さて、また少し私事をば。
え~・・・現在のあんびさんなんですが、無職で病気療養中の身です。
仕事の方は、去年の3月に十何年か居たトコを辞めて・・・というか、遠回しの肩叩きみたいなもんだったんですが、いずれにしても辞めまして、その後数ヶ月ほどは休息と充電の期間・・・のつもりでした。
そもそも、その会社で働き出した当時は現場の職人としての採用でして、若かった事もあって現場現場を動き回って仕事してました。
俺の居たのは営業所だったんだけども、そこの事務員は二人のみで、かなり年配な人達だった事もあって、機械類は全く使えない状態だったんです。
というか、会社自体が退職後の人を採用してたりしたもんで、ウチの営業所はもれなく老人だった訳ですよ。
で、そんな感じだったもんで、事務仕事も完全にアナログ作業だったんだけども、本社の方から「これからは機械で書類作る様にして行く」みたいなお達しが出たらしく、ウチの営業所でも書類は少しずつワープロ作業に切り替えようって事になりました・・・が、事務員は両名共に全くの素人。
キーボード慣れすらしてない上に、基本の「き」の字も出来ない訳ですよ、当然。
そこで俺が駆り出されまして、ゼロから原稿作りをされられる事に。
しかも、会社からワープロが支給された訳じゃなかったもんで、事務員二名も俺も全て違うメーカーのワープロ。
つまり、一つの書類につき三つの同じ原稿を作らなきゃいけなくて、そりゃもう大変でした。
そんなこんなで数年が経つと、今度はPC化の波がウチの営業所にも・・・。
当然、またしてもそこで俺が駆り出されました。
エクセル書類なんで互換性がある分だけ楽ではあったものの、その直前まで俺自身もPCはいじった事すらなかったもんで、PC自体の知識、エクセルの知識を急速に身につけつつ、ほとんど説明が通じない状態の事務員二名にも教えなきゃいけない状態でした。
ちなみに、現場にもまだかなり出てました、当時。
それからまた数年して、諸事情で現場が極端に減ったんですね。
そうなれば職人達は基本的に暇なもんで、均し仕事でチンタラとやってたり、仕事なんかとっくに済ませてる現場に行って喋ってたりしてたんですよ。
ところが、俺はそうは行かず、現場がないなら事務をやれ・・・と。
俺、臨時社員扱いで金がアホほど安いのに、あっちもこっちもとヘビーにこき使われてました。
PC仕事がメインになると、一日の大半はPCの前。
それも、正規な事務員じゃないもんで、デスクもなかったんですよ、事務所が狭かった事もあったし。
そんな訳で、俺が作業をしてたのは清掃員の詰め所になっている座敷。
長テーブルに座布団という状態で黙々と作業してたんだけども、テーブルの高さは身体に合わないし、座椅子的なもんも無いし・・・で、いつの間にか挫骨神経痛になっちまったんですな。
仕事は毎回ほとんど事務だったんで、慢性化は必至。
結局、身体を壊しながらの仕事を続けて、それ以前から持病だった腰痛も悪化、挫骨神経痛も悪化。
自分自身でも違和感を覚えながら歩いてる様な状態になってた事も度々ありました。
仕事を辞め、ようやく身体に過度の負担を掛けずにいられる生活を取り戻したはずだったんですが、昨年の10月頃、挫骨神経痛がどうも酷くなってきてる様子で、明らかに歩いてる身体のバランスが普通とは違ってきてました。
「そろそろちゃんと医者に行かないとダメだな、これ・・・」と思いつつも、いつの間にか11月に。
11月に入ると、更に挫骨神経痛が悪化。
歩いて5分ほどの所にあるスーパーに行くと、行きは良くても帰りになって痛みが尋常じゃない程になってきてました。
右脚を引きずる様にして必死で帰って来る・・・みたいな。
いよいよ12月、もう家の中でも極力動かない様にしてましたね、あの頃は。
少しはマシな日もあったけど、基本的には常に痛いんです、坐骨神経が。
それが日に日に酷くなって、月半ばを過ぎた頃には睡眠も困難、トイレも困難、歩くのも困難な状態に。
文字通り、ヒーヒー言いながら苦痛に耐える日々が何日か続き、そこでようやく病院へ。
レントゲンを撮り、MRIを撮り、診断は椎間板ヘルニア・・・しかも重症。
手術しないとダメなレベルだったんだけど、時期はもう年末だったし、そこの病院の規模だと手術は出来なかったもんで、年明けにでも決めようかって感じになりました。
勿論、痛み止めの薬は処方してくれたし、注射も打ってくれたんだけど、痛みが消える訳じゃないんですよ。
唸るほどの痛みは相変わらずだったし、眠れないのも変わらず。
そんな状態で年を越し、正月。
俺は姉貴が二人居るんですが、上の姉貴が数年前にやっぱりヘルニアで酷い状態になりまして、その治療に骨盤矯正を選んでたんですね。
椎間板ヘルニアの場合、手術は必ずしも「治る」と言い切れる処置じゃなく、むしろ実質的には応急処置的な方法しか取れないんです。
潰れた椎間板を除去するのは妥当だとしても、そこに代用品を差し替えてOKでもないし、他の背骨ごと一体化させて固定させる方法だって、ある意味で乱暴な理屈ですから。
骨盤矯正はヘルニアの治療ではないんだけども、根本から改善させる事に希望がある訳です。
要するに、身体の歪みが腰の悪化に繋がったのは確実な事なんで、その歪みを治さなければ、結局は手術で痛みが取れても一時凌ぎになってしまう場合が多いって事。
実際、ヘルニアの手術後に再発した事例は多い様子なので、手術を「治療」として捉えるのは少し違うんだなって結論に至った訳です。
まぁ、当初は俺も疑ってた部分があったんですが、姉貴は実際にヘルニアを骨盤矯正で治してる訳で、目に見える根拠がそこにある以上は否定は出来ない訳ですよ。
とにかく、痛みが治まって普通に生活出来る状態にしないと話にならない訳だから、いつでもやろうと思えば可能な手術は置いといて、姉貴の忠告を聞いてみようと思ったんです。
今現在も週3日ほど骨盤矯正に通ってまして、通い出してから約半年・・・通算で言うと60回ちょっとなんですが、挫骨神経痛の痛みはほぼ皆無で、右足に出てた痛みと痺れもかなり無くなってます。
多少足を引きずりつつも、今はちゃんと歩けてますんで、それだけでも効果はあったとしか言えません。
薬の類は一切飲んでませんからね。
勿論、まだまだ完治までには時間が掛かりそうだし、自主的にリハビリもしないといけないんですが、ここまで悪化すればちゃんと治す以外にどうしようもないんで、焦らずにやってます。
今回、グルっぽでヘルニアに関するものがあったんで入ってみたんですが、やっぱりあの痛みを味わってる人は多いんだなぁと・・・。
でも、PCいじれてる人はまだマシで、そんな事も出来ないぐらい苦しんでる人達が大勢居る事を考えると・・・心から同情というか、なんというか。
あ~、え~と、そのグルっぽ絡みでこの記事を読む方も居ると思うんで念の為に言っときますが、別に手術が無意味だとかって断言してる訳じゃないんであしからず。
自分の事としてヘルニアについて調べて、情報を整理した結論が俺の場合は骨盤矯正だったってだけですから。
勿論、骨盤矯正に行けば確実に治るなんて事も言うつもりはありません。
こういう時代で情報については有り余るほどに集められるんで、本気で悩んでる方は色々と調べて、しっかりと悩んでから方向性を決めたら良いと思います。
大体、痛みは自分だけのもので、周りの人や家族でさえもそれは解らないもんです。
治療費を出してくれてるウチの親父なんかは、今でも手術がベストだと信じ切ってる様子だし、整体院の送迎をしてくれてる下の姉貴だって、俺が一番ピークの痛みの時も平気で他人事な発言とかよこしてましたからねw
痛いのも治るのも自分なんで、自分がベストだと思う選択をして、少しずつでも回復する事に意味があるって事ですな。