久し振りにやります。
暇潰しにでも、どうぞ

人間でも美しい女性タレントは目を惹かれる。
美しいうえに優れているものがあれば、アレよアレよという間に人気が出るもの…

競争馬の世界でも綺麗な馬体なうえに強い牝馬は牡馬以上に注目の的となる。
その『美しく強く…究極の美
』と呼ばれた馬がいた。

…その馬の名は……
《マックスビューティ》
父・ブレヴェストローマン
母・フジタカレディ
マックスビューティ…『名は体を表す
』とは彼女の為にあるのではないか
と思わせる出で立ちであった。


幼駒の頃から評判が高く、関係者がこぞって見学しに来ていたそうだ。
3歳時(現2歳)は3戦1勝とパッとしなかったが、年が明けてからは勝ちも勝ったり…怒涛の8連勝

その中でも【桜花賞】に限っては2着馬に8馬身差付けての圧勝であった。
ちょっとした小話だが、2着に入った馬の名前が《コーセイ》
マックスとコーセイで『化粧品馬券』なんて当時は言われた事もあったとか…。近年では《ディープインパクト》と《シックスセンス》で『映画馬券』なんてのもありましたね

話を戻します





しかし…血統背景を見る限り、マックスビューティには【オークス】は長いと言われていた…が…24頭立ての15番手に着けながら3コーナーを徐々に進出。ラスト直線で強烈な末脚を繰り出し嘲笑うかのように《クリロータリー》を2馬身半差離してゴール



見事二冠を達成した

秋は牡馬相手に【神戸新聞杯】を快勝

続く【ローズS】も勝ち、年明け無敗の8連勝を達成した。
前年に三冠牝馬に輝いた《メジロラモーヌ》に続いての2年連続、三冠牝馬誕生と誰もが思っていた。
残すは最後の一冠【エリザベス女王杯】
4コーナーで先頭に立ち、『勝った
』と思った瞬間だった…


弾けるように飛んで来た…伏兵《タレンティドガール》に交わされ輝かしい三冠の夢はあえなく終わった

その後は燃え尽きてしまったかのように勝てず引退…(オープンで1勝しただけ)繁殖入りした。
母になってから…重賞馬は出していないが、桜花賞・オークスともに3着に入った《マックスジョリー》や、そこそこ活躍した《チョウカイライジン》などコンスタントに活躍馬を出していた。
あいにく…写真が無いんですが、物凄く馬体が綺麗でハリウッドスターみたいでした。顔も美人さんで、ハマッ子恒例の芸能人に例えるなら…『オードリーへプバーン』ですかねぇ~。
余談ですが、この年(S62)に現在のJRAマークが登場しました。
【あたらしい気持ちの…日本中央競馬会です。】
…がキャッチコピーでしたっけね

川崎競馬場では佐々木竹見騎手が大記録6000勝達成した年でもありました
