突然だがオレは料亭に行ったことが無い。
まぁオレに限らず一般庶民には敷居が高く、そう行く機会は無いだろう。

勝手なイメージだが、料亭といえば「一見さんお断り」「老舗」「高い」「政治家」が思い付く。高いのや一見さんお断りなのはそれなりの理由があるのだろう。老舗になればなるほど、伝統や格式を重んじるのだろうから、それなりの制限が出てくるのは理解できる。が、政治家が使うのは料理や雰囲気を楽しむのではなく、情報の漏洩を防ぐなどが目的なのだろうが、昔ならいざ知らず今は料亭以外にいくらでもある。よって時代にそぐわないと思うが、特権意識の悪しき習慣だな。別に料亭そのものが悪い訳ではない。

その料亭の中に、偽装問題で騒がれている「(船場)吉兆」がある。オレでも名前くらいは聞いたことがある。名の有る料亭なのだろう。さっき調べたら、「吉兆」は「新喜楽」「金田中」と並ぶ日本三大料亭らしい。また、5社で「吉兆グループ」を形成しているようだ。創業者が息子達にそれぞれ本吉兆、神戸吉兆、船場吉兆、京都吉兆、東京吉兆と暖簾分けの形で独立させたとのことだ。

報道されないところを見ると、船場以外の吉兆は真面目に?やってるのだろう。なんで船場だけが偽装したのだろうか?売上で他からプレッシャーをかけられたのか?それともただ単に常識が無いだけか…

敷居が高い料亭から、時代に合わせてリーズナブルな割烹や和食の店などに業態を変えたところもあると聞く。(船場)吉兆は高級料亭という金看板の上に胡座をかいたのだろう。金看板ゆえにその名前を守り続けるのは大変だろう。しかし、客は高いと分かっていても「吉兆」だから納得していたのではないか?利益を出すためかグループ内での競争かは定かではないが、偽装がバレたらどうなるかくらい想像できただろうになぁ

やってしまったことは仕方がない。他業種でも偽装が騒がれているのだから、最初の時点で素直に話し謝っていればここまで大きく扱われなかったのかもしれない。しかし、未だバイトや納入先がやったことと責任転嫁してるようだ。引くに引けなくなったのだろう。「吉兆」の金看板は守れるのだろうか?今後の動向が注目される。

それにしても、他の吉兆が気の毒やなぁ、、、