今日、久々に国会中継(証人喚問)をラジオで聴いた。耐震偽装以来かな?そういえば、あの時は地元選出議員の喚問というより"パフォーマンス"が酷いものだったなぁ…

まぁそれはさて置き、今日行われた守屋前防衛事務次官(以下守屋氏)の証人喚問を聞いていて、実に不思議なことばかりだった。

オレは接待をしたことも受けたこともないが、接待というのは、する側は見返りを求め、受ける側は何らかの便宜を図るものだと理解している。しかし、守屋氏は接待を受けたことは認めたが、便宜は図っていないという。守屋氏にとっては、格安でゴルフや旅行が出来たり贈り物を貰ったりしてメリットはあっただろうが、接待したとされる山田洋行や日本ミライズに何のメリットがあったのか?守屋氏は友人関係と言うが…

防衛庁の事務方のトップとして、してはならないことをした、罪を逃れるつもりはないと守屋氏は言うが、利害関係の有る企業から接待されて何も無いことはないだろう。便宜は図っていないは信じ難い。どうも今日の証人喚問を聴いていて、守屋氏は何かを守ろうとしているようでならない。

接待のほかにも補給艦の問題や米軍基地の移設の件で喚問を受けていたが、接待を認めただけで、マスコミで言われているようなことは認めなかった。しかし、接待の場に複数の政治家が同席していたとのことなので、再喚問を期待したい。

仮に百歩譲って便宜を図らなかったにしても、公僕という意識の欠如、何より国防を錦の御旗に、税金は我々の血税だと言うことを忘れ、自己の快楽に走った守屋氏の罪は重い。