政治家は政党人である前に一議員であるべきだと思う。

こと国政(地方でも大都市圏は同じだろう)に限って言えば、同じ考え(近い考え)を持っていても、政党というか与野党で優先順位が違うように思う。良く解釈すれば、政権を持っている与党は国益という大枠を優先し、野党、特に政権を狙う政党は国民目線と言ったところだろうか。まぁ立場が逆転すれば、それが入れ代わるだけだろう。

元々、考えの近い人が集まって出来たのが政党だが、人が増えることにより多少の考え方の違いが生じ、その中でまた考えの近い人が集まり派閥が出来る。そして主導権争いをする。まぁこれは政党に限らずほとんどの組織がそうだろうが…

政党は何処に主眼を置いた組織かを考えれば、自ずと方向性は見えて来るだろうが、権力か私利私欲か、大きな政党ほど派閥だらけで主流派・非主流派が主導権争いし、そこに国益や有権者の姿は無い。

議員(首長)は市(区)町村、都道府県、国政と上に行けば行くほど有権者の顔が見えなくなり、最初の思いや志が失われていくようでならない。実際、そんな議員を間近で何人も見てきたので、非常に残念でならない。まぁ政治家として成長したと言えばそれまでだが、、、

「政治とカネ」の問題だが叫ばれ、解決しなければならない大きな問題が山済みの今、政党、議員個人は今一度、原点に立ち返って何のために政党がありなぜ政治家で居るのか見つめなおすべきではないだろうか?