45 自主マス | 続・ゆきれぽ

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ラジオパーソナリティ 田島悠紀子のブログ。


先日、大学時代の恩師が富山にいらっしゃいました。

富山で講演をされるためです。


久しぶりに先生の授業を受けたい!

と思って手帳を見れば、

既に仕事が入っていました。


わーお!


でも、どうしてもお会いしたかったので、

仕事の合間に会いに行ってまいりました。


ちなみに私の恩師は

法政大学の稲増龍夫教授です。


私は稲増ゼミでした。


映像制作のゼミで、ドラマやニュースなどの映像作品を作っていました。


そして、稲増先生と言えば

法政大学自主マスコミ講座

でもおなじみです。

通称、自主マスです。


先生は自主マスの顧問をされています。

自主マスは、マスコミ業界への就職を目指す学生たちが学ぶものですが、

大学の授業とは全く関係ありません。

どんなに頑張っても単位にならないのです。

それに誰でも受けられるわけではありません。

この講座に入るための試験があります。

自主マスは、

アナウンサーコース

放送コース

広告コース

などにわかれ、

試験に受かった学生のみ入ることができます。

講座はそれぞれの分野のOBたちが講師となり指導をします。


これが結構シビアで、

アナウンサーになりたい学生が

アナウンサーコースに入れなければ、

アナウンサーになる可能性が極めて低い。

つまり、アナウンサーコースに受かることが

アナウンサーになるための最低条件と言われていました。


私は一度落ちたものの、再度チャレンジしてアナコースに入り、

そして、アナコースの最後にアナウンサーになりました。

常にギリギリでした。


でも、ギリギリでも私がアナウンサーになれたのは、

自主マスのおかげです。


これは断言できます!


その自主マスについて

稲増先生が本をお書きになりました。

と言っても二年前。(笑)


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先日、先生にお会いした時、

「君は読んでいないのかあっっ!」

といきなり叱られました。

先生、ごめんなさいっ!


遅くなりましたが、今読みましたよー。(笑)


カフェで読みながら泣きました。

この本が眩しすぎて。


周りの人からは、

「この人、感動小説でも読んでるのかな」

と思われたかもしれません。


アナウンサーになれた頃の気持ちを思い出しました。


この本を読んで、ある3つの単語が心に残りました。

あえてここにはあげませんが、

仕事をしていく上で大切にしていきたい3つです。


自主マスOB・OGの皆さん、

絶対に読んだほうがいいですよ、この本!

大切なことをたくさん思い出します。


そうそう、今回先生にお会いした時にふと聞いてみました。

「先生は、私はアナウンサーにはなれないと思ってましたよね?」と。

そしたら「うん」ですって。
 
なんとーーー!

笑顔で軽く返事をされました。(笑)


先生が「田島の原稿読みはいいな」と言ったから

私は自信をもつことができてアナウンサーを目指したというのに。

学生時代の先生の一言は大きいんですよー。もー。

ま、そのおかげでアナウンサーになれたわけなので、

感謝でいっぱいですけどね!

本当に稲増先生のおかげです。
 

あらためてありがとうございました。


先生、これからも先生の言葉に振り回されるのを

ちょっとだけ期待してます!(笑)