


無駄に長くなりましたが、ヘルニアに関しての俺の言い分はかなり書けました。
というか、これを書かないともどかしくて堪んなかったんですよね、書き込みとか読んでて。
これで少しはマシになると思いますw

あ、言っときますが、これらはあくまで俺個人の意見や考えの一部ですので、批判も賞賛も望んでません。
ご自分の意見がある方は、あくまでご自分のスペースで表現して下さい。
別に一切何も書くな!って事じゃありませんがw